夕べはものすごい雨と雷だった。島中そうだったらしく、朝一番にカナハに行ってみるとカイトビーチの川から(普段は水が流れていないけれど街中の下水がそのまま流れてくる上に生き物の死骸なども流れてくることがある)ものすごいどぶ色の水が海に流れ出ていてその汚水の帯はくっきりと沖の波があるところまでつながっていた。波のサイズはばっちりだったけれど、この状態は鮫が多く出るパターンでもあり、またこの汚い水の中カイトをしてFlesh eating bacteriaと呼ばれるとても過激なバクテリア(数時間で体内を食いちぎっていくように侵していくバクテリアで一晩で死んでしまうケースもある)にやられて死ぬところだった友人も知っているので、こういう日は自然が、やめとけといってるのだ、と言い聞かせて場所を移動。
カフルイハーバーはちょっとコナウインドが入ってはいたがなかなか良さそうだった。が混んでいたし、カナハ以上に雨の後は水が汚く鮫も多いので次に移動。サンドパイルは波もサイズがあり、良さそうだった。ただコナウインドが結構強くスタンドアップにはかなりしんどそう、結局1時間ほど見ていたけど風がさらに強くなりそうだったのであきらめて帰ってきた。帰り道フキパはそれほど風の影響がなく、きれいに割れていた。が、もちろん私には無理なビッグサイズ。昨日より小さいとはいえセットはトリプル以上あるだろう。二人スタンドアップパドラーも入っていたが一人はめちゃくちゃうまく、うまいだけでなく、フキパノ波の癖を熟知しているようで、落着いていたし、ぎりぎりのところにいるにもかかわらずひどい巻かれ方をすることなくアウトに出たりしていた。波乗りもまるでショートボードで普通のサイズの波に乗るかのように当て込んだり。あれは誰だったんだろう、ナッシュのボードではなかったのでカラマではないし、レアードはカウアイにいるはずだし、とても気になる。
今日は一日遅れのターキーディナー。今来ているアラスカの友人カップルは料理好きなのでこれから毎日皆でいろんな料理を楽しめそうだ。
ところで後で聞いたことだがやっぱりシャークアタックがあったそうだ。それもカフルイハーバーの裏側のレッジズで。レッジズは普段はぐちゃぐちゃの波でとても難しい波なのだが、たまたまそこにローカルの若手プロが3人入っていて、鮫に襲われたボディーボーダーを救助したらしい。足にフィンがついていたから助かったものの、裸足だったら確実に足が食われてもって行かれていただろうとのこと。その16歳の少年も無事だとのことでよかったけれど、カナハでも釣りしていた人が子供のハンマーヘッドシャークを吊り上げていて、困っていたので、アンドリューが針をはずして逃がしてあげたらしい。やはり雨の後は気をつけたほうがいい、ということだ。
Ride for tomorrow.
波はこれからも来るから。
2010-12-28
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