今日はマリコレース。私は出ないけど、みんなを応援に、そしてフォイルのレースを見に行きたいと思っていたので朝早めにサウスに行って波乗り。混んでるかなーと思って行ったけどそれほどではなかった。キラキラした光の中で波は昨日よりちょっとサイズアップ、最高のコンディション、出て行くとまず、ハワイアンレジェンドアーチーが素晴らしいタイミングで波に乗ってくる。
以前ある有名なサーフカメラマンが誰(何?)を取るのが好きか?と聞かれた時こう答えていたのが記憶に残っている。
「Anyboday hawaiian Young, old, good surfer, beginner female, male, it doesn't matter, hawaiians has this special something that makes them so photogenic in the surd. Its a cultural thing」この言葉に私も心から納得、何か私たちがいくら真似しても掴めない、コアから滲み出るような海とのコネクションを感じさせるのだ。太ったおっちゃんでも、おばちゃんでも小さな子でもビギナーの子でも何かハワイアンが波に乗ってる写真って絵になる。まあそんな中でもハワイアンレジェンドのアーチーさんだから、これはもう本当に私のバカチョンカメラでも露出もピントも合ってしまうくらいパキーントした写真になるのが不思議。
彼も今フォイルに夢中で、春日本に行くまでには始めたばかりでヨッタヨタひっくり返っていたのに、帰ってきたらガードレールでリッピング、そしてアラスカから戻ってきたら、もう一番いいセットを一番奥から取るのは全てアーチーさんになっていた。
ガードレールは本当に小さいポイント、普段は波も小さいしショートライドなのでサーファーはこないけど波が大きい時は結構くる。今日も後半はサーファーが多かった、結構わかってるフォイラーは十分乗ったのでと上がったり、隣のピークに移っていたけど、二人だけヨーロピアンぽいビギナーの人がサーファー(それも結構上手な)の人たちのど真ん中で波取り合戦していて、ちょっとがっかり。サップでもサーファーが増えてきたらその場を離れたほうがいいと思うけどフォイルはなおさら、そしてビギナーだったらフォイラーの中でも遠慮しながら乗ったほうがいいとおもう。当たり前のことだけど夢中になると忘れてしまうことも多いのかも、自分も気をつけよう。
私も後半は隣のポイントに移動したが、それがまた最高で海の上で一緒になるといつも心が和むローカルの二人組と一緒になった。彼らは上手だけどガツガツせず、いつもニコニコ、アジア系のローカルなのでなんか話しやすい。昨日も一緒でアラスカ楽しそうだったじゃん、という話からそのうちの一人もハナで釣りをしてたくさん魚とったんだという話になり、たくさんとった時買わせて欲しいと言ったら、ジョーダンまじりに明日来るなら持ってきてあげようかなんて言ってたんだけど、陸に上がったらほんとにマグロの一番いいところドカンと大きな切り身で持ってきてくれた!マウイだったらいつでも美味しい魚が食べれると思ったら大間違い、スーパーでは高くて買えないし、ほとんどが冷凍や養殖。自分で釣らない限りなかなか新鮮な魚なんて食べれない、あれだけの切り身だったら100ドルくらいしちゃう!「いつも僕らの写真をあんなにとってくれてるんだから僕のできる最低限のお礼だよ」と渡された。なぜか普段クーラーボックスなんて持っていないのに今日に限ってたまたま持ってきていた私。(虫の知らせ?)トッドありがとう!
そんなわけでいい気分でノースショアに戻ってきてしばらくネットが使えるカフェで仕事(現在自宅のネットが故障中で家にいると全く電話もネットも使えずちょっと不便でメールや原稿整理などがたまっているのだ)そしてレースを見にカフルイハーバーへ。
朝風が弱かったのでちょっと心配だったが、レースが始まる頃には結構強くなっていた。
今回の見所はフォイルで誰が勝つのか、そしてどれくらい早いのか?
まあ予想はついてたけどカイが優勝、そしてタイムはなんと29分台!そして確実にこのタイムは更新されるはず、だって今日はそれほど吹いてないのだから。
そして嬉しいことに日本人もみんな大健闘。
まずはレースボード総合3位、アンリミテッドでコースケくんが入ってきた。普段あまりジェスチャーや表情を出さない彼だけど、思わずガッツポーズ!優勝候補たちがみんなフォイルクラスで出てたので『フォイルクラスさまさまです」とジョーダンのように言ってたけど、そうは言っても優勝!日本人でははじめたかな?
そして14ftクラスで洋水が3位、3位と言っても1位、2位は全体でも1、2を取ってる早さ、その次に来てる!
津村さんも大健闘、疲れたーと言いながらもニコニコフィニッシュ。
シュンくんも14ft6位、
今や世界のゆかちゃんも14ftで1位とみんなそれぞれいいレースができたはず。おっともうちょっとで忘れるところだった、
なおきくんはフォイルクラスで出て、マウイに来るまでは簡単にできる気がすると言ってすぐレースに出る気でいたけど私やともの警告通りやっぱりそんなにすぐにはできるものではなく、かなり苦労していた今回は苦労するのを覚悟で『甘く見ていた罰として出ます」と言ってたけど堂々のビリでフィニッシュ、彼のせいで表彰式がなかなか始まらなかったとからかわれていたけど、それでもちゃんと頑張ってフィニッシュしたことに拍手を送りたいあの板で浮かなかったらまりこランは果てし無く遠い。
そしてなおきくんと一緒のタイムで最後にフィニッシュしたコロラドから来た二人。スタート前のミーティングの時から、その川から上がって来たばかりのようなものすごい装備と格好で見るからに不安な二人でからかわれていたようだったけど、それでも必死にフィニッシュ。
そしてオーガナイザーもロドニーは心配しながらもライフガードは彼らをずっと見守り、時間がかかってもタイムアウトにせずフィニッシュさせてあげることこそ、ハワイのアロハ、コクア(助け合い)の精神だ、とビーチでなかなか帰ってこない選手を待ちながら言っていた。
ああ、いいレースだったなあ。
それにしても今までにもフォイルの選手が出たレースは去年もあったし今年もいくつかあったけどこれが正式に初めてのリアルコンペという感じだった。フィニッシュできるかできないかのレベルではなく、それぞれの戦略や道具を使って(水に入って見えなくなるまで自分のフォイルを見られないように布で隠している選手もいたとか)ハワイレースシリーズのオーバーオールの成績を棒に振ってまでフォイルクラスに出ちゃったコナーやジェイムズ。この熱気はかなりリアル。
フォイルクラスだけで20名くらい出ていた。それもカイ、コナー、コーディー、ジェレミーリグス、デイブ、トモ、ジェイムズとマーカス。そして若手のスペンサー兄弟、ライダー、クレモン、アレックス、サイスアフリカから来たネイサン、レディースはアニーとキャシー、来年はどうなっちゃうんだろう?
プローンパドルレースが何年かの間にサップレースになってしまったように、サップレースがフォイルレースに変わってしまう気がした。それももっと早い期間で。
さてこの長いいちにちはこれで終わったわけではなかった。レースで6位になったしゅんくん。実はこのあともっと緊張するイベントが。
せっかくのマウイトリップ、ほとんど観光もできないまま、献身的にサポートしてくれていた小春ちゃんにプロポーズ!
オーケーだったらネックレスをかけ、私たちがレイを持ってお祝いに取り囲む、ダメだったらレイを持ってそろそろと後ろに下がりそのまま帰るという作戦、まだかまだかと待ちくたびれた頃やってネックレスをかけて来れました。
そのままシュンくんは海に投げられ、ドボン、本当に良かったね、これから先も山あり谷ありの旅をずっと仲良く二人で続けてくださいね。素敵な出来事に関わらせて来れてありがとう。
あー長くそして良い一日でした。
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