2012-02-06

2月5日 Super Bowl Sunday

スーパーボールサンデーの今日は私にとってはビッグチャンスの日。毎年、サンクスギビング、クリスマスの朝、そして今日スーパーボールサンデーは海がすいてる日なのだ。それに冬なので波が大きい確率も高く、ラッキーだと。混雑なくいい波に乗れる。スーパーボールはアメリカ中がテレビにかじりついてアメリカンフットボールの試合を見る日なので面白いくらいに街中やうみからひとg
というわけで、今日は午後から風が落ちていいコンディションになりますようにと祈っていたのだが、午前中から吹き始めたコナウインドが午後3時前に突然オンショアになり、波が悪くなって終わり。
とはいけってっも午前中もそう混んではいなかったし楽しめたのでいいとしよう。
スーパーボールサンデーというと必ず思い出すのが今から24年前のスーパーボールの日、当事はビッグウエイブイコールワイメアという感じでまたトウインもジョーズもなかった。当時最もビッグウエイブに情熱をかけて取り組んでいたサーファーの中でも最も評価され、リスペクトを受けていたのがライフガードのデレクドーナーだった。当事ビッグウエイブを攻めていたなかで有名だったのはケンブラッドショー、なくなったマーク・フーなどだが、デレクはそのなかでも名声やお金に関係なく純粋な気持ちで取り組んでいるとされていたし、実際そうだったと思う。このスーパーボールサンデーの日、天気は雨、まだ暗いうちからデレクはやってきて、人がいないワイメア、どれくらいの大きさか良くわからない暗がりのなかパドルアウトして行き、一人きりでこのモンスターウエイブに乗ったのだ。
ありがたいことにこれまた物好きなカメラマンが水中でこの歴史的瞬間を撮っていたおかげで、デレクのこの快挙、とそれにまつわるソウルフルなエピソードが記事にもなった。
彼は私にとっても大きな影響を与えてくれた師でもあるが、この当時の彼の話は信じがたいような話がたくさんある。そしてそれは彼ほどまでに海に自分をささげ、トレーニングを続けてビッグウエイブに挑んだものだけが経験したり見たりできるものなんだろうな、と当事から感じていた。彼は仙人のようで、海の話をさせても人生論を語っているようにしか聞こえてこない。

何はともあれ、今年のスーパーボールサンデーは午後からオンショアにかわって、スコアした、とはいえなかったが、その分友人の家で少しだけテレビで観戦しながらおいしいものをたくさんご馳走になって帰ってきた。
そしてこれからも続々とビッグウエイブは来そうな気配。火の玉がぐるぐるも炎を散らしながらハワイ諸島に近づいている。

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