2010-01-07

1月6日 Sean's break through day!

(Hookipa by Yamachan)
今日もコナウインド、しかし予報では午後から風が弱くなりオンショアに変わるという。今晩ユタの雪山に変えるショーンは今日が最後のサーフィンとなるのでやる気満々。わたしは用事を済ませてからショーンとアンドリューに合流した。フキパはオフショアでサイズアップしていてエキスパートのみのコンデイション。何人かのスタンドアップパドラーがレインズで乗っていた。こういう日のサーフィンや昨日のレインズのコナウインドでのカイトやウインドでチャージしているトップウオーターマンたちを見ると、なんだがいくらがんばってもイ絶対に自分が行き着くことがないだろう世界があるのを感じる。限界やりミットを作るのは自分自身ではあるとはいえ、やはりあの波の中で一番奥に突っ込める自信はいくらがんばっても出ないだろうな、と思うとさびしい気持ちにもなる、でもそれでも自分なりにがんばって自分なりに少しずつでも上達するようがんばり続けることで楽しいことには間違いない。とはいえ身近にすごい人たちがたくさんいて、当たり前のようにすごいことをしているのを日常のこととして見れる環境はすばらしく恵まれていると感謝している。

さて、カナハについたのは11時ごろ、風はかなり強そうでとてもスタンドアップでは無理そうなのでめちゃくちゃ久しぶりにサーフボードでパドルアウト。サーフィンは12月はじめのカウアイ以来だ。カナハでやるのは今シーズン初めて、久々にパドルアウトし、いかにサーフィンだと波まで行くのが疲れるか実感した(特にオフショアの場合は帰りがきつい)こんな中で乗れるかなあ、と思いながら出て行ったけど、風はすごいが波自体は良くて乗ってしまうといつもとは違う感覚の波乗りでスピーデイーだけれど長く乗り続けられるいい波だった。ただパドルしている最中はものすごい波でまた小さめの波に乗るとかザ波が真っ向から押し寄せてきてスピードをとめてしまうほどの勢いだったので4本ほど乗って岸に戻った。
もうすぐ風が変わるはずだ、と粘りに粘ってビーチで待っていたが、なかなか風は落ちず、アンドリューたちはもう一度パドルアウト、それからも1時間ほどわたしは本を読んで待っていたが、やっとなんとなく風がおさまってきた様子、いまだ、とスタンドアップで出た。上手な年配のロングボーダーたちが風にもめげずにロングライドを決めてる中邪魔にならないように横から見ながら余った波に乗ったが、なかなかいい波、そして風はどんどんなくなり、最後にはグラッシーに。気がつくと10人くらいしかいなかったラインナップに40人くらい集まっていた。今日はオフが強くサーファー向きでスタンドアップが少なかったのでロングボーダーたちは楽しかったのではないだろうか、夕方風がなくなったと同時に一気にスタンドアップパドラーが増えたけど、そのとたんスタンドアップパドラーがかなり波をとるようになってしまい、サーファーたちが普段どれだけ波をとるのに苦労しているかが理解できた。わたしはできる限りサーファーの人に乗りたい波を乗ってもらいながらも自分も分け前をもらえるような乗り方をしたいと思う。あるいはあまりにこんでいるところには行かない、自分もサーフボードに変える、とか考えないと。

ところで今日が最後のショーン、2ヶ月前に来たとき、初めて海に連れて行ったときは何もわからずパドルもママならず、気がつくとカレントに乗って危ないところにいってしまっていたり、周りの状況もつかめないので人の邪魔をしてしまったりと、もうどうしようもなく心配だった彼だが、今日は今までとまったく違うライデイングを見せていて、みているこっちまでびっくり。オーバーヘッドの波のピークでテイクオフしてショルダーに向かってロングライド、プルアウトまで決めたり、アンドリューと一緒に波に乗って二人で声を上げながら追いかけっこしたり。「自分でも不思議なくらい乗れた」と言ってたけど、これまで大変な思いをしてがんばってきた彼に最後に神様が微笑んだ、そうとしか思えないライデイングをしていた。マウイ滞在中の中で今日のサーフィンがダントツにベストだった!と日焼けで真っ赤になった顔は満面の笑み、さいごにKAVABARでお祝いのビールを乾杯して雪山に帰っていった。
海というのはほんとに不思議、がんばれば必ず何らかの形でそのご褒美をくれるのだ。

2 comments:

  1. ショーンは昨日が最後だったんだ、、、もっとちゃんと喋ればよかった。でも最後にそんないい思いして言ってくれたなら、マウイから何よりの最後の挨拶だね!これからは双子の片割れしか見れないのは寂しいけど、、昨日はピークで彼と会えて嬉しかったと伝えて置いてください!

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  2. 了解、ありがとう、最初のころはほんとにどうなることやらってあまりにわけわからない状態の二人が人に迷惑かけないか、心配で心配でしょうがなかったけど昨日はちゃんとフェイスを走ってるのを見て感激しました。やっぱ練習あるのみだね、と同時に上手い人たちの乗ってるの見ると、いつまでたってもビギナーステージから抜けられないよ、と落ち込むけど。また海で!

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