2020-07-29

7月29日 インスタが白黒の女性の写真投稿であふれている理由


数日前友人から突然白黒のポートレートの写真とともにこれをつなげて欲しいというメールが届いた。チェーンメイル インスタやフェイスブックのなんとかチャレンジって、ちょっと違和感があってあまり参加していなかったのだが、女性たちがお互いを支え合って、力強く生きることに対してはいつも常々素晴らしいなと思ってるし、私も支えられて頑張れてるところがあるので、これは参加しようと自分も白黒の写真と一緒にメッセージをアップした。
#womensupportngwomen
#challengeaccepted
#womenempoweringwomen

その際に上にあげたのようなハッシュタグをつけることが支持されていたけれど、これには実はもっと深い理由があって始まったムーブメントだったのだ。
ちょっと目的からずれて自分のセクシーな白黒写真をアップしているような人も多く、目的から外れないようにってメッセージを添えた投稿も増えてきた。










白黒のセルフィー、これは他のみんなで同じことやって楽しもうというだけの投稿ではないし、自分のセクシーなポーズを考えなしに乗せるだけの流行りではない。このチャレンジの元の目的があまり理解されていないという批判も出ているが元々はトルコでの女性の人権問題に関わるメッセージの強いムーブメントから始まったものなのだ。
トルコは世界で最も女性虐待、暴力から殺されてしまうケースが多いことで知られている。トルコの女性は暴力を振るわれても恐怖の中で声を上げられず暮らしていることが多い。(もちろんトルコだけでなくそういうケースは日本にもそして世界中にある)毎日のようにトルコの新聞の死亡欄には女性の白黒写真が載っている.

トルコ女性、ピナー・ガルテキンが行方不明になった5日後に酷い暴力をされた末に殺された事件を通して、女性たちが力を合わせてこれに立ち上がるために、この白黒写真のセルフィーを投稿するムーブメントが始まった。
私たちは一人ではない。女性にも存在する場所があり、女性同士一人一人が支え合って力となろうではないかというメッセージなのだ。

ハリウッドの女優さんから、トップアスリート、政治家、そしてもちろん私の周りの友人たちまでいろんな人がそのメッセージを受け、世界中につないでいった様子は世界中のインスタが白黒の女性の写真で埋まっていくことで十分感じられた。これが実際に女性への差別や暴力をなくしていくことに役に立っていきますように。


2020-07-27

7月27日 Nuking wind and Sup foil DW

40ノットを超える風、海面の白波が飛んでホワイトスモークと呼ばれる現象が起きている。ものすごい荒れた海面なのでちょっと怖いけど、これだけ風があれば押してくれるのでスピードが出て浮き上がりやすいはずだし風波が押してくれるはず。反対にこのコンディションで浮けなければいつやってもダメだろうという感じ。

デビンはもともとアメリカ人だけどスイスに住み、スキーバムだった、20年くらい前からウインドサーフィンをするためにマウイに住み、マウイのノースショアでは人気レストランのバーテンダーとして夜働き、昼間は学校の先生(フランス語の先生)をして生活してきたアスリート。犬好きでも知られる。
ウインドでは大会とかに出てなかったのでマウイ以外ではそれほど知られていないけどその後サップレースのダウンウインドで体は小さいし痩せているのにめちゃくちゃ速くて、その力づくでないスキルが有名だった。一度ケニー(金子)が20代前半の頃マリコレースに出た時、デビンと途中まで競り合ってた。「かのじょ早いですねー」と褒めていたので、私と同じ年だとと言ったら仰天、のけぞっていた。
ヨガも流行る前からずっとやってきてるし、私と同じ年だというのに、ジムでも世界中のありとあらゆるトップアスリートが集まるクラスのレギュラーメンバー(ちなみに私は元先輩プロアスリートだったおじいちゃん達と一緒に、昔はこんなに体痛くなかったのにとぼやきながらトレーニングするのが楽しいリハビリクラス笑)、ランニングも得意だし、とにかく体を動かしてないとダメというくらいスポーツ万能。

そんなかのじょなのでダウンウインドでうねりを見るスキルもあるし漕ぎ力もある。かのじょがフォイルのダウンウインドできるようになりたいというので、諦め掛けていた私も、よし、これがきっと最後のチャンスだから一緒に練習しようと、やる気が蘇ってきた。というわけで一回行ったけど私はセットアップ間違えて、一回も浮かずじまい。かのじょも浮いたものの上手く繋げない。ただ同じくらいのレベルなので、一緒に励ましあったりガックリしたりできるのでやり続ければいつかはできるとできるようになるまで一緒に練習する約束をした。
そんな中今日は強風の夏の中でも最も吹いてるような日。
やる気満々で集合したものの、お互い、いざ海面を見るとちょっと緊張。でもこれで浮かなかったら普段受けるはずがないと言い聞かせ、二人で海に出て行った。

漕いでるだけでボードに当たる風でひっくり返りそうになるほどの強風、でもそのおかげで私たち二人とも結構浮くことができた。
私は浮いてしまえばちょっとうねりをつなげることができるけどなかなか浮くまでのきっかけがつかめない。デビンは浮くのは私より頻繁に浮くけど、まっすぐ行ってしまいうねりをつなげるのが難しそう。そんなわけでたくさんの課題を持ちながらも今日はお互いトンネルの先に光が見えた気分で、ハイになり。ハイファイブをしながら帰宅。

フォイルダウンウインドはフォイルスポーツの中でも格段に難しい。私と一緒に始めた友人たちは、完全にマスターして私とは一緒に行けないくらい早くなったか、すっかり諦めてやっていないかのどちらか。だから一緒に練習できる仲間がいなかったんだけど、やっぱり頑張れば必ずご褒美も来る。普段は全然浮かないし、ラフ海面で小さな板で転んでばかりで拷問みたいなんだけど、今日は楽しかったーと笑顔で言えるランだった!
ちなみにこの日デイブカラマはサップフォイルでの自己新記録を更新、10マイルのマリコランを34分でフィニッシュ。すごいなあ。

明日も同じような風が吹く予定。明日もトライするのが待ちきれない!!

追記
(フィニッシュ直前に海であったカメラマンのフランキー、海のスポーツもなんでもできるけど彼の撮る女性のファッシングラビアは誰にも真似できない素晴らしい写真ばかり)
(うーんやっぱりウイングの方が楽だし、楽しいなあ。今日は辛いだけのダウンだった)
翌日やる気満々で出たところ、風は前日より弱く、全然うまくできず、二人でがっくり。でも出たことで発見はあったよ、と慰め合いつつも、ほんとに続けてればできるようになるのだろうか、と見えた気がした光がぷつっと消え、また真っ暗なトンネルの中に逆戻り。
乗ってる時は余裕がないので写真ないけど終わった後終点のビーチで友人親子に遭遇。まだ4歳くらいだと思うけど「今日はツインフィンなんだ、でもスラスターでこないだはいい波乗ったよ」といっちょまえのことを語る笑 その上ヒーローはジェイミーオブライエンなんだそうだ。

彼の You Tubeが大好きで見てるけど「ジェイミーは大人の体だけど大人っぽくない喋り方をするね」とつぶやいていたらしい。子供の観察は鋭い、気をつけなくちゃ。

お父さんにプッシュされながらではあるが、全く躊躇せず彼のオーバーヘッドサイズのショアブレイクを果敢に攻め、乗ったらまたいそいそと父親のいるお気にパドルアウト。

マウイの層の厚さはこういうところから来るんだろうな。上手くなるには楽しいのが一番!こんな子供が本当にたくさんいるのだから楽しみだ。

















2020-07-17

7月18日 Country Living at its finest.

(photo by Danny)
田舎暮らしのことをスローライフとよく呼ぶけれど、本当に田舎で自給自足を目指している人なら誰でもこの暮らしのどこがスローなんだ!というはず。There is nothing slow about country life. やることが次から次へと、大忙し。でも好きだから楽しいし、手をかければかけるほど健康に、すくすく育つ。

(馬と鶏を塀の中に閉じ込めておくわけにいかないので馬たちに食べられないよう畑を塀の中に入れた。それまではいつも馬と鶏との戦いだった)
私の住んでいるところはかなり田舎で(不便ではないので全然田舎に住んでいるという意識はないのだが)ジャングルのようなところを抜けてくるからみんなほんとにこの道でいいのかと心配になるらしい。携帯の電波も届かない。
でもマウイに来始めた頃からずっとこのエリアに住んでいて、ここ以外にはあまり住みたくないと思っていた。数年ワイルクちょっと小高いところにも住んでいたけど、家は立派で景色も良く、普通だったらそっちをみんな選ぶと思うのだが、やはり住宅地で鬱蒼とした緑はなく、畑もできず、近くのイワオ渓谷で自生の果物をとったりすることが楽しみになっていた。それはそれで良かったけどハイクに戻ってきたら、ああ、自分にはやっぱりこれがあっていると実感し、朝起きた時からこれやろうあれやろうと外に出るのがワクワクする気持ちになる。ここに済ませてくれている大家さんのまりちゃんには心から感謝。だってコロナで家から出られない時期にも家にいるだけでも散歩できるし、自然の大きな空間があるから全く閉塞感がなかったもの。
トイレの芳香剤も季節によって変化。ジンジャーの花が一番好きな香り、これからがシーズン。

とうわけで普段は畑をやってても途中で日本に帰ったりで伸び放題になったり雑草畑になってたりしたのだが、今年は半年以上続いているので野菜は玉ねぎとニンニク以外は全て買わずに済んでいるし、余ったものはソースにしたり保存できるよう色々工夫してとにかく貧乏性なので無駄にしたくないから色々作っている。
バジルがたくさんある時はペストにして冷凍。バジルじゃなくても人参の葉っぱ、パセリ、ルッコラ、ケールなんでもオーケーだから有り余って食べきれない時に作っておけば、ピザ、パスタ、トースト、炒め物の隠し味など何にでも使える。

バナナも腐る前に冷凍したりバナナブレッドにしたり、秋はパッションフルーツ、冬から春にかけてはレモンとオレンジ、そして初夏にライチー、今はグアバの季節がスタート。

そしてたまにおすそ分けでもらうマンゴーが最高。そんなわけで果物は私にとって買うものではなくとったりもらったりするもの。
普段より時間があるので雑草や食べられるものを調べ、調味料も色々乾燥させて作ったりしている。シャンプー、リンス、歯磨き粉、ローションも手作りで周りにあるものを材料に作っているし、きゅうりと思ってまりちゃんが楽しみに育てていたのが実はヘチマだったという笑い話のおかげで、ヘチマが手に入りそうなので念願のヘチマ石鹸(何回か買って、自分で作りたいと思っていた)ももうすぐトライできそうだ。




(ノニジュース、熟成させるのに半年くらいかかる、三つくらいのみからこれくらいしかジュースが取れない)
癌になってしまった友人のために新しいのにジュースのバッチも仕込んだ。もちろんこれは癌だけでなくいろんなことに効くらしく、私も美味しくないけど1日スプーン一杯飲んでいるし、マウイに住む癌だった友人も副作用が辛くなくなると言っていた。子供を授かったのはノニのおかげと言ってるのに信者も友人の中に入るし、とにかくハワイでは昔からの万能薬なのだ。


 グアバはどの果物よりもすぐ腐ってしまうのでジャムやソースにして保存、そうすればヨーグルトにかけたり、スムージーに入れたりできるし、実はポークソテーやドレッシングの隠し味にもいいのだ。


 最近サワーサップも巨大などがたくさん取れるようになり、まりちゃんがくれたけど、かなり濃厚な食感と味なのでたくさん食べれない、スムージーに入れて消化しているけどアイスクリームにしたらいいのではと思うので今度はアイスクリームに挑戦しようと思っている。

グアバの次はスターアップルシーズンかな?スターアップルもたくさんは食べれないので、これは輪切りにしてドライフルーツにすると甘みも出るし、見た目もおしゃれなのでこれまた楽しみ。

野菜は今がピーク、水菜、ルッコラ、インゲンはおすそ分けしないと食べきれない。そしてサラダ菜関連少々、三つ葉、

パパイヤは食べた後のタネを勿体無くて捨てられず土に埋めると全て芽がでるくらい強いので苗ばかり増えてしまっているが、檻の外から出した途端に馬にやられるので、対策を考案中。檻でなくても兵をして馬さえ入ってこなければ鶏は食べないと思うので兵で囲ったエリアにパパイヤとドラゴンフルーツを植えようと思っている。

(コンポースト基地、1ヶ月くらいでふわふわになってくる)
育ちすぎる木をたくさん切り落としたものを焚き火してできた灰とこれまた有り余るほど毎日出てくる馬の糞、そして枯れ葉、そこに引っこ抜いた雑草やキノコ栽培で使い終わった藁、料理ででた野菜のカスを混ぜ込んでコンポーストもたくさん作って第一号はすでに土として活用中。栄養ありすぎてそのままでは使えないくらい、ミミズだらけのふかふかのコンポーストが出来上がる。
(庭にいくらでもある糞を拾ってコンポーストに入れる)
これも普段だと途中で日本に帰ったりして、根っこがたくさん生えてそのまま土に還っていってたけど今年は畑に活用できている。
鶏の糞も見つけては拾い、大きなバケツに水と一緒に入れて発酵させ、肥料にしている。これがまたすごいパワフル。

畑にもお金はかかっていない、買った土は一袋、それ以外がコンポーストとそこらへんの土を混ぜ、石灰などを入れて整えた。
苗も買ったのは10ドル分くらい、あとは伸びきったもののタネを使ったり、冷凍庫に入っていた昔のタネ、それから食べたものから出たタネを使って育てている。
(photo by Danny2年前は簡単なフェイスだけで作ってたけどやっと育ったと思ったころ、馬が首を伸ばして、塀も壊して全て食べ散らかして終了、めっちゃ頭にきたけど馬のやることだからしょうがない)
ねぎ、ニラ、根菜は食べかすを植えてまた育ててるし、シソなんてもらった時点で既に20年近く続いている生命力の強い品種で、私がもらったものもすでに3、4回循環していて、また今タネをつけている。大量の紫蘇の葉は食べきれないけどもったいないので色々調べてシソ味噌、シソドレッシング、そしてシソジュースに。シソジュースが思いの外美味しかったのでこれからはいくらたくさん育ってもそれを作ればいいやと嬉しくなった。
塀の周りにツルのある野菜をと思ってさやいんげんを育てようとしたら失敗。現在はゴーヤの種を物色中。

鶏たちの卵も夏はあまり産まないのか、1日1−3個くらいしか見つからないが、私はそんなに卵は食べないのでケーキ屋料理に使う程度にあれば十分。バナナブレッドをたくさん焼く時にバナナと卵を買わずに済むのはありがたい。
ちょっと多めに卵があるときは煮卵を作っておくと何もない時にちょっとしたおかず、おやつになる。

去年収穫して乾燥させたハワイアンペッパー(沖縄の唐辛子と同じ)はあまりに辛くて、料理に使うのはほんの1ミリ足らずで十分なのでまだまだたくさん残っている。
今年はクースを作ろうかな?

そんなわけで今うちの冷蔵庫と冷凍庫は保存してるものでいっぱい。
塩ねぎダレ、シソ味噌、シソドレ、シソジュース、グアバソース、レモンバター、パッションソース、バジルソース、きのこスープストック、冷凍バナナ、イチゴ、パパイヤ、パッション、マンゴ、サワーサップ、アボカド、焙煎前のコーヒー豆、オールスパイス、ピンクペッパー、オレガノ、パセリ、本棚にはノニジュースの瓶詰めが並んでいるし、なんだか魔女の部屋みたいになってきた。

部屋の反対側の壁にはプラごみと貝殻とビーチグラスと流木が入った箱が積んであるし、そっちも色々作りたいのになかなか時間がないくらい。(誰かにプレゼントをしたい、しなくちゃというときに慌てて作るくらい)

来週は一回どれくらい買い物に行かずに(でも食事は豊かに美味しくをキープして)生活できるか試してみようと思う。お金がなくても自然を利用する知識と時間と創造性を駆使することで十分いい生活ができると思うし、そのチャレンジが楽しくてたまらないのが現状。
旅はできないし、日本にも帰れない、みんなにも会えないし、イベントやツアー、キッズキャンプもできないし、今年からグッと力を入れようと思っていたトラッシュ2トレジャーも途中でストップ状態(各地で仲間が頑張ってくれてはいるので心強いけど)
でもピンチこそがチャンスだと思うし、コロナが収束してからもこういったことは役に立つし、よりシンプルに質素に、でも心は豊かになる生活に近づける気がするので色々チャレンジしていこうと思う。

やることいくらでもあって時間も体も足りない。でも充実してます。
ちなみにバナナブレッドや収穫したもので作るレシピをウエブサイトに出しているのでよかったら試してみてください。どれも簡単ですぐできるものばかりでオススメ!

田舎暮らし満喫中です。

2020-07-15

7月15日 レース男塾月間、、のはずの7月

すでに7月に入って半分過ぎてしまった。この調子だとあっという間に日本に帰ることなく冬が来てしまうような予感。
例年だと2月3月は波乗り目当ての仲間が集まり男塾月間(と私が勝手に読んでるだけだけど)があり、7月は海峡横断レースなどを目的に来る仲間が大勢来てレース月間の男塾状態になり、盛り上がるんだけど、今年は日本からどころか世界中から集まるレーサーが誰もこないので、それほどには盛り上がってはいない。普段だとハーバーからマリコの間を行き来する長いボードを乗せた車をたくさん見かけるのに、全く見ない。カヌーは結構いるけど長いボードの代わりにフォイルを乗せた車をめちゃくちゃたくさん見かけるようになった。これも波乗りでフォイルをやってる人だけでなく、ウイングフォイルを始めた人がめちゃくちゃ多くて、毎日風が吹いているのでウイングフォイラーがダウンウインドしたりハーバーやカナハで乗ってるからだろう。
人ごとのように書いてるけど実際私もこの夏はウイングがメイン。去年はやっとの思いで7月に手に入れたけど、風が初心者には強すぎて朝ビーチに行って30分もしないうちにギブアップ、そんなことを何回かやった後日本に帰ってしまったので楽しいところまで行き着かなかった。昨シーズンの冬に男塾メンバーと一緒にライバル意識を燃やしながら練習してやっと少し乗れるかなー(その時もまた楽しいというほどではなく義務感で乗っていたようなもの)という程度、でもこの夏はどうしてもダウンウインドができるようになりたくて、みんなに置いてかれないように練習を始め、3mではとても乗れない日が多くて、2も手に入れてフォイルも小さいものにしたら、少しコントロールが効くようになってきた。

毎日毎日吹っ飛ばされて1時間くらいでクタクタ、そんな感じで続けていて、ここ3日間ダウンウインドに連れて行ってもらい、少しずつダウンウインドのコツがわかってきた。そしたら思い描いていた通り、いや思い描いていた以上に楽しい、やめられない!
これこそがウイング練習した人たちの究極のご褒美だぜ〜とあるライダーが言ってたけど、本当にそう、サイスの混んでるラインナップでコナミにフォイルで乗るよりずっとずっとダイナミックでロングライド、ドキドキを超えて怖いくらいのスピード感。
私はまだまだウイングを横にふわふわさせながらうねりだけで進んでいくみんなのようにはとてもできないけれど、この先にあれば待っていると思うとワクワクが止まらない。

今日は久しぶりに少し風が落ち、いつもほど崖っぷちの気分ではなく乗れた。一人でカナハからシュガーコーブまで上っていきそこから一気に下る練習、それももちろんなんども落ちたし、ウイングを片手で持ってうねりだけに集中しようとするとかえって気持ちが焦ってスピードが落ちてしまったりと失敗ばかりだったが、精神的に数日前より落ち着いて入られた。やられてばかりで体も痛いし、落ち込むんだけど今日みたいに練習の成果を感じられる日が来るからやめられない。

今日はみんながそういう気持ちになれた日だったようで、ビーチに戻ったらみんながニコニコ、今日は久々に余裕あるコンディションで楽しかったーと喜んでいた。

あと数日でパドルイムア、未だにレースの距離は試していないけど、まあ速さを競うのではなく、私の場合は完走が目標なので怪我をしたり沖でトラブルことだけないよう頑張ろうと思う。私一人の男塾だ。
まあマウイの仲間もみんな今はウイングにはまっているので毎日グループテキストで今日はダウンウインドやるやついるかとか、コンディション情報の交換とかをしてみんな練習に励んでいる。

ここ数日私をダウンウインドに連れて行ってくれたアートはアランキャディッが経営するHSTというウインドやカイト、さっぷ、そしてウイングのレッスンを提供するマウイでは老舗のスクールのイントラをやっていて、観光客もいないし、ソーシャルディスタンスのことを考え、3月からストップ。その代わり、失業手当が出ていて、その上仕事はできないから毎日朝からずっと海で乗っている。
なのでウイングやサップが上達しただけでなく、体重もぐっと減ったそうだ。

今まで3つも仕事やりながら時間を見つけて海を楽しんでいたのが、毎日乗りたいだけ乗れて、その上お金ももらえてハワイに居られるなんて今まで夢にも思わなかったよ、まさに僕にとってはDREAM COME TRUEだね。と笑い飛ばして居たけど、来月からその補助金もストップするらしく、そのために今はもらったお金をできるだけ貯金しているらしい。
日本からの飛行機も9月まで結構が延長され、まだまだマウイは当分ロックダウンが続きそう。
今日の夕焼け。