朝風がない事はわかっていた。その上波の音がする。ピアワンが割れているはずだ。
あーあ,結局この冬は腰がならず全然チャージできないまま終わってしまった。今日が多分私が乗れるのは最後。火曜日に日本に帰るのだが,明日は風が強そうだし,明後日からはピアワンなど大きすぎて私には無理だろう。
(ひろなり君とニューボードの記念撮影、前の板は撮影する前に折れてしまったけどこれは折れませんように)
乗りたくて乗りたくてどうにもたまらず、暗いうちからいろいろチェックしていたけど,やっぱり腰が痛い時に無理してはいけない。昨日だってちゃんと海が『甘く見てはいけない』と戒めてくれたではないか?と思っていたけれど朝用事をする前に2時間ほど時間があったので我慢できずにちょっとだけ海に出た。タカさんとひろなり君があーあ,と苦笑いしていたけれど,カメラで写真撮るだけで帰るからと言ってパドルアウトした。
この間とはまた違う感じのうねり。
(乗っているのがたかさん,パドルアウトしているのがひろなり君)
チャンネルについたとたん沖からタカさんがテイクオフ,余裕のクルーズ。さあ写真撮るぞーと思ったらなんと電池切れ。結局乗れってことか?と自分に都合のいい方にとるが,とにかく安全第一で巻かれないように自分が安心できる波だけ乗った。
今日いたのは他に3人のサーファーだけ。大海原にピースフルな空気,波に乗らずともこの波のエネルギーと大きな青い空間にいるだけで私は幸せになれる。
腰が痛くなる前に上がろうと2本だけ乗ってすぐ上がり、早速空港行ったり,いろんな人に連絡したり。
私が感じているだけなのかもしれない。でもマウイの空気がちょっとだけ変わったかんじ。のんびりモードからちょっとピシッと緊張感が漂い始めた。というのはまた大きな波が来そうなのだ。天気の予報はここのところコロコロ変わるが,雨で強いコナウインド(オフショア)からオンショアになる予報でその風が変わるほんの少しの時間に風がなくなるかもしれない,そしてその時が狙い目だとされていたが,もしかしたらもうちょっと風が全体に弱くなり,乗れる時間が長くなるかもしれない。
そしてかなりウエスト(つまりボールが巻く)でサイズ的にはウエストだからマウイはオアフほど大きくはならないとはいえ,前回パドルでやった日(1月17日19日、26にち?などの2週間)よりは大きくなるのではないかという気がする。
確実にいいとは言い切れないところがまた緊張感を呼ぶ。だって,完璧なコンディションでも怖い波なのに,コナウインドでオフショアがきつかったり,雨だったり,オンショアに変わってしまったりなんて絶対怖い。
自分が乗るわけでもないのに,乗る人の気持ちを考えるとドキドキしてくる。でもやっぱり今日は空気が違う。カイレニーが太いリーシュを手に入れたとFacebookで上げてたり、皆ボードやギアの点検をしたりしている。ダカインのマネージャーも今まですぐ連絡がついたのに,今日はきっといろんな人からいろんなことを言われているのだろう,電話もメールも繫がらない。
(今日の午後のレインズ、マットメオラ、この他にもいろんな回転技を着地していた)
昨日までの予報だと今日は風が朝弱く,だんだんコナウインドの風が強くなり、明日は一日コナウインド,そして明後日は風が変わってオンショアになる予報だった。そして波は大きいものがオアフを明日ヒットし,マウイには夕方くらいにくる予定。
神様安全に,みんなが素晴らしい波に乗れますように。また感動をたくさんもらえますように。