日本では昨日最も選手が集まるレース、徳島サップマラソンで多くの友人がそれぞれの目標に向かって漕ぎきった。
そしてちょうど今ごろハワイではモロカイから遠くみ薄く見えるオアフ島に向かって50キロの海峡を一人で漕いでいる友人たちがいる。
そしてちょうど今ごろハワイではモロカイから遠くみ薄く見えるオアフ島に向かって50キロの海峡を一人で漕いでいる友人たちがいる。
なかなか近づいてこない島に向かって世界のトップパドラーたちでも毎回、「もうリタイアしよう」という気持ちと戦いながら早い人で4時間、遅い人で8時間漕ぎ続ける。
レースとはいえ30分も経ったら大きな海で人はほとんど見えないほど散らばるから自分との戦い。自分と向き合い、なだめ、励まし、叱責し、そして自分も知らなかった自分を発見したりする経験。
モロカイレースは私には腰を痛める前ノリにノっていた時でさえ一人で漕げる気がしなかったけれど、ジョーズの波乗りと同じように大きな感動とインスピレーションを与えてもらえる人間の可能性の太刀打ちできない自然のパワーのすごさを目の当たりにするものとして畏敬の念を抱いている。
モロカイレースは私には腰を痛める前ノリにノっていた時でさえ一人で漕げる気がしなかったけれど、ジョーズの波乗りと同じように大きな感動とインスピレーションを与えてもらえる人間の可能性の太刀打ちできない自然のパワーのすごさを目の当たりにするものとして畏敬の念を抱いている。
ジョーズもモロカイも自分ではできなくてもそれに挑戦する人たちの準備や心構えを見ながら自分なりに噛み砕き、自分のレベルでいろんなことへの準備や心構えに最善を尽くさなくてはと背筋を伸ばさせてくれる。
世界最高峰、世界一過酷なパドルレース、channel of bone(漕ぎ終わった頃には骨と皮になっている)、その海峡の真ん中あたりを漕ぎ続けている頃かな。トップはそろそろゴールかな。
とも、ケニー、永松くん、津村さん、荒木さん、そしてもえちゃん、それぞれの立場や思いがあると思うけどどれも素晴らしいしストーリーとドラマがあるはず。もちろん日本人だけでなく出ている全ての人が毎回ものすごい感動のストーリーを聞かせてくれる。今回は両手義手の方も挑戦、毎年腰から下が麻痺しているのにプローンでフィニッシュするとんでもない勇士もいる。
オアフのゴールについた時、どんなに疲労していてもいい笑顔が出るよう、タイムじゃなくて自分が満足できるようなレースができることを心から祈ってます。