2013-09-30

9月30日 長旅の後のリラクゼーション

 札幌の現場で仕事をしていた桑さんもニセコに戻ってきて今朝は3人でゆっくり寝坊、その後中村さんから頂いた糠サンマとシーサーの手作り味噌でゆっくり朝ご飯。その後も写真の整理やらずっとほったらかしだったコンピューター仕事をやりながらお昼過ぎにこの辺で一番おいしいというラーメンを頂き、この辺で一番いいお湯という温泉に行き、帰宅。そこで待っていたのはマッサージ師のたかこちゃん。今日は完全オフデイということでリラクゼーションのための一日にするのだ。じっくりオイルを使って固くてごつい女子二人の体をほぐしてくれたたかこちゃん.彼女がお土産にもってきてくれた手作りのドライプチトマトが最高だった,これは絶対作ってみたい!
鎌倉の小学校の後輩まこちゃんも登場、とっても素敵な奥さんのみずちゃんとミニマコちゃんみたいな息子さん。
 マコちゃんがとってきてくれたとうきび,その他いろんな野菜、冷凍庫にストックしてあった魚介類とジンギスカンをウッドストーブと七輪で焼きながら木の香りが最高の仕事場で飲み会。
 ケイちゃんもいっちょまえにイスに座っている。
焼きマスターの桑さんと料理上手のシーサーが楽しくのんでいる桑原家にはいつも笑いが絶えない。皆の憩いの場。

楽しかった2週間このまま滞在をさらに延長するのもいいのだけれど,マウイも波が上がってきそうだし,湘南も台風がまた来そうなので明日帰ろうかなと思う。ほんとに今回も皆に優しく迎えられ,素晴らしい毎日だった。特にずっと運転してくれ,ツアーをしっかりセットアップしてくれたシーサーには感謝の言葉がないくらい。初めてニセコのリフトであったときのことはまだ覚えてるけど,それからもうずいぶんの年数がたった今でも相変わらず同じ気持ちで一緒に挑戦したり、楽しんだり,悩みを相談したりできる友人であることはほんとに幸せなこと。そして彼女のよさを一番理解し、あたたかくみまもりながらサポートしてくれる桑さんは最高のご主人。ほんとに二人には感謝の気持ちでいっぱいだ。

雨でもこれはこれでリラックスできるシ,今まで波に夢中だったけれどふと見た山や木の色がすっかり変わって紅葉しているのに気がついた。もう完全に秋になってしまったな。今日も素晴らしい一日。

2013-09-29

9月29日 Mellow waves

波はサイズダウン、でも風はなく気持ちのいい海。人もいないので迷わずパドルアウト。
今回北海道サップツアーにも参加してくれた中村さんも入っていた。彼のキャラは最高で函館サーファーのボスであり,中村水産の社長さん,その上矢沢永吉コピーバンドのボーカルで定期的にライブも行いファンも多い。

永吉風にヨ、ロ、シ、ク!と指差して言うのが私達も癖になってきた。
がんちゃん。
ヨ、ロ、シ、ク!
信吾さん
シーサー
途中からサップで出てきた中村さん。ショートボードでは常に大会で優勝する実力の持ち主だけどサップはまだやり始め,波の中にもあまり入っていないのでちょっと顔が緊張気味。胸くらいのサイズのセットがくるだけで『やべっ』なんてあせって漕いでいる中村さんを見るのは私達にとっては嬉しかったりする。でも波に乗ってしまえばこっちのもの.多分来年にはがんがんリッピングしていることだろう。

シーサーはサーフィンもスタンドアップも人がいないメローウエイブの中満喫したようで5時間ぶっ通しで乗りまくり,帰り道大満足を連発。いい一日だった。

別のところに移動して波を追い続けるという案もあったけれどとりあえずいったん家に戻って,私は天気予報次第で本州に戻るか残るかを決めることにする。

2013-09-28

9月28日 冷える朝

(photo by Tamai Taro)
昨日よりさらにキーンと冷え込む朝、車の中に聞こえてくる波の音はそれほど大きくない、残念ながらビッグウエイブは届かなかったようだ。とはいえ十分乗れるサイズはある。寒いけれどスタンドアップで出たい私はサーファーの人たちが入ってくるメスいてるときしか波にあまり乗れないのでとにかく急いで支度をして出る。気温4°くらいのときに夜明け前に海に出たのは生まれて初めて!
すでにケン君と天海君が入っていて,天海君は日本くらい乗ったら仕事があるのか上がって行った.あの二本の波のために昨日泊まっていったんだな。

私の後にも続々とみんなパドルアウトしてきた,昨日のように混んでしまう前にという気持ちがあるに違いない。たしかに人数は10人以上いたけれどみんなが順番に波に乗りシェアしあって,いい波が来ると乗れていない人に,乗りなーと声をかける上手な人たちもいて,同じ人数でもこれだけ雰囲気が変わるもんなんだなーと感心。いい波のスポットを常にピースフルな雰囲気に保つのって難しいことだとは思うけれど出来ないことではない。

本当に素晴らしい朝日!
ドルフィンするシーサーと地元に住んでいるのぶき君(だと思う)
太朗さんは最近手に入れたニコンの水中カメラのテスト。
ケン君はシモンズのボードでスラッシーなテイルスライドを見せる。
ドミ君
ドミ君はゲンテンスノーボードのスタッフ

北海道で昔から乗ってるサーファー信吾さん、愛車の自作セットアップが素敵。










2ラウンドやってから風が強くなったので場所を移動
でもこちらも風も強くなってきていたのでお昼寝。洞穴から足だけだして寝てる熊、ではありません。
今日は何度も天満と一緒に流木拾いを楽しんだ。ビーチで拾い物するのが大好きらしく,気の合うビーチコーミング仲間が出来て私も嬉しい。
天満とお母さんのまきよちゃん,今日はまきよちゃんも5時間オーバーぶっ通しで海に入って大満足。
去年,一昨年のようなクラシックなビッグウエイブは来なかったけれど,この北海道ののんびりした雰囲気の中波をシェアさせてもらえるだけでほんとにラッキー,そして同じようなライフスタイルや考え方の仲間と時間を過ごすことで自分の軸のブレを修正することが出来る感覚がある。ありがたいな。

2013-09-27

9月27日 空気を読むこと

朝の寒さは半端なかった。4°くらいだったとか?恥ずかしい話だが,私は10°以下の気温で海に入ったことは数回しかない。
昨日吹いていた風がやみ,浜厚真はかなりいい感じのコンディション。
ビーチブレイクなのでサップだとサーファーの邪魔にならないようにどこにいるかが難しいけれどは十個の方だったら迷惑かけずに乗れそうだ。
昨日ここで乗ったシーサーは水の汚さがいやだったようで、出るのはやめて他の場所に移動。
移動したポイントはサイズは小さかったが,風はまだ入っていなかったので十分乗れるコンディション。ニセコの仲間はすでに何人か入っていた。これはプロスノーボーダーの天海洋君
洋くんも去年よりもさらに上手になっていた,みんな熱心に乗ってるんだろうなあ.
シーサーも今日はサーフボードでパドルアウト
がっちゃんは稲村で板を削っている名シェイパー川南活さんのボード。いつもがハハハと笑顔のナイスガイ
でもこのポイントはリーフなので10人も入って波数が少なかったらかなり混んでいる印象になる。

今日は近くのポイントがクローズだったようでそちらのローカルの人などもたくさん入っていたようで,今まで見たことない人数が入っていた。
その上そのポイントはビーチブレイクなので乗り方とかラインナップの居場所がちょっと違う。
私は普段いつもここにいるわけではないので普段どの人が来ているのかなどわからないが、大体乗り方でこの人はこのポイントメインの人、この人は近くのビーチから来ている人とすぐわかるくらいライディングが違う。
人が多すぎために遠慮して入れずにいる常連組は苦笑い。
私はビジターなのでこういう日はもうはじっこで写真撮影メインで楽しませてもらうけれど,見ていてもインサイドに人がいて、誰かが乗ってもあまりよけようとしないでいるととても乗りにくそう。結局インサイドで陣取っている上手ではあるけれどがしがし乗るタイプの人がかなりたくさん乗っていて他の人があまり乗れていない状態だった。一人そう言う人がいて周りに波がまわらないだけでがらっとラインナップの雰囲気が変わってしまう,その上その人たちがグループできて3人、4人一緒に入ってくる.その上挨拶しない人も多いのでなんだかいつもの雰囲気と違っていた。みんな優しいのであまり言わないし,その人たちがビーチに上がるまでラインナップが混んでいるので待っているくらいだったけれど,その辺はビジターであればもう少し空気を読んで人が多いときは何人か上がるまではビーチで待っていたりローカルの人がセットの波を取ってから波をとるように気を使った方が雰囲気が和むのになあと思う。
結局夕方もすいてきたと思ってあわてて出たけどまたグループで入ってきたので夕方いい時間に出たいのに出ずに終わった人も多かった。

同じ人数が入っていても波が皆にまわるように空気を読みながら乗る人ばかりなら総門代にならない、今日入っていた人はみんな上手だし波も取れる人ばかり下手で迷惑かけるような人は入っていなかったけれど,もう少し譲り合う,ローカル優先にするようにしないとローカルもウエルカムする気持ちが薄らいでしまうんじゃないかな。ま、人が増えればどこでも同じ問題だけれど、せっかくいいポイントなのでその辺を大事にしたいと思う。

明日はちょっとサイズアップする予定なので今日思い切り乗れなかった分明日は誰よりも早起きして乗るぞと心に決めていたのは私だけではないはず。

2013-09-26

9月26日 いい波もとめて動き回る


目覚めると雨はすっかり上がっていてそのかわりきーんと寒い朝だった。夜明けとともにもぞもぞ動き出し波チェック。あれ,昨日よりずいぶんとサイズダウン。その分クリーンにはなっているが気合いいれたのにちょっと空振り。なんかしたメンズグループに聞くと向こうも波はちょっとよれていて風もぴったり合ってるわけではないというので,波が目の前にあるときは他をチェックするよりそこで乗れという,ジェリーロペス先生のお言葉に従って近辺でチェックした中では一番サイズがあって乗れそうな場所でパドルアウト。ただしここは大きな河の河口なので昨日の雨で流れが強くなってるのは確実。出てみるとやはりチャンネルだと思っていたところの流れがものすごく,小魚がのむねかなと思うくらいばちゃばちゃ海面が荒れている。その上レフトの波にテイクオフしようとしてもその流れで戻されてテイクオフできなかったり、ただたってるだけでコロンコロンと落っこちたり大変。レフトの波もその横のライトの波もどちらも流れがきつくて難しく,もうちょっと先にあるレフトが一番乗りやすかったかな。テイクオフがピンポイントであまりウオールが張って来ないので難しかったが,久々に巻かれるくらいのサイズに乗れて,変な話だがちょっと気持ちよかった。
上がる頃に一人サーファーがパドルアウト。この流れの強さではサーフィンではさらに厳しいようですぐ上がってきてしまったが,とっても気持ちのいい青年でこの町に住むローカルサーファー.とってもウエルカムな笑顔で迎えてくれるのはほんとにビジターとしてはありがたい、だからこそ彼らがいやな思いをしないようにシェアさせてもらわなくてはと改めて思う。
しばらくして風が入ってきてしまったので終了。
(左からジュンペイ君、ケン君、わたし,おさむちゃん、オーム君、ニセコのスノーボーダーでありゲンテン仲間、ケン君とオーム君は今年からパタゴニアのアンバサダーでもある)
南の方から北上してきた仲間達、そして札幌から走ってきたと大久保さんも合流,結局このままそれぞれ波チェックしつつ北上することになった。
途中お好み焼きの屋台に惹かれて小休止,隣に地元で取れた銀鮭とカレイが干してあった。おいしそう!店の中も地元で取れた野菜やそれを加工した漬け物や瓶詰めなどばかり。
次に入ったところはチェックした時点では風が入っていなかったのだが,大久保さんがいそいそとは行ったとたんに風が入り始め,かなり強風になってきた。でもせっかくなので一緒に乗るだけのろうと私達も出ることに。
シーサーのジャケットと野の花の色がマッチしてとてもきれい。
波は結構ストーミー.でもまあまあサイズはある。
大久保さんはこういうコンディションに慣れている様子
シーサーも果敢にチャレンジ。
結局風が強すぎるので場所を移動しようと言うことになり早めに終了,私も朝とここの向かい風のパドルで腰が限界になってきた。
いろいろチェックしながら北上してみたら結局北海道の湘南と呼ばれている浜厚真が一番いいコンディションだった.ここは普段混んでいてサップで出るのはちょっと気が引けるところだが,今日はオフショアの風が強いからか夕方だからか結構人も少ない。大久保さんはいい波を何本ものって楽しそうだった。
強風の中無理して乗ったのがちょっと悔やまれる。
シーサーも何本か乗れたようで流れている木屑の汚れがすごいと,上がってきた。
移動と波チェックが多い一日だったけどこんな日もある,それにいろんなポイントがチェックできて楽しかった。
このままニセコに戻ることはせず,明日まで待ってどちら方面に動くか決定することにして、温泉で終了。北海道は寒いけれど温泉がどこにでもあるのが素晴らしい。いたむ腰も温泉に入るとずいぶん良くなるから不思議。