2010-12-23

12月22日 Story of a whale

オアフの友人ジニーからとっても心温まるメールが届いた。何年か前、北カリフォルニアでの出来事だが雌の鯨がカニ漁の網とわなに引っかかりぐるぐる巻きにこんがらがって逃げられなくなっていたのが見つかった。それを見つけた漁師はすぐに鯨保護協会に連絡し、鯨の救助がすぐに始まった。40-50ft、50トンほどと見られる巨大な鯨を助けるのはダイバーたちの命にもリスクがかかる、何しろ一発尻尾ではたかれたら終わりだし、いつ引っ張られておぼれるかもわからない。それでもダイバーたちは潜って100ポンドのワナが12個そしてさらに錘がいくつもついている網に絡まって呼吸のアナを海面に出すために浮いていることさえ困難な状態だった鯨を助けようとした。

錘や網が体に食い込んでいる鯨は水中で彼らが一つ一つ網を切っている最中、数時間もじっと動かずにいたという、そしてあるダイバーの話だと彼が網を切っている間ずっと鯨の目が彼の行動を追っていたらしい。
とうとう鯨が網から解かれて自由になったとき、その鯨は自由にぐるぐると輪を描いて泳ぎ、助けてくれた一人一人のダイバーの下に戻ってきて
彼女の救助に対する感謝を込めるようにそっとやさしく押していったという。

私自身一回だけイルカと心を通じ合えたと確信する体験があるが、言葉を必要としないコミュニケーションが出来たときのその喜びは一生忘れないし、そのときの経験はどんな波に乗ったと
寄与r、どんなすばらしい山を滑ったときよりも印象に残っている。
地球は人間中心に動いているわけではない、人の都合で動かそうとしていることが多いけれど、行動を起こすことが出来る私たちこそ、皆が共存する世界を守っていく責任を持たなくてはならない。私たちの周りにある自然や野生動物たちがどれだけ私たちの心を豊かにしてくれているか、それはたぶん空気と一緒であるときにはそれほどありがたみは感じないけどなくなったときに大変なことに気づくのだ。

One earth, one love.

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