今日はプロウインドサーファーであり、サーフィンもうまいマウイのローカルガール、タテイアナ・ハワードがオーガナイズするイベント、Butterfly Effectが開催された。今年でもう4年目のこのイベントは、やってるスポーツ関係なく海が好きな女の子が集まるイベント。ウインドサーフィン、カイト、スタンドアップ、あるいはカヤックと何でも自分はやりたい道具でダウンウインドして、その後はビーチや夜のパーテイーなどで親睦を深めるのだが、今年はなんと波が大きくなってしまった。フキパからスタートの予定だがマスト近いサイズがあり、その上オンショア気味。このイベントではじめてフキパから出るという女の子もたくさんいるし、カイトは特に普段はフキパから出られないのではじめての人がほとんど。それに今日のコンデイションだったらスタンドアップだってウインドだってかなりトッププロでないと緊張するコンデイション。
先週カイトクリニックで知り合った女の子たちもみんな参加していたけど、ビーチで波を前にちょっと不安そう、そして不安になるのが当たり前の海の様子だった。
私は何年もここででているし、どういうコンデイションがどういう形でハードなのか、フキパやレインズに限っていればある程度、少なくともどのカイトガールズよりも知っている自信がある。
レインズで乗っていても女の子なんてほとんど乗ってるのみたことないし、なのに「私は絶対大丈夫」といわれても、首を傾げてしまう。私でさえ、気をつけなくてはならないコンデイションなのに、出たことないのにそんな風に言い切れること自体海を甘く見ている気がするのだ。オーガナイザーのタテイアナもみんなに今日のコンデイションはこのようなのでスプレックスからスタートしますと宣言し、プロのウインドサーファーの女の子達でさえそれに従ったというのに、そしてもし万が一事故が起こったら、自分のことだけでなくイベントに傷がつく、一生懸命やってるタテイアナに迷惑がかかることも考えて欲しかったけれど、2人のウインドサーファーの女の子(これは普段乗っているのだろうから自分の判断ででれると思うならでてもいいと思った、でも二人ともレインズまで流され、一人は結局レスキューされていた、オンショアだということをよく把握していなかったのかもしれない。カイトででたのは4人だったが、皆何とか無事にアウトに出ることができ、私もホット一息。ほかにも出たかった女の子はたくさんいたと思うけれど、私はその子達に、出ないという決断をしたことを大いにリスペクトすると言った。今日はどう考えても、誰が見てもはじめてフキパをトライする日ではなかった。万が一アウトサイドボールドウインあたりでたまに来るセットにまかれてカイトを落としてしまったりしたら何キロも波の中を泳いで岸まで戻らなくてはならないし、どんなことでもスモールステップを踏みながらステップアップすることが大事だと思う。一回でて大丈夫だったから次も大丈夫とは限らないし、どんなに上手でも失敗することはある、でもできる限り大きな事故につながらないようにするには安全に少しずつプッシュすることが鍵だと思う。
とはいえみんな無事にカナハまでたどり着き(多分)すべて成功に終わったようなので本当に良かったし、あれだけのウオーターガール達を一箇所に集めることが出来るこのイベントはほんとにパワフルですばらしいと思う。海に向かってみんなでハワイチャントを聞きながら祈ったとき、そのエネルギーの大きさがびりびり伝わってきた。
ここにいられること、海で遊べる健康体であること、もうそれだけで私たちは本当に幸せ者なのだ。
それにしても私たちなんてサクラキャンプで10人のキャンパーを見るだけで緊張してストレスためるのに(それもスタッフも10人くらいいるというのに)100人以上の女の子がダウンウインドするのだから、タテイアナはかなり緊張しただろうな。彼女の明るく、誰にでも好かれる性格がこのイベントをすばらしいものにしている、本当にそう思った。
ちなみに私はダウンウインドはせずにフキパでみんなを見送ってからそのままレインズで乗っていた。少しオン気味とはいえここ数日よりはずっとサイドっぽくなってきてて波も結構良かったのでおおいに楽しめた。久しぶりのファンカイトセッションだった。
2010-04-18
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