2015-06-28

6月27日 バハツアー後半 MItu kite surfing camp

バハではコンピューターの使用をかなり制限されているのでみんなメールチェックのみ。私はどちらにしてもコンピューターが壊れているので使えない。こっちでやるはずだった仕事はアナログ対応でノートに書いている。昔は(それこそ10数年前まで)こんな風に原稿用紙に書いてそれをファックスで送ったりしていたなんて信じられない。そういう意味ではインターネットの普及はありがたい進化だったと言える。

さて後半戦はたまたまカイトのワールドチャンピオンでもあり、太平洋のど真ん中にあるカボベルデ出身のミツのカイトキャンプの開催と重なった。
ミツは初めてカボベルデに行った時に知り合ったのだが、当時から抜群にうまかった、カイトだけ出なく、ウインドもサーフィンもワールドクラス,とはいえカボベルデで生まれ育ち、お金があるわけでもなく、道具などをいろんな人に助けられながらホテルで働きながら時間が許す限り練習していた。

その後カイトサーフのワールドツアーが始まり、初代のワールドチャンピオンとなり、今ではF1のメインライダーとして世界中を周り、ストラップレスサーフボードの第一人者として、そしてスーパーナイスな人物として知られている。カボベルデではカイトスクールを経営し、3箇所にセンターを持ち、スーパーモデルのジゼルかと間違えそうになった、スーパー綺麗出優しいイタリア女性と結婚し、とにかくアメリカンドリームならぬカボベルデアンドリームを達成した。でもその陰にはたくさんの努力の積み重ねがある
さて彼のことはゆっくりどこかで書くとして、ここにいてキャンプに参加しないのも失礼だし、と私も参加することにした。結果から言うと本当に参加してよかった。長い間やってきている私でも(いや、長いあいだ自己流でやっているからこそ、かな?)学ぶところがたくさんあり、ちょっと知多骨でいろんなことが変わっていくのを感じた・そして参加者一人一人がそれぞれのレベルで見違えるほど上達するのを目の当たりにした。やっぱりどんなことでもその道のプロに教わることは大事。いつもパドルを教えていて、そう思ってるのだが、上達のスピードが違う。お金を払ってでもうまくなりたければその方が 近道なのだ。
キャンプで学んだことやアドバイスなどは、近々ブログで別の日に彼の写真を見本にしていろいろ書こうと思っている。(カナダのカイト雑誌にキャンプの記事を書くことになってるのでそれのついでに笑)お楽しみに。

 シェフのエメリタの誕生日、みんなでお祝いした。彼女のおかげでバハではどんなにたくさん運動しても体重が増える。日本人でもみんなの口に合う料理が多い。

残念ながらカイトキャンプにしては風が弱い日もあったけれど、波が入ったり、サップも練習できたりと充実した1週間だった。

参加した人の中には大昔マウイに通ってウインドをしていたおじさん、若くして仕事で大成功し、エンタープリヌアーとして稼いでいたにもかかわらず何か探ってて、一年間会としながら旅をすることに決めた女の子、学者さん、ロデオを所有する兄弟などいろんな面白い人たちが集まっていた。
でもみんなカイトがうまくなりたいという共通の目的でつながり、とても親しくなれ、お互いに励ましあい、喜び合えて楽しかった。

私も今まで以上にカイトへのモチベーションが上がり、波がなくても練習したい気持ちでいっぱい。どんなことでもやる気のある人、上手な人と一緒にやることはモチベーションアップのための一番の方法だと思う。
(バハに来ると一日中外なので日焼けと乾燥が大変、できる限り日陰を探し、また日焼け止めも塗ってるんだけど1週間もするとチベットの娘みたいに真っ黒でしわしわになってくる)

一日乗りすぎた日があり(朝サップ2時間、その後カイト3時間、そして午後また2時間ほど乗ってしまった)その日の夜は完全に体が痛くて気分が悪くなるほど出翌朝もその疲れが抜けてなかったのをいい反省材料にして、その後はちょっとペースを落として乗っていたらセッションとセッションの間はストレッチやほぐしをしっかりして2週間バハで腰を持たせることができた。これもいい自信になり、帰ってからも少しずつ乗る時間を増やせるようになる気がする。
(若手スタッフマークとジョーイ、ここに長期で入るとすぐウインドやサーフィンが上手くなるという証明のような人たち)
技術的にも精神的にもいろいろ学ぶことが多かった今回のバハ。コンディションが最高!ではなかったけれどどんなコンディションでも学ぶことは多く、自分次第で良くも悪くもなる、それを実感することができた。

さて、コンピューターなしで2週間、帰ったらすぐ治して仕事の方も追いつかないと!






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