(富士川ナチュラルアクションの佐野君,春には世界中ヨットでまわっている私の友人もお世話になりました)
ウインド時代からの友人に富士川でラフティングツアーの会社をやってる佐野君がいる。彼とはちょうど彼の人生の転機ともなるような時期に一緒にオレゴンを旅したり、世界を目指して頑張ってたりしていて、応援したり、たまには喝いれて励ましたりしていたので弟みたいな存在。とても純粋で一生懸命、何か思いついたらすぐ行動に移す人だが、ラフティングやってるだけでなく、じつはサクラエビの漁師も、そしてもともとの家業の裏山の林業もやっている。そしてその3つがすべて凄く深く繫がりあってかれにいろんなことを訴えてきているようだ。私もいつも思うのだが、環境保護の活動家にはもともとクライマーだったりアウトドアのスポーツをやっていた人が多い.或は現場でリサーチや研究をしていた人も。実際に外で変化を感じられる立場にあり、そしてこのままだとどうなってしまうのかという危機感もはっきり感じられるからなのだと思う。海に関わっている人は海のことはよくわかる。山に関わっている人、雪に関わっている人,川に関わってるはそれぞれその分野の変化や聞きはよくわかる。佐野君の特別な点はラフティング会社では遊びの中で川や山に関わり、(彼自身はウインドもサーフィンもやるので海にも深く関わってるし)漁で海に出かけ、林業で山に入ることで、その3つがものすごく関係していることをじっかんできること。彼が書いていた文章は実際本やスピーチで良く聞くことではあるが、現場で実感しているものの言葉は深く、力強く、光景が目に浮かんでくる。マウイも川の水が秘密裏に企業が引っ張っていけるよう許可が出て川が枯れかかっているような問題が今明るみに出ている。タロファームに送る水がそのせいでなくなってしまったり、水が流れ込まず川の水が淀み汚れ、海にもミネラルが流れ出ず魚も減る。
どんなことも本で読むより実際に経験することで体全体で理解することが出来る。だから私も子供達にたくさん外で自然の中で遊んでほしいと心から思っている。だってこれからの環境を守っていってくれるのは彼らなんだから、その大切さを体で感じて育ってほしいのだ。
そんなわけで彼の文章をここで紹介したいと思う。
桜えび春漁の割りが入ったので、昨日幼馴染みの先輩から
今日をもって桜えび春漁は終わるが、この春漁も120年
もう3年以上こんな異常事態が続いているが、これ程富士
桜えびの漁場は狩野川や富士川、安倍川、大井川と大きな
最近大井川へ向かう船を操船しながらふと思ったのだが、
いっぽう富士川では平成26年に、70年間続いた水利権
自然の大きな摂理を人間が理解するなんて事は到底出来な
いつの日か以前のように活気に満ちた桜えび漁が富士川沖
ReFOREST
山から川が栄養を運び、海を育てる。人間も血が流れなければ生きていけないように、川は地球の血管である、濁っていてもつまっていてもまして流れなかったら地球は病気になってしまうのは当然。
最近どこでも環境問題には利権や政治の問題がくっついてくる。モンサント、防潮堤、原発、沖縄基地、東北の復興。自分さえ良ければ他はいい、受験勉強でいい学校に入り、社会で成功することが幸せだ言う空気があった学校教育で育った私達の世代だからなのか、と反省する気持にもなる。
病気と一緒で問題が表面化してくるまでには何年も問題が見えないところで進んでいたわけで、だから今すぐ何か変えようとしても問題が大きすぎてなかなか変わらず、自分だけじゃどうにもならないと途方に暮れてしまうけれど、問題が起こったときと一緒で何も変わっていないように見えて一人一人が意識を変えて少しずつでも環境のために良いことをしはじめたら水面下の流れが良い方に変わっていき、気がついたら問題が小さくなっていたりすると私は思う。だから小さなことでも思いついて出来ることがあればやってみようと思う。
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