(maui surfing map by Mayumi Tsuduki)
今年の夏は例年以上に波がない。去年は6月とか毎日ある程度あったらしいし、その前の年も夜明け前(夏の夜明け前は4時ごろ)に目が覚めて生みに行くのが待ちきれないくらいだったのに、今年は目が覚めてもどうしようかなあ、と思ってコンピューターに無化テいるうちに朝一を逃してしまったりすることがしばしば、波もないしガソリン代がもったいないと思ってしまうからモチベーションが低くなるのだろう。
ヨガクラスでは隣でヤマちゃんが一生懸命やっていた。プライマリーレッドをやっている私たちとは違い、自分の意思でセカンドを最後まで続けていて、私がシャバスナでリラックスしていると横からほんとに苦しそうな息遣い(どんなに大変なポーズをトライしているのか、気になってちらりと見たくなるのを押さえるのに必死だった)が聞こえ、がんばってるのが空気を通してこっちまでずんずん感じられ、なんだか感動して涙が出るほどだった。人のプラくてイスを通して涙が出るのもおかしいかもしれないが、たぶんマラソンとか、トライアスロン、そんな競技でがんばっている人を見ると涙が出てくる、あるいはきつい練習をがんばってる人を見ると感動する、そんなものだろうと思うけど、なんだか彼の練習が本当に美しいものに思えて感動したのだ。
ヤマちゃんは7月中ほとんど仕事がないらしく、仕事があるときはあまりクラスに来れないためこの機会を利用して一気にジャンプアップし、よりヨガを深く学ぼうと決意したらしい。つまり個人的なリトリート、合宿を実践しているというわけ。
彼を見ていて、最近自分が其処まで無我夢中で何かに取り組んでいないことに気がついた。
昔は何も考えていなかったし、疑問も持たずに無我夢中にウインドサーフィンだけに取り組んでいた。仕事も友人との付き合いもすべてウインドが優先、基本にあって、その妨げになるようなことはしなかったし、とにかく一日中海にいて一日の終わりにはふらふらになるまで練習していた。今はさすがに其処までやる前にふらふらになってしまうだろうが。仕事とかやらなくてはならないこと、と自分で言い訳をしながらそこまでとことん取り組んでないことに気がついたのだ。それではうまくなるはずがない、本気でうまくなりたいと思えば、そしてそれだけのことをしていれば、そんなに年をとってもどんな環境であっても上達する、そして何より、自分の心の中にもやもやしたものがなく、気分がいいはずだ。
車を運転して帰れるということはまだ余力が残っていると言うこと、本当に体のあるすべての力を振り絞って練習することを自分に課していた山ちゃんを見て、感動すると同時に自分がちょっと恥ずかしくなった。腰が痛いからとつい何事も思い切りで傷にいたけれど、だったら無我夢中になって腰をしっかり治せばいい。いろいろやりたい気持ちもあるが、どれもが中途半端になってしまっては意味がない。やるからには一生懸命、そしてあまりこんでイションが良くないときもちゃんと練習することが大事なことはよくわかっているはずなのに、気がついたら贅沢になっている自分がいた。
コンデイションや道具ではなくまずは向上心とそれに見合った努力、そこが大切、そんなことを再確認させてもらえた。わたしもしっかりしなくっちゃ。
それにしてもヤマちゃん、ものすごいポーズの連続だった。一年ちょっと前に始めたのに!ヨガほど地道な練習を続けることが結果に出るものはないと思う。
さて、6月ごろ発売されたサーファーガールズが届いた。
今回は古市陽子プロのマウイガイドの記事、そしてガールサーフムービー「Dear and Yonder」の記事を書いた。
マウイ特集では10年以上前一緒にバハを旅した友人、フーミンがマウイマップのイラストを書いてくれた。バハにいったときもバハの地図を描いてくれてそれがとってもかわいかったのを思い出してお願いしたのだが、ほんとに素敵なものに仕上がりとてもうれしい。バハにいったときは一緒に行ったフーミンももおちゃんも独身、ウインドに賭けている時期だった。3人でいろんなトラブルた笑いにあふれた1ヶ月(もっとだったかな)のおんぼろモーターホームでの旅は数多くのたびの中でも思い出に残っているひとつ。今ではもうできないからこそ、あの時勇気を出して実行してよかったなあ、としみじみ感じる。
2010-07-10
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