腰痛とのにらめっこ状態が何のかんの2ヶ月ほど続いている。全く動けないわけではないのに、思い切りカイトしたりパドルしたりするのはきついという中途半端な状態で、調子がいいときもあれば悪いときもある。ストレッチして良くなるときもあれば、何かの拍子でストレッチしすぎなのか急に痛くなったりするときもあり、何が本当に正しい方法なのかがよくわからなくなるのが辛い。
でも辛い辛いとネガティブにならないように心がけなくては。
と言うわけでいたくなると読書の時間が多くなる。最近は北海道の私のあこがれの人、新谷暁生さんの『骨鬼の末裔』を読んでいる。他には百田尚樹の最新作『海賊とよばれた男」、これは「0(ゼロ)」という本が読みやすく同時にいろいろ考えさせられたので彼の作品に興味を持ち、まずは美容整形をテーマにした「モンスター」を読み、今ベストセラーになってるこの最新作を読みたいと思っていたところにhiroさんがかしてくれたのだが、なかなか面白い。でも作品としてはゼロが一番良かったかな。この人の作品はどれも社会の不平等や差別をテーマにしている気がするがそんななかで正直に生きることの美しさ、情熱をかけて何かに取り組むことの大切さを訴えてくるので読んだあと嫌な気分にならない。でも昔は戦争時代の日本はひどいことしていたなあと思っていたけど、今の日本も一部差別とか国民のことを心から思っていないと言う点ではなんだか全く根本的に変わってないのかなあ、とちょっと悲しくなることもある。でも何より個人個人の意識の革命が必要で、それは私にも言えることなのだ。ずるくない生き方、自分だけ得をしようと思わない考え方,自分が何でこの世界に貢献できるのかを(それがどんなに小さなことであっても)考えることを日頃から続けることは完全に身に付いた人間になりたい。全くほど遠いけど。
お楽しみブックスの方では大好きな本でありヒッピーや旅好きのバイブルのような本である『shelter』の著者カーンの新作「Tiny Homes」が届いた。しょっぱなから出てきたのがスノーボーダーのマイキーの自宅。もともと彼は若いころからアーティスティックでいろんなものを作ったりしていたけど、タホの山の上の広大な土地に自分で仲間と一緒に周りの岩などを利用して家を造った。なんと今では敷地内に古いリフトを再利用してリフトがあり、敷地内で仲間とライディングを楽しめてしまうのだ。男だったら(男でなくてもだが)だれもがうらやむような独身貴族ならではの住まい、隠れ家だろうな。
この本には
その他にも小さなスペースを有効に使ったこじんまりとした小屋やツリーハウス、キャンパーやヨットなどの素敵な写真がずらり。知ってるものをかなり多かったけれど、何度見てもわくわくするこういうスペース。私も以前はメインランドにキャンパーを所有し、その中で暮らすことをしていたのだが、あの自由な気分や小さなスペースでお家ごっことキャンプのコンビネーションのような暮らしをする幸せは言葉では言い尽くせない。すべてそろっているわけではない不便さの中でやり繰るするのが楽しいのだ。
こういう夢を膨らます本を私はmy playboy magazinesとよんでいる、とにかく妄想をかき立てて夢の世界に入り込ませてくれるから。
キャンパーや小さな小屋が好きなために集めたこのような本のコレクションは結構たまってきている。
『My Cool Caravan』『Airstream Living』『Tree House of the World』なども好き。日本のキャンピングカーもコンパクトで好きなのだが、日本のキャンパーだけを特集した写真集とかないのかしらん?
2013-06-11
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