みなさま、お元気ですか?
日本は秋が深まり肌寒くなってきている頃ではないでしょうか?
マウイの冬の訪れは北側の海岸線にやってくる大きな波、ファーストスウエルが知らせてくれます。今年は例年よりも早くやってきました。
ラハイナの中心部の住宅地だった地域にもたくさんの家の基礎が作られ、家も建てられ始めています。その一つ一つが復興の象徴であると同時に、まだまだ他のエリアでは家を建てる許可が出なかったり(おそらく水道などの修理をしなくてはならないため)未だに住むところがなく、ホテル暮らしの人もいるようです。ここ一ヶ月の間に急にコンテナハウスやタイニーハウスが多く目につくようになり、島の外からたくさんのコンテナハウスが運び込まれ、つい最近も列になってラハイナに運搬してるところを目にしました。正直言って、もっと早くそれができなかったのかなあと思うところもありますが、まだまだ仮設住宅が必要な人も多いのだなと実感させられます。
ラハイナの火事でマウイの住民にとっていかに住宅不足が問題であるかがはっきり明るみに出たと同時に、あまりに多くの短期のバケーションレンタル、そしてそのほとんどが長期で貸す気がないこと、また家はあるけどお金持ちのセカンドハウスでほとんど住んでいないものがたくさん存在することを多くの人が知ることとなりました。簡単に解決する問題ではありませんが,水不足の問題(開発業者により、リゾートやゴルフ場などへ水をひいて、ラハイナ自体に水が届かず、土地が乾燥して植物も枯れるほどの水不足)と同様、この復興と共に元の美しいアロハに溢れたラハイナを復興させるために、住宅問題と水、そして土地を守ることに関しては住民が一致団結していかないと、という空気をはっきり感じられます。
Please Pray for Maui from Japan と皆さんにお願いしたゴーファンドミーに、ものすごい勢いで手を差し伸べてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
先日、皆さんが送ってくださった寄付金の最後に残った分をラハイナで燃えてしまった三つのお寺に三等分し、送らせていただきました。一年前にこのページを立ち上げた時,最後にもしも残ったらそうしようと決めていた通りです。
自らも被災し、全てを失っていながら、被災した檀家さん、そしてコミュニティーの支えとなるよう動かなくてはならなかった住職様たちは本当に大変な一年を過ごされました。そして今でもまだまだやることが山積みです。どのお寺もまだ建物を再建するどころの段階には至っていないのが現状です。でもそんな中でも皆さんそれぞれがマウイに住む人たちの心の支えになってくださっています。きっと最初の移民がマウイにやってきた時から、お寺はずっとそういう存在だったのだと思います。
これからも日本人、日系人をはじめ、マウイのコミュニティーを引っ張り、アロハに満ちたお付き合いの中心でいてくださいと心から願っております。
下にあるのは最終的な会計報告です。ほんとに皆さんのおかげでたくさんのことができました。心からありがとうございます。
このために開いた銀行口座は、最後に送る小切手が換金された後クローズします。そしてこのページもそれと同時に終了させていただきます。最後のレポートを読んでいただきたいのでおそらくすくなくとも後一週間くらいは開いていると思います。
ゴーファンドミーを終了しても,ラハイナのことはできるだけ情報を聞いてできることがあれば行動に移そうと私たちメンバー全員が思っております。また日本から、世界各地から何か支援したいという方がいらっしゃって情報を知りたい、どうするのがいいか聞きたいという方がいらっしゃればいつでも相談に乗ったりしかるべき人に紹介いたしますのでいつでも連絡してください。
私たちは皆さんとラハイナを繋ぐ役目を授けていただけて本当に感謝していますし、世の中ほんとに素晴らしい愛に満ちた人がたくさんいるんだなあと自分たちが暖かい気持ちにさせていただきました。寄付を届けた被災した方々も皆さんそう思ってると思います。
アロハと思いやり、ハワイと日本の強い繋がり、ありがとうございました。
メンバー一同より感謝を込めて
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