
なんでもカッコから入るヤーマンは早速まだぴっかぴかの作業着を着て歩き回っている。でも今日は実際に使えそうだ。
避難所に9時に集合でほかの方と合流、地元の漁師さんがちょっと口を濁すような感じで「うん、まあ明日来てくれればうれしい」というようなことを言っていたので私たちは張り切って大喜びできたのだが周りは「お前たち今日やるのか」とちょっと珍しがるような感心するような反応を見せる。なんでも今日は津波で流されひっくり返ったままの巨大冷凍庫の掃除をするらしい。つまり2ヶ月以上ほったらかしになってる量のえさや魚が腐って入っているのを取り出して掃除するという作業なのだ。


私もあんなにおいはかいだことがなかった。そのうえサングラスをしていても目がちかちか痛くなるほど(アンモニアなのだろうか?)そして魚の周りにある大量にこぼれたお米?と思ったらそれはうじだった。
ものすごいにおいとぬるぬるしたもう液状になってる魚たち、その上ビニールに入っているものはその袋を破って魚だけ出してビニールは別にする作業、周りで数秒ごとに聞こえてくる「ウゲー」に自分までやられそうになる。多分一輪車で山盛りの腐った魚を50回くらい海までもっていったのではないだろうか?
すべて終わったときはそのあたりの畑までにおいで一杯だったが、一緒にこの大変な仕事をした仲間の結束は固くなったし、何より、帰ってきたら避難所ではヒーロー扱い、一気に地元の方たちとの距離が近づいた気がする。ただし臭い臭い、と体は近づけてくれなかったかも。どこへ行っても「あんた、あれやったんか?」とびっくりされるし、感謝されて、やったかいがあった。

今日の作業では一人ボランティアできている方の中にウインドサーファーの人がいた。三浦などでやってる方らしく、後でわかったのだがもう何日も東北でボランティアをしているらしい。同じウインドサーファーとして(私はあまりもうやってないけど気持ちだけは今でもウインドサーファー?)とってもうれしかった。


その後オータムの近所の人たちのところを回り、新鮮な野菜や他の物資を届け、いろんな人とお話をする。本当に小さな湾を囲むようにしてある子の小さな部落、そしてその海岸線を縁取るようにして通っていた鎌倉の江ノ電みたいにノスタルジックでかわいらしい電車の線路、この電車から見える景色はどんなにのどかですばらしかったことか!童話に出てきそうなこの風景に瓦礫の山屋ひん曲がった線路のレールを見なかったら津波のことなんて忘れてしまいそうに美しい場所と優しい人たちだ。
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