私も出発なので彼は俳句のチカちゃん宅にお世話になることに。バスに乗せてハイクへ、其の後チカちゃんのご主人ランスとたかさんに連れられてサウスのダンプスにサーフィンに行ったようだ、10日間だけしかいないのに、パドルボードもやれてモロカイレースも船に乗せてもらい、そんなに割れないダンプスまでサーフできて、ホッシー大変だろうけどやはり何か引き寄せてる感がある。「大変だろうけど、へこたれるかもしれないけど、でもホッシー結構頑張ってるよ、上出来だよ。それにこういう経験すると親のありがたみがわかるでしょ、、どんなことがあっても自分の味方でいてくれる親や家族への感謝の気持ちが生まれるよね」と話したらグッとうなづいていた。ホッシーかっこいい大人になれるよ、今でもいい線いってるよ!私も高校時代1年間日本人なんて誰も合わないような田舎のアメリカに留学していた。はっきり言ってその一年楽しいことより辛いことの方が多かった、でもその経験が今に生きているし、ものすごく成長した時期でもあった気がする。だからホッシーもこのハワイでの生活を大いに生かしてどんどん前に進んでいってほしいなと思う、ハワイ行きたい、一人旅したいと思っている若者は多いだろうけど実際に来るのは勇気がいるし大変なこと、それだけでもまずはワンステップフォワード。
(この左の端っこからオアフに向けて昨日みんな漕ぎ出だしたのだろうなと考えると同じ景色がいつもより壮大に見えた)
マウイからオアフへの飛行機ではマウイモロカイの海峡、そして昨日みんなが血の汗を流したモロカイ海峡がみえた。ここで壮絶なレースをしたとは想像できないような青く美しい海。でも海の奥深さと広さを実感できた。
空港では偶然とも、ヒデさん、テリテオに遭遇。モロカイからマウイに帰るところだった、テリテオは見るからに普段よりやつれていた。それだけ大変なレースだったのだ、津村さんもなんと8時間近くかけてフィニッシュしたけどフィニッシュ直後の写真ではおじいさんみたいな顔になっていた。(失礼)でも本当にすごい、トップ選手より後ろで漕いでる選手の方がすごい、だって遅いだけで大変な気持ちは同じ、その上その大変な時間がトップ選手よりずっと長いわけだから。精神的にはそっちの方がさらにすごいことだ。テリテオも何度もレースやめようとボートまで行ってはっみんなになんとか頑張れと追い返されたと言っていた。途中何度も吐き、目の前が真っ白になって何も見えなくなり、ボードにしがみついて泣いたりもした。いろんな感情が溢れ、本当にきつかったと言っていた、あのなんでもみんなの度肝を抜くようなことをしてしまうテリテオでさえそうなのだ。本当に一人一人の選手のレース展開、感想をじっくり聞きたいくらい興味がある。
一人下半身不随のマークという人も出ていた、彼はもう今年で3回目か4回目。今年も11時間以上かけて薄暗くなった頃フィニッシュした。その精神の強さは半端ではない。私なんてあの海面で漕がずにただうつ伏せになってるだけでも11時間なんて続けられないだろう。彼のテーマは「Don't tell me it cannot be done」(それは無理だとは言わせない)
こんなにインスピレーションを与えてくれる人もなかなかいない。人間の強さ、勇気、そして情熱のパワーを感じる。
Life is beautiful そして世界はインスピレーションに満ち溢れている。
さ、日本に向けて飛行機の中で仕事仕事!
No comments:
Post a Comment