2015-10-18

10月18日 本や写真の整理

昨日引越しで腰を痛めてしまったので今日は無理をせず休養。とにかく今腰に無理をかけて動けなくなったら今まで頑張ってきたことが木の黙阿弥、それだけは避けたい。幸い昨日の夜よりは朝のほうが痛みが少ないのできっと2、3日休んでいれば良くなるだろう。こんな日に限って昨日今日と波も風もある。とほほ。

荷物は持てないのですでに運んできてあった雑誌や本を整理、資料としていろいろ撮ってあるのだが、見ていると自分では忘れていたような旅の記事があったり懐かしい。先日お亡くなりになったカメラマンの滝さんとの仕事の記事もたくさん出てきた。本当に滝さんとは一生の思い出に残る旅を幾つもしたんだなあ、と改めて感謝。
そしてその思い出が素晴らしい写真として残されていることにも感謝。

そうはいってもオリジナルは滝さんがスライドを全て処分してしまったらしいのでこの雑誌の切り抜きだけしか残っていないので大事にしよう。

ビーチでオンボロのキャンピングカーをスタックさせ、男泣きした滝さん、アラスカで急斜面を転がり落ちたり、大雪崩にあった人の真後ろでその一部始終を見ていた滝さん。二人だけでキャンピングカーを借りて一ヶ月ほどフェアバンクスや、デナリまで回りながらバルディーズまで下って行き、バルディーズに近づいていくうちに滝さんが死にそうになった経験が蘇ってくるのか口数が少なくなっていったこと。
オレゴンでサメが出るので有名な海に一日中入って水中写真を撮っていたら、みんなにクレージーと言われたけど、彼は寒い中入ってるからクレージーだと言われ、熱心さへの褒め言葉だと思っていたこと。

考えてみたら私の長いインタビューをしてもらった時、鎌倉の自分の好きな場所でたくさん写真を撮ってもらったのも滝さんだった。正直言うと滝さんの熱血的撮影スタイルは必ず時も私が撮ってもらうのが一番好きなカメラマンではなかった。向こうがエキサイトしてしまって、こっちが自然体になれなかったからだ。

でもあの熱意、妥協せず怒りながら泣きながらでも撮りたい写真をなんとか撮るまで頑張る姿勢は素晴らしかったし、その一生懸命さが大好きだった。雑誌を見ていけばいくほど滝さんとの旅や仕事がこんなに多かったのだと思い知る。

自分のやってきたことがこうやって写真に残されていて振り返ることができるのは素晴らしいカメラマンたちのおかげ、滝さんだけでなく、ヤーマン、ひがいさん、トレーシー、泰介さん、北島さん、チャーさんその他本当に数えきれないカメラマンたちが海や山や旅先でふとした瞬間を切り取ってくれてきたこと、それがどれだけありがたいことが改めて実感。大事にしないといけないなあ。ほんとにみなさんありがとう!

1日休んだだけでなんだか少し腰が良くなってきた!早く良くなりますように!


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