が、この間ちょっとブログにもスタンドアップパドラーがとるべき行動やマナーについて書いたところだったので、河野サンと一緒に最近のそのポイントがどんな感じが見に行ってみようということになったのだ。
暗くて人影も見えないくらいのなか,漕ぐのはちょっとスプーキーでもあり,また静寂で美しくもある。私は途中のポイントで一本波に乗ってから目的地へ。波はとりあえずある,それもかなりサイズがある感じ。そして満月,誰もいない。その美しさにただただこの場所にいられたことだけでも幸せを感じた。
2,3本ずついい波に乗ってる間に少しずつサーファーもパドルアウト。とにかくサーファー優先で邪魔をしないよう,そして余ったものだけ頂ければ頂く,とにかく邪魔にならない,目障りにならない位置にいることを心がけながら皆の写真を撮った。たまに撮るのに夢中でシフトした波で自分も巻かれて板を足にぶつけたりもしたが、楽しかった。何より前回のようにスタンドアップパドラが大勢押し掛けて(河野さんが引き上げるときには21人いたらしい)他の人たちに迷惑をかけると言う問題はなくなり,数人の人が気を使いながら乗っている程度だった。いっしょにいた友人はみんなが乗らないあまり波もなくなってきたし,何よりこういうぴしっとしたところではラインを邪魔したり,テイクオフにシッッパリするだけでも失礼なので失敗する前に早めに退散、これは正しい判断だったと思う。そして私もそのあとに続いて場所移動。
波のクオリティーはちょっと落ちるけど一人しかいないスポットに行った。結局体がぼろぼろになるほど疲れ,もうかえろうと言うまで終始3−4人しかいなかった。こんなラッキーなことは滅多にない。それに潮が引いてきたらどんどん波は良くなっていく。
一本これぞ正しいここの波の乗り方,と言うようなものを河野さんに見せてもらった
その一本前の波で私は抜けきれずにまっすぐに板を戻したのだが,彼はフェイスの上の方をスピーディーに抜けながらちょっとストールさせていた。私の場所から見た感じではチューブに入りそうな感じで,光も最高で,忘れられない絵が頭に残った。あれが今日のベストだったな。自分のライディングはいいとこなし,楽しかったけどこれだと思えるのは一つもなかった。まあずっと腰がいたくてあまり乗ってなかったのでこんなに長時間海にでていられただけでもいいとしよう。少しずつスモールステップでもすすんでいれば目標に辿り着けるはずだ。
この文章久しぶりに思い出した,(友人がFacebookでアップしていたのだが)このジェリー・ロペスの本『Surf is where you find it』を訳していたときは毎日毎日彼の文章を向き合い,ほとんど暗記するほどだった。素晴らしい言葉や教えがたくさんあって毎日訳しながら教えを受けている気分だった。特ににこの序文は私も素晴らしいと思う。ちなみにパタゴニア各店で販売中。
「インサイドにはまって巻かれることはサーフィンにおいて日常
海で学ぶことは、陸に上がってからどんなことにも十分当てはめ
誰でも内なる自分というものがあり、そこにそれぞれの本当に幸
すべてが上手く響き合う喜びに溢れる世界は、エゴや凝り固まっ
私たちはノスタルジックな気持ちで過去に思いを馳せることで、
サーフィンを通して何かを悟ること、サーフリアライゼーション
生きるということは本当にすばらしい。
サーフィンをするたび、私たちは人生がどんなに素晴らしいもの
本当に人生は素晴らしい。今日再確認させてもらえた。
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