(いってらっしゃい、気をつけて!がんばって)
日本に帰る日が近づいているというのにやることは増える一方、だんだん焦りが出てきた。その上なんだかいつもと状況が違うわけでもないのに精神的に切羽詰まった感じがあってハッピーでない。昨日海に入らなかったからかな?どうしようどうしようと思ってるだけでは何も変わらないのに、そのスパイラルから抜け出せない朝だった。が、そんなことしてても仕事は進まない。
お昼過ぎにカナハにいるほっしー(昨日の晩はさすがに疲れきっていてすぐ寝て朝の9時までよく眠れたそうだ)を迎えに行った。ウインドの練習をしていたスモモたちにも会え、週末サップとものサポートでとうとがいなくなるからともこおばちゃんと遊びたい、とスモモと、スモモのお母さんがこっそり言ってきた。せっかく二人がマウイに3ヶ月も来るのに私は日本。一ヶ月しか一緒に過ごせないのはとても残念、もっともっと一緒にやりたいことたくさんあるのに!
ホッシーはラッキーにもモロカイレースを見るために津村さんのサポート船に乗り込ませてもらうことになっているので、明日からの食料を買い出し。その後一旦うちに戻って持って行く荷物と置いて行くものをわける。シャワーを浴びて出発。口数は少ないけど16歳にしてはとてもしっかりしていて、礼儀正しい。そして普段から色々お手伝いしているのだろう、結構何でもひとりでできる。さすが宗くんの弟子。この年でこんな経験したら本当にすごく大きな影響を与えるだろうなあ、と楽しみになってくる。そして快くボートに乗せることを許可してくれた津村さんにも本当に感謝、選手だったら煩わせられることは一つでも少ない方がいい、まだ右も左もよくわかっていない16歳の少年を乗せるのは面倒臭いと思う人も多いだろうけど、若い子がそうやって何かをやりたい、と目指すことを応援してくれるのは津村さん自身もそういう若者だったからだろう。
そんなわけで津村松山チームはモロカイに向かって出発。
ともと永松くんはすでにモロカイ入り。オアフを拠点としている荒木さんもそろそろモロカイ入りだろう。明後日の早朝モロカイからオアフに向かって過酷なパドルレースが繰り広げられる。
どんなに早い人でも遅い人でも楽な道というのはこのレースにはない。と10回連続で優勝したパドラージェイミーミッチェルが入っていた。この海峡を渡ったものは何かが変わる。ここの魔力に触れて大きく自分の中の何かがシフトする、という人もいた。大きなパワー、説明しがたい何か偉大なるものに抱かれ、自分の小ささを感じながらも自分を信じ、人間の可能性を信じ漕ぎ続けるパドラーたち、その姿は何度見ても感動する。今年はどんなドラマを見せてくれるのだろうか?
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