朝9時半にホテルからすぐ近くのギャラリーで三浦さんのインタビュー。私が尊敬する人はたくさんいるが、その中でも植村直己,ジェリーロペス、三浦雄一郎、リチャードブランソン,新谷暁生,星野道夫(敬称略)が別格。その中でお会いしたことが無かったは三浦さん一人、だから今回はとってもとっても嬉しい。
ライターとして原稿を書くための取材ではなく映像のためのインタビュアーとしての仕事は初めてだったので、色々慣れてないこともあって、スタッフの方はやりにくかったかもしれない。聞きたいことは山ほどあるし、一つ一つの話がとっても興味深いものばかりで、休憩しているときや、カメラが回っていないときまでずっと話し続けてしまい、インタビューも落ち着いてできているかどうか、あやしいが、昨夜の映画を見た興奮覚めやらない状態でいろんな話を聞けて、ワークショップのようだった。そこここに素晴らしい言葉、メモしておきたかったり、これからも励みになるような言葉が出てくるし。何より三浦さんのお人柄、謙虚で情熱的で、オープンマインドで夢と希望が体の中からはじけ出てくるような少年ぽさはほかの尊敬しているマスターたちと全く同じ。今まで以上にマスターとはこういう人たちのことなんだ、納得させられた。
10月に80歳になられる三浦さんは来年の5月をターゲットに3回目のエベレスト登頂に挑む。不整脈を持ち、手術までした体で、普通で考えたらとてもそんなこと考えられないだろうが、あの三浦さんの生きる姿勢に触れた後では、彼なら絶対できる、と信じている。
ああいう人こそ、日本国宝になるべく価値のある人だと思う。
さて、仕事が終わった後はニセコへ。ただ飛行場においてきたサーフボードをとりにいったり、レンタカーの手配で四苦八苦したり、寝不足で疲れていて途中デカ民をとったり、何度も迷子になって迂回を繰り返したりしていたせいでニセコに着いたのは夜もすっかり更けてから。シーサーと桑さんのお宅では宴会の盛り上がりが最高潮に達していた。
こちらでも又平塚の戸倉さんが波乗りで北海道入りしていて、彼の面白い話をニセコウエイブライダーズ(海でもやまでも波に乗ってる最高の仲間たち)が聞いていた。戸倉さんも60代、でも体は30代、全く贅肉なしで軽々としている、そして精神もそう。60代の有名ウエットスーツブランドの会長さんであるにもかかわらず、完全なる現場主義で、いつも波がいいところにいる。何よりほんとに話が面白い。宴会でもすぐ寝ちゃうことで有名な私も、彼がいるときは話聞きたさに眠気が吹き飛んでしまう。
(戸倉さん(右)の話を聞くトモキとオーム君)
あの時代の先輩たちのパイオニアスピリッツ、本当に素晴らしい。今ではああいう人ってほんとにいないような気がする。私も周りから見たらいい歳なのかもしれないが、彼らのような大先輩たちを見習い、60代になっても80代になってもあんな風に生き生きと遊べるよう体をしっかり大事にトレーニングもして、常に現場にいられるような体力と気力をキープしたいと大いにインスパイアーされた。パワフルな人に触れるとほんとにパワーを頂ける、戸倉さん、三浦さんだけでなく、その周りにいた多くの人たちから、そしてニセコのみどりや大きな自然にもとってもいいバイブレーションをたくさんもらって自分がチャージされているのを感じる。
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