2014-02-01

2月1日 再びコナウインド

またコナウインドが強く吹いてきた。冬は風がくるくる回る事が多い。
波はめちゃくちゃ大きいわけではないが常にある程度はある。

私は乗りたい気持ちを抑えて今年のスケジュールの準備をしたり、海にいって歩いたり。寝ていなくてはならないほど痛くはないけどカイトやスタンドアップをするのは無理という腰の状態がずっと続いている。ついやってしまい対という誘惑に負けそうになるけどやっては痛めると繰り返しでもう一年近くたってしまったのでなんとか完全に直したいところ。

さてそんな悶々とした気持ちの時にジェリーさんの記事が目についた。
ジェリーさんのインタビューはどれもいつも心に響く言葉が多いけれどこの記事を読んでいた時も、ちょうど今必要な言葉が目に飛び込んできた思いだった。


I surf as much as I can, but not as much as I used to. The longer you surf, the more you begin to appreciate that pretty much any wave will do. It’s not so much the actual ride as it just being there – just being able to get out there and go through the whole experience. If the waves aren’t that good, it’s still good fun. I still enjoy it as much as I ever did.
「僕は可能な限りサーフィンをしているけど、昔ほどやってるわけではない。でも長い間サーフィンをしてくればくるほど、どんな波でもそうかわりはなく、良いんだって言う事がわかってくる。というのは実際に波に乗るという行為ではなく、波に乗ろうとその場所にいる事、パドルアウトしていく事や波に乗るまでのプロセスやそれに関連するすべての事が波乗りだからだ.波自体がそんなに良くなくても、楽しい事には変わりないし、昔と同じくらい楽しんでいるよ。」

そういえばクリスマロイも以前同じような事を言っていた。『昔はノースショアのパイプやワイメアなど一番いいとされる、そして一番大きな波の場所にいたかったけれど、これだけ長い間サーフィンをしているうちに、何となくわかってきた事がある。それは波の善し悪しが自分のハッピーの度合いに関係するわけではないという事。今は混雑やエゴのない波であればどこでどんな波に乗っても楽しめる。パイプラインでも家からすぐのところにある冷たい海の波でも.反対にうちの前の波は実はすごくいい涙しだれもいないので今はそっちの方が乗りたいよ」


今ではジェリーの著作のタイトルになった有名な言葉Surf is where you find it
(いい波は自分次第でどこにでもある)だが、一番最初にその言葉を目にしたのは オレゴンで私へのメッセージに書いてくれたものだった。その当時私はいろんなところのいろんな波に乗ってみたくてジェリーさんにいろんな場所の事を聞いていた。
でもそのメッセージを見て、場所や波のクオリティーより、自分の心の持ちよう、波乗りに対する姿勢こそが大事なんだ、って言う事をさりげなくさとされた気持ちになったのを覚えている。そしてサーフィンだけでなく人生のすべてに同じ事が言える事も良く理解できた。自分次第でどんな状況でもハッピーにも不幸せにもなれるのだ。

そうはいっても私は波に彼らほど長い間乗ってるわけでもうまいわけでもなく、まだまだたくさん波に乗り込んでそういう事を理解するまでにはほど遠い、だからやっぱり波に乗りたいし、いい波にも乗ってみたいと、悟りにはほど遠いところにいるしかないのだ。年月ばかりかかって気がついたらもうこんな年になっていたが、気持ちはまだひよっこ、ビギナーで波に対して初心者気分が完全に抜けてない。

話は変わるが今ジェリーさんの記事も執筆中.新しいスタンドアップパドルの雑誌に載る予定なのでお楽しみに。

No comments:

Post a Comment