2016-01-11

11月11日 引き続きビッグウエイブ

 朝起きるとまたもやノーウインド。こんなにグラッシーな日が毎日続くことはマウイではめったにない。昨日大騒ぎだったピアヒはきょうもおなじくらいのサイズがはいってきているらしい、が、サーカスは終わり、みんな別のところに巡業、あるいは一休みしているのだろう、きょうはがらっがら。
今日のピアヒ
昨日のピアヒ
いつもそうだけど、1日も昨日のような中乗ればどんなに上手な人だって疲れる。あれを日常的に楽しめるのはごくごく数名(カイレニーやアルビー、そして数名のローカルキッズ)だろう。そんなわけで今日は予想どおり、ラインナップは10数名に減り、みんなかなりいい雰囲気でドロップインもボードがぶつかるようなあり得ない状況もなくやれているみたい。カメラマンの方もぐっと減って、丘から見る観客も10分の1に減ってるはず。以前から毎年マウイに来てチャンスがあれば(でも無理せずにそれだけをミッションにすることなく)ピアヒで乗ってきている宗豊くんはいつもいっている。「とにかく完全に決まるという予報の時は混みすぎ、お互いを知らないからうまくコミュニケーションんもとりにくく、それよりは割れる変われるかギリギリくらいの時だと人は全然いないし、それでも充分自分にとってサイズはマキシマムくらいある。みんなが来る時は外し、みんなが帰った後くらいに行くとだれーもいない中乗れる」
藤村篤プロはまだまだもっといける余力を持ってるし、次回は是非空いている時に、そしてローカルが話しかけてくれるくらいの少人数の中でセッションして欲しいなと思う。昨日みたいな日はその他大勢のビジターになりかねないけど、彼の的確な判断やかっこいいライディングを持ってして通い続け、よくない時でもあるいはたまにホキパで一緒にセッションとかしてたら、トレバースヴェンカールソンやアーロンゴールドのようにマウイローカルに近い形で迎えられるようになるだろうし、レスキューなどももっとよく見ていてヘルプしようと思う。とはいえジェリーさんお弟ビクターロペスさんがジェットで一度助けてくれたそうだ。ありがたい。ビクターさんは60を優に超えているが、ビッグウエイブが大好きでパドルではジョーズは乗らないが、空いてる時はチャンスを見計らって当院を楽しんでいるし、カイレニーのセイフティースタッフとして毎回ピアヒが割れると海にでている。

 さてアウターリーフも昨日とおなじ、あるいは昨日よりいいコンディション。
パドルアウトする前は昨日より小さくなっていると思って、人より早く行って今度こそちゃんと乗ろうと急いでパドルアウトして行ったんだけど沖に向かっている時セットが来てみると、、あれ、まだ大きいじゃん。ともちゃんサイズとは言い難い、かなり緊張させられるサイズが割れていた。
 消防士のパットシップマン、昨日も消防士がたくさん載ってて、彼らがいかに波が良かったかとみんなに話したらしく、今日もたくさんの消防士が来ていて、「いいって言うから仕事終わった後そのまま直行だよ、だからこんな板しかなかった」なんてロングで出てきてる友人もいた。
 昨日の夕方ちょっとオンショアが吹いたからか昨日よりトリッキーでピークが移動するので私にはさらに難しく感じ(言い訳)相変わらず奥に行けない。インサイドの小さめのでいいから奥に入ってテイクオフしようと決めていたのに、セットの合間に奥に入ってもセットが見えると途端に傍に逃げてしまい、気がつくと安全地帯にいる。そのくりかえし。
 本橋くんもいい波にテイクオフ。
 私はちょっと疲れていることもあり、しばらくしてしょぼい波を一本取って戻って来た。tail between my legsとはこういうことを言うのだろう。その後カイレニーや昨日チャージしていたまさおもでてきて潮もよくなってさらに良いコンディションになったそうだけど、私は自分のスキルではまだまだその場所にいることさえ失礼だ、というくらい落ち込んでしょぼん。でもその場にいて悔しい思いをすることだけでも次につなげるステップだと信じることにする。
 青山さんたちはホノルアでいい波を楽しめたようで、夕方オアフへと帰って行った。また是非来てください。ゆきちゃんは一人残ってうちにステイ。なんだか奄美での二人の生活が復活した気分になれた。

今日は実は月命日、いい波に乗れないとか、自分のスキルや努力が足りないだけのことなのに落ち込んでいる自分、そんなことが最大の悩みなんて、申し訳なくて口にもできないほど、辛い状況、不安の中で生活している人たちはたくさんいる。今置かれている自分の環境に150%感謝してそして精一杯その幸運を味わい、その日、その瞬間を大切に生きよう、と改めて思う。落ち込んでる場合じゃないね。


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