レッスンが入っていると思ったら,オーバーブッキングを恐れてこの日はあけておいたことに気がついた。ここのところ運転や座る時間が多く,
腰の痛みがなかなか抜けないので今日は漕がずに水泳。弟たちは昨晩京都から遊びにきた可愛い女子高生二人にサーフレッスン,めちゃくちゃ小さい波だけど乗れないことはなく,反対にすいててばっちりのビギナーコンディションだった。風は全くなし,これで水がもう少し澄んでてクラゲがいなければ最高なんだけど、この2週間くらいで一気にクラゲが増え,泳ぐのがちょっと怖い。
今日はヤーマンがわざわざやってきてくれた。友人の中でも最も心が通じ合える一人。そして私はヤーマンワールド、彼の作品のナンバー1ファンを自負している。
彼については長期でいろんなところを一緒に旅したり,大変な状況を乗り越えたり,すごい人たちの話を一緒に聞いたり,ケンカしたり,感動したりと面白いエピソードがありすぎて一冊の本になってしまうので書けないけれど、彼のことを一言で言えば「写真を言葉代わりに使う詩人」と表現できるのではないかな。
彼は写真だけでなく素晴らしい映像,文章も書く、その他いろんなものを見る感性などもすべて一貫したヤーマンワールドがあるが,決められた限られたちいさな枠の中に大きなストーリー,たくさんの言葉をつめると言う意味では写真は映像や他のものより難しいと思うのだが,そこにヤーマンのすごさがあると思う。
秋に発売される雑誌POWDER SKIでもちょっとヤーマンについて書かせてもらうのだが,話を聞かなくても十分書けるくらいネタはあるけど,最近の話も聞きたいなと思ってちょこちょこ質問したら,2、3個質問しただけでもう原稿の字数で収まりきらないほど
素晴らしい話が彼の口からあふれるように出てきた。やっぱりあれだけの写真を撮るにはそれだけの強い思いがあるのだ。私は彼のことを良く変態と呼ぶが,いい意味で究極の変態、私達凡人にはわからない思考回路,あるいは感性の回路で動いている宇宙人ぶりは相変わらずだった。
以前からプレゼントしたい写真があると言ってくれてたのだが,その写真を持ってきてくれて,くれるのかと思ったらこれはフレームもあわせてあげたいと思うからまだあげないと言いながらも見せてくれた。フィルムで焼かないと出ない、そして実際その場にいないとわからない本当に微妙で美しい色合いの夕日が落ちた後のもやったような空気感が出ている思い出深いピークの写真だった。一瞬にしてその場に戻ったような感覚に陥り,写真に出ているような色に包まれながら山の上で至上の幸福感を味わったときのこと,神の存在をはっきりと意識し,世界がどんなに愛に満ちあふれているかを実感したときのkとを思い出し,ちょっと涙があふれてきた。その写真はまた彼のファイルに戻され,フレーミングされるのを待つのだが,あの写真を思い出すだけで自分の軸がぶれそうになった時修整ができるような気がする。そんなすごい写真を撮れるってなんて素晴らしいんだろう。私もそれくらいの文章を書こうという努力をしなくては行けないな。
お盆が始まる最初の週末ということで由比ケ浜の熱気は最高潮。あまりのギャル濃度と怖いくらい真っ黒(自分もそうだということに気がついたけど)で筋肉質で女の子をぎろぎろ見ている男性軍,やたらと大声で話す人とかもうなんだかすごいことになってて、それでなくてもこの夏一番の暑さなのに,海の家でスムージーのんで何時間も話し込んでた私達は周りからとっても浮いていた。
それでも夕日はきれいでもやーとした熱気でソフトフォーカスになりながら山の向こうに落ちていく。
そういえば途中パタゴニアストアに寄った時,昨日打ち合わせで一緒だった直美クンとそのお友達が外でイベントをしていた。彼もヤーマンと知り合い。
週末はパタゴニアストア各店でオーガニックコットンについて,そして水の大切さについてわかりやすい形でメッセージを伝えようと,シャツに好きなプリントをしてあげながら話をしてくれるスタイルで活動中。
水についてのクイズをしてくれたが,私も何となく知ってるだけで水を無駄にしないとか,物を捨てない,買わない,何度も使うなどいろいろ自分なりにシンプルに暮らすようにはしているが、細かい数値や実情はまったくわかっていなかったことに気づいた。まずは知ることが大事,そうすれば今私達がおかれている危機についてさらに実感が湧く,そうすれば自然と行動に移そうという気になる。
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