2013-12-15

12月15日 One hour of BLISS

昨日一日腰に負担をかけず、ストレッチに励んだおかげで何となく今朝は海にはいれそうな感覚があった。波はカナハで充分なサイズ。とにかく無理をしないように、大きめのボードででる事にした。やはり体を前傾にしてフルパワーで漕ぐ問いたいのでゆっくりゆっくり漕ぐ。足下を流れず水がとてつもなく心地よい、背後にあるハレアカラの向こう側から朝日が顔を出すとその光が背中を暖める。
まあまあの人数がいたけれど波数が十分あるのとクローズアウトセットがたまにくるのでかなり散り散りになっていたからあまり混んでいるのを感じさせない。こういう日はメインピークでセットを待っていると結構クローズアウトで長く乗れなかったり、人が多いのでちょっと横にそれたあたりにいた方が長く乗れる.回りにはあまり人がいなかったし、セットになるとほとんど誰も乗らなかったのでいつもよりずっと早いオペースで何本もいい波に乗る事が出来た。アーーー気持ちいい!長い板だからあまりまわし込めないし、まず何よりパワー不足で思い切り蹴り込むと腰にきそうなので緩ーくクルーズする感じだが、しばらくぶりの波に体の隅々まで浄化された気分だった。
4、5本いい波に乗った後少しずつ腰に重い感じがでてきて、波にテイクオフするときに思い切り漕げなくなってきた。後一本と思ってもう一度アウトにでようとしたときに腰にズキンときたので、これはもう止めとけというサインだと自分に言い聞かせてビーチに戻ってきた。その後も2時間以上風邪は弱く、人も少なく、見ていると拷問のようだったけど、まあ1時間でも楽しませてもらえた事に感謝して、そしてまたゆっくりストレッチとリハビリを繰り返して明日も少しだけ乗れる状態まで持っていく事を優先しなくては。

昨日は小さめの(といっても巨大だが)ジョーズセッションでカイが足を怪我してドンがヘリコプターでレスキューしたようだがその様子がアップされていた。
ドンがハワイ一のパイロットだという事は以前もブログで書いた事があるがほんとに、ヘリのパイロットならこれがどんなにすごいムーブかわかるだろう。彼は簡単にやっちゃってるけど。

そしてホバリングしているヘリにジェットスキーから乗り移る(怪我をしているにも関わらず)カイもすごい.007のスタントみたいだ。
スタントと言えばこのポルチェラブラザースのシークエンスもすごい。兄のフランチェスコはプロウインドサーファー、ニコロはプロカイトサーファー
として知られているがフランシスコはここ数年ビッグウエイブチャージャーとしても活躍、ジョーズのパドルインクルーの一人でもあり、かなりイケイケの突っ込みを見せる。

ニコロはカイトサーフィンでは子供の頃から注目を浴びていたし、最近はウイングスーツなどもやってるようだ。

昨日は二人で同じ波にテイクオフ、ニコロは吹っ飛ばされてワイプアウトしているが望遠レンズでとったのはマイクニール、そして同じ瞬間をフランシスコはゴープロでもとっていて面白い。
ちなみにフランシスコの映像が最高、ものすごい臨場感。昨日はかなり小さめだったとはいえ、こういうリアルなジョーズのムービーは初めてなのではないだろうか?特にカイレニーとぶつかりそうになってるところや、自分が波を乗り越えていく時その波のはるか下の方にボトムターンしてるサーファーがいたり、弟が横でワイプアウトしてたり、彼の表情にも注目!
昨日は他にもかなり若手がでていたみたいで、一番のライディングを見せたのはコナ・オリビエというブラジリアンのマウイ在住キッドだと聞いた。他にもいつもでてくるティーンエイジャーのタイラーなどもチャージしていたしスタンドアップパドラーはカイ以外にチャックやジェイミーミッチェルがでていたようだ。小さいとはいえかなりのサイズだし、あれだけオフ気味の風が吹いていたらほんとに難しいはず。どんなジョーズでもジョーズはジョーズやっぱりでるだけでもすごいと思う。

そしてパイプラインマスターズが終わったオアフはコナウインドで雨、そんななか我らがダスティンバーカをリーダーに、モンサントへのプロテストのマーチがハレイワで行われた。
モンサントはマウイでも大問題になっている。知らなかったけどハレイワの町の回りのほとんどの土地がモンサントの実験農場.そこでありとあらゆる農薬が毎日まかれていて土地を汚し、又それが雨で流され海に流れていく。ハレイワからモンサントを追い出すため、その土地を貸しているカメハメハスクールに対するデモンストレーションだ。
 去年一人でパイプ来マスターズの大会中にモンサント反対のバナーを持ってデモンストレーションをした彼、それがきっかけでハワイ中でマーチが始まった。その彼の貢献は今年のサーファーズポールで表彰された。
(photo by monica parker)
雨にもかかわらず大勢の子供や家族連れ、サーフボードにメッセージを書いてもって歩いている人などたくさん集まった。ケリースレーターも、マクアロスマンもそして予定ではシェインドリアンやセバスチャンジーツジョンジョンフローレンスやマークヒーリーも参加予定。おそらくジャックジョンソンやマークカニングハムも参加しているだろうな。
(photo by monica parker)
海から誰よりも恩恵を受け自然の素晴らしさ、大切さを誰よりも知っているはずのサーファーだからこそ、率先して動くべきだし、トッププロの彼らが行動してくれる事でキッズへの素晴らしい影響になると思う。心から感謝、そしてマウイの時は私も私の回りの皆も頑張って動こうと思っている。

No comments:

Post a Comment