
夕方チャリティーイベントのために寄付にお願いの電話をちょこっとかけてあったマークから電話が来た。マークアングロはウインドサーファーなら誰もが知るレジェンドであり、実は今でも現役で誰よりもえぐいライディングを見せている。10年ほどアルコール依存症にリハビリを出たり入ったりしていたし、最後には本当に親しい友人からまで見放されかけて、あのままだったら確実に自分は死んでいたという彼。でもつらい経験や悲しい思いをしてきた人だけ二人のつらい気持ちを理解することができるとっても心優しい人なのだ。

そういう人なのだ。自分の損得を省みない、人のために何でもしようとするマークこそ、私が20年以上も知っている大好きなマークなのだ。きっと自分のできることいじょうのことをやってくれちゃうだろう、そうわかっていた。だから頼みにくかったんだよなーと電話で話しながら苦笑いしてしまった。
人のためにぽんとカスタムシェイプのスタンドアップを寄付してしまうような人はなかなかお金持ちに離れないかもしれない、でも少なくともたくさんの人がそういう行為をするマークに感謝し、尊敬し、何か彼が困ったときには、あの時彼は手を差し伸べてくれたじゃないか、と思い出して手を差し伸べるんじゃないかと思う。結局人間の人生において、何が得で損なのか、なんて死ぬまでわからないものだ。
No comments:
Post a Comment