すでに今日の日記は書いたんだけど、ピアヒチャレンジのレポートとしてエピソードをいくつか。
もう一人ヒートを逃しかけたのはマウイのジョーズの申し子、アルビー・レイヤー、カリフォルニアから飛行機に乗るはずが、霧でなかなか出発せず、焦りに焦っていたが、なんとかメイク。ヒートは彼らしいヒートができずにがっかりしていたそうだが、それでもなんとかヒートアップしたのでセミファイナルでは彼らしい、みんながギョッとするようなチューブ深くを攻めてくれることを期待したい。
ビリー・ケンパーの奥のピークからのものすごいスピードからテイクオフしてハイラインに上がってチューブを狙うラインどりもすごかった。ここでの大会では絶対負けられない、という気合が感じられる、巻かれ方も半端ない、首が折れちゃうんじゃないかと思うほど。
常にピアヒの主要メンバーであるシェインドリアンは今回出場をやめた。彼は今腰を痛めているらしく、とても出たくて悩んだが波はこれからいくらでも来るけど自分の腰は一つしかないのでリスクを押してまでこの大会に出るのは良くないと苦しい決断をした、偉いなあ、大人だなあ、と自分を反省笑
そのおかげで補欠のリストに入っていたダニロ・クートが出られることになり、大いに頑張った。見た目ただのおっさん(テレビを見ていたもおちゃんやかなちゃん曰く)だけど、実は彼と彼の仲間マルシオ、ユーリのマッドドッグと呼ばれるブラジリアン3人がジョーズでパドルサーフィンを始めたパイオニアなのだ。だから出られたのも嬉しいし、彼がいい波に乗って実力を見せつけてくれたのも嬉しかった。
2年前には完全にルーキーでジョーズが割れるたびに来てはチャージしていたトレバー・カールソンとペドロ・カレドも今やビッグウエイブサーフシーンのレギュラーメンバー、ペドロが最初にジョーズに入った時、彼は17歳だった。だから多分今でも20歳くらい、でも経験値も上がり、常にかっこいいライディングを見せる。一昨年アーロングールドの乗ったパドルでテイクオフした最大の波と呼ばれる波と変わらない大きさの波にテイクオフして以来、年々パワフルになって来ている。
そして今回ルーキーとして目立った4ヒート目のブラジリアンルーカルチアンカ。バックサイドは確実に不利ななかジョーズのライトにグーフィーサーファーもみんな突っ込んでいたが、その中でも一番勢いがあり、すごいチャージで見ているものを驚かせた。
最終的に今日はたくさんのチャージの中でもイアンウルシュの45ftくらいあるのではと言われた巨大なセットの波に乗ったのがいちばんのハイライトだった。
マウイローカルの中でも兄貴的存在で、未だにショートボードのコンペでも堂々と活躍できる実力を持ちキッズのイベントなどユースプログラムにも力を入れ、多くのローカルに慕われているイアン、大会前もトレーニング熱心にしていてたから、本当に彼が活躍してくれるのは嬉しい。
明日はさらに波が大きくなるかも。とにかくみんなが怪我をせず、思い切りチャージし、最高だった!と喜び合える大会になりますように。
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