2015-02-01

2月1日 拭えない重苦しい気持ち

今日はニュースを見て心が重く、ズシーンと落ちた感覚を覚えた。新聞もテレビもないから(といっても新聞もテレビも正しいニュースを送ってくれるかと言うと最近はそうでもないようだが)なかなか今世界で何がおこっているのか知りようがない。暇な時にインターネットでちょっとみるだけで自分の興味のあることは調べやすいけどなかなか全体的な世界、日本の状況はつかめない生活を送っている。

ジャーナリストの後藤氏が亡くなられたというニュース、そしてそれを知りつつ少し刺激するようなコメントや行動を起こしていた政府の動き、そしてそれに答えて、安倍首相と名指しで日本もテロの攻撃をされるかもしれないとほのめたした相手からの文。
そしてまたさらにこの事件に当たってこのまま黙っていては日本はバカにされるだけだ、何か罰を与えなければ、と攻撃することを奨めているように聞こえる産經新聞の社説。安倍首相の『テロ撲滅のために多いに力を尽くす』と言う当たり前のことでありながらちょっと怖くなり宣言。なんだかこの機会に一気に日本は戦地に兵隊を送ってしまう流れを作ろうとしているンじゃないかとまで思えてくるほど。

どうしてもなんだか悲しくて、人間同士何故上手く行かないのか(でも実は個人個人同士ではなく、個人の顔が見えないところだからこそ敵意がさらに生まれているのだと思うが、知ってる人のことを殺すのはよっぽどのことがないと出来ないが、知らない人、それも自分の手を使わずにだったらそれよりずっと楽にできるのだと思う)そんなことを朝から考えていた。

Facebookには出来る限り政治的なことは書きたくないし、書かないようにしているが、どうしても黙っていることが出来ない問題(すでに動き始めている防潮堤建設、原発処理問題など)の時は出来るだけ直接知っている人の投稿だけシェアしたりすることもあるし、自分の意見を言うこともあるけれど、あまりにそういうことばかり書いていると反感を持たれたりするし、いろいろ言う人もいる。でも言わなくては行けない、自分の立場をはっきりし、自分はどういう意見なのかはっきり宣言することは大事な時もあるように思う。読んでいる人の中でいやな思いをする人がいてもいらつく人がいても自分の意見をはっきり持ち、反対せずにはいられないことはしっかり反対することは勇気であり,何も言わないほは賛成と同じことだと感じることも出てきた。

下記は今日のFacebookに投稿した文章。

Hate putting anything political on FB, and living on Maui we are in a peaceful happy bubble that often makes us forget what has been going on in the world.
A Japanese journalist has been kidnapped in middle east and we are afraid after all we might have lost him. I do have many things I like to address but most of all, I pray for him and his family, I pray that all of us in the world seriously think about trying to find peace by creating peace and sending positive energy and compassion to others, it is hard and at times feels impossible but I feels that our prime minister send out the message only to aggravates their aggression and created more hatred.
Sad and depressing and sinking feeling thinking about many things that is going in Japan lately, seems like citizens voice don't matter.
Wait, that is happening on Maui, too. GMO moratorium that we won by vote just got denied( or officially not supported) by our own court? Is that right?  
I feel that some big power is trying to shut our voice and needs , slowly but surely. I forget about these things because surf and life is so good for me, but for someone in the world , it's not. and I have to remind myself that and try to be as good as I can be.
長くあまりハッピーでない投稿ですみません。いつも波の事ばかり書いて、ノーテンキに暮らせるマウイでテレビももたずに生活していると日本のニュースは自分で調べないと届かない。
イスラムの過激部隊に誘拐され、もしかしたらここ数日のうちに殺されてしまったかもしれないというジャーナリストの後藤氏についてもなんだか良く知らずにいたし、フランスでの大きなテロ事件の事も余り知らずにいたし、安倍首相がそんななか中東に行き、その勢力と敵対する側に大金を援助すると宣言し、自分が大きな影響力がある事をアピールできるいいチャンスのタイミングだと喜んでいるような記事を読んで、なんだかずどーんと心に暗い幕が落ちたような気持ちになってしまいました。安倍首相が再度首相に決まった時、不満の声はたくさん聞こえたけど、やったー!と喜ぶ声を上げる人は聞かなかった。ほんとに彼に日本の将来をゆだねたいって思ってる人たくさんいるのだろうか? 沖縄にしろ東北の復興、原発問題、防潮堤にしろ、私が知りうるほんの小さな部分だけでもなんだか国民の声が政治の動きに全く届いてないようなそんな気持ちにさせられる。海でいっつも思い知らされる事は人間は弱く,小さなものであり、自分が何かをコントロールできるなんて言う傲慢な思いは決してもっては行けないという事、そして、敵意に敵意をもってしても決して平和は生まれない。後藤さんとそのご家族だけでなく、本当に戦争に巻き込まれた多くの人たちのために祈ります。いろんな問題に対して何も出来ないちっぽけな私だけれど、まずは自分のまわりに対して敵意に敵意をぶつけることなく、出来る限りたくさんの平和をまわりの人や環境に対して作れるように努力しよう。自分に出来るほんの小さな範囲でもいいから。そこからしか始められないのだから。(マーシャルの美しい海に沈む日本の戦闘機、こんな遠くまでこんな小さな飛行機で飛んできたのかと何ともいえない思いになった事を覚えている)


外務省からの中東訪問タイミングが悪い(のではないか?)に対して首相は
『フランスのテロ事件でイスラム国がクローズアップされている時に、ちょうど中東に行けるのだからオレはツイている』とうれしそうに語っていた。『世界が安倍を頼りにしているということじゃないか』ともいっていたそうだ。個人的に知ってる人ではないし、直背すその場にいたわけでもないけれどその言葉にはテロへの心の痛みが感じられない。
そして今回の誘拐事件でも後藤さんの命の重さを感じているようにあまり感じられない、国も大事かもしれない、そのためにひとりを犠牲にしなくてはならなかったのかもしれないとおもいたいがそうでもなさそうだ。 

後藤氏の友人でもあったテレビキャスターがニュース番組の冒頭で個人的な言葉として後藤氏のニュースを伝え、こう結んだらしい。

「われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。」

忙しくて考える暇がない,確かにそうだけど忙しくしているうちに、あれ?ット思ったらもう後戻りの出来ないところまで国がかえられているなんてことのないように大事なことはしっかり考えなくては行けないな、と思う。

一日の終わりに素晴らしい夕陽に出会い、世界はほんとに素晴らしいという気持ちにさせてもらえた、だからこそ人間の素晴らしさ、自然の素晴らしさを実感できるような平和な世界を皆で作り上げていかなくては、将来の子供達のために。

No comments:

Post a Comment