2014-12-22

12月22日 またまた ジョーズブレイク!




またもやジョーズで波が割れた。今回はウエストスウエル過ぎてサイズが大きくはなかった。カフルイハーバーの沖も対してなかったし,モロカイ島にブロックされてホノルアはほとんど割れてないほどだったらしい。ホキパも誰も波乗りはしていなかったけどそれほど大きくはなかったのでほんとに割れているんだろうかと思いながら言ってみると小さいながら割れていた。
そして皆「小さい」「メロー」、「たいした事ない」って言うけど、どんなに小さくてもピアヒでブレイクしているという事はかなりのサイズでかなりのパワーであり、私や一般のサーファーにとっては想像を絶する破壊力を持つ恐ろしい波である事は確か。ごくごく一部のビッグウエイバー、ピアヒの波に調整している人たちのスタンダードでは『メロー』というだけの話。メローな部分なんてどこにもない波だ。
出ていたのは15人前後,いい波に乗るのは大体5、6人の決まった人たち。カイ・レニー、コナー・バクスター、イアン・ウオルシュ、ユーリ・ソロデイト、タイラー・ラロンド、ゼイン・シュワイツアー,ショーンとDKウオルシュなどが目立っていたかな。もちろんほかのひともみんなかっこよかたけど。
 カイ・レニー,今日はレギュラーサーフィンメインで(エディーに向けて練習中か?)
 (今日も夜明け前から船でジョーズ到着のカイレニー,今日来ていた船はコナーとカイの2チーム他にイアンなどのサポートのジェットが数台、カイのジェット、その他数台のジェットが来ていたが,サイズも小さかったためラインナップも空いていて波自体のストレスもそれほど大きくなかったからか和んだ雰囲気だった)
オアフの若手リグスも出ていたみたいでカイレニーみたいだけどグーフィーフッターがいたのでカイがスイッチで乗ってるのかと思っていた。
(マルシオ・フレイリ)
(マリシオ、バックサイドでセットの波に乗る)
パドルインピアヒのパイオニアといえるマルシオ。
今日もいい波に乗っていたが最後にリーシュをプラグに繋ぐ日もの結び目が引っ張られてとれてしまい,いたが岩場に打上って壊れてしまった。
岩場でボードをかかえて放心状態で,まだまだいい波が割れている沖を残念そうに眺めていた。
 (ゼイン・シュワイツアーも今日目立ったサーファーの一人)
今日何本も波に乗り,テイクオフで2回ほどかなり思い切りのいい振り方をしてワイプアウトしていた勢いのあるサーファー,誰だろうと思ってたらゼインシュワイツアーだった。彼もマウイに若手,お父さんはウインドサーフィンチャンピオン、おじいさんがウインドサーフィンを発明した人と言うロイヤルウオーターマンファミリーだが,ジョーズは去年初めてスタンドアップとパドルでトライ。このボードはBARKの8’2。ジョーズスタンダードから言うとかなり短い。ヤングガンズは皆かなり短いボードに乗り始めている。
 チャック・パターソン、実際の彼は巨体、超人ハルクのようだが,ジョーズの波の前ではちっちゃく見える。

 この人も目立っていた、だれだろう?
 今日のコナーは誰よりも波に乗っていた。レフトはプルアウトするタイミングが凄く大事だけれど凄くよくわかっているという感じ,ライトの波にも何本も乗っていた。

 ジェリーさんの甥っ子ショーンロペス、アンダーグラウンドだけどピアヒが割れると必ずいるビッグウエイブジャンキー、お父さんのビクターもいつもジェットに乗っている。スイムフィンを持って帰ってきたのでどうしたのかと思ったら,ボード壊さないようにボートの人にわたして体一つで泳いで帰ってきたらしい。確かにその方がリスクは少ないかな。
 ペイジが出ていたのは私は気づけなかったがこんな素晴らしいショットを残している。去年は怪我になかされたけど一年間地道にリハビリとトレーニングをして頑張った事が自信にも繫がっているはず,今年こそはXXLアワード、勝ち取ってほしい。
ラインナップのはじっこに立っていたスタンドアップパドルの女性,女性でピアヒの波をスタンドアップで乗るなんてアンドレアだろうと思ったら,ブラジルの若手の女の子だった(去年のワールドチャンピオンだったそうだ)ものすごくシフトして自分の前にピークが来る波を根気よく待ち一本だけ乗った。最後は巻かれちゃったけど乗りたいという気力と行動力だけでも素晴らしいし,無茶をせずスマートに対処していて素晴らしかった。これからどんどんこういうかわいらしくてチャージもする女の子が増えていくのかな,嬉しい限り。

今日の波はコンパクトでサイズはそれほどなかった。ウエストボールでチューブが巻くほどにはサイズがなかったためボール狙いのサーファーは出て来なかったり,来ていない人も結構いた。それにラインナップも前回のように何キロもワイドなラインナップではなく,ちょっとコンパクトな感じ。初めてトライするには完璧なコンディションだったかもしれない。そういう意味では日本人の二人来てればかなり楽しめたんじゃないかなあと残念だが,タイミングが合わないという事にはきっと何か意味があったのだろう。
せっかくハワイに来たのだからどうしてもジョーズ撮りたいとカメラを持ってオアフから来たデプスのまさおくん。と姫路から来たリョウタくん。見れて良かったーと喜んでいた。上から見たのと下から見たのでは怖さが全然違う!とショアブレイクで感じた波の迫力にびっくりしていた。

お昼頃からオンショアに変わり,乗っていたサーファー達も撤収。今年は何度も割れているけれど,うねりの角度や質で波が全然違う。どの波も勉強になるし,どんなに小さくても何かしらドラマがあるからおもしろい。今日は朝一に自分の波乗りが出来なかったのがちょっと悔やまれるけど。やっぱりちょっとだけでも水に入ってから来ると一日の満足度が違うかな。

夕方から大雨,夜にはカフルイの町に洪水警報まで出た。前が見えないくらいの雨にオンショアが強くなってきた,明日は波あってもダメそうだな。

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