2013-02-25

2月23日 大波乗りたちの集い

 本当に何日かぶりにノースショアで太陽が顔を出した。でも海の色は相変わらず茶色、風も強い。いつになったらグラッシーなコンディションが来るのだろう?
昨日もカイトをしなかったので海にはいりたくてうずうず。レインズは水の色が茶色で、いまい阿智だったけれどカナハは波がなかったのでこっちで乗ることにした。
車を浩平君が運転してカナハに持っていってくれることになり、一人でダウンウインド。
かなりガスティーな風だったが、途中からガスティーさも感じないくらいオーバーになってきて、せっかくアウターリーフの波があってもオーバーすぎて板に足をつけているので精一杯。バッタバタで、もうほとんどない膝のクッションがさらにすり切れる思いだった。でもまあ水に疲れて気持ちよかったけど。
津村サンも今日はカイト、津村サンが実はカイトもめちゃくちゃ上手なことに浩平クッはびっくりしていたが、津村サンはそれ以外にもウインドも日本ではパイオニア時代からやってるし船も七つの海を旅していたし、ヨットも自分で作っちゃうし、ほんとの海の男なのだ。
一方ビッグウエイバーもうお二方は夕方プローンパドルボード(スタンドアップではなくレイダウンのパドルレース用のボード)を持ち出してトレーニング。二つのボードを乗り比べたりして楽しそう。波のないときはこれでがんがんパドルすることでパドル力をつけるのがたかさんのジョーズへの準備の一つということでむねとよくんと一緒にやっていた。タカさんは今まで日本人でビッグウエイブについて話ができる人が周りにあまりいなかったので今回とっても嬉しそう。自分なりにいろいろやってることをみんなと一緒にやりたくて仕方がない、という感じ。そして多分みんなも普段体験できないダウンウインドやらオーシャンスイムなど刺激になるんだと思う。
宗豊くんは宗豊君で、朝おいてから夜までずっと今日は充実した一日、いろんなシェイパーたちと語り合い、いろんなやり方を聞いたり見たり、そんなことを話している彼の表情もキラキラしていて、この大雨の波のないマウイでも何かしら吸収しているようで嬉しい。まだマウイに来てから波乗りしてないと笑っていたけど『波乗りはいつでもできるけどここでしかできないことをどんどんやる』と言ってくれた。
夜はタカさんのところにお呼ばれ.アヤちゃんとタカさんの用意してくれたたくさんのおいしいご飯を頂きながら、これまた熱い、そして奥深い話をたくさん聞けた。20年以上前ブレットの家に居候していた頃彼らがジョーズにはいり始めた頃も毎晩仲間が集まって熱い話が泊まらなかった、それをはじっこで聞いてるだけでどきどきわくわくしていた私だが、今日もそんな気分だった。そしてみんな熱いし謙虚、宗豊君なんて私たちはみんな彼がどれだけ波乗りが上手いか知ってるからいいけど(笑)結構痩せてて色白くてものすごく控えめで低姿勢なもんだからこれでビッグウエイブなんてほんとに乗れんのか、って思われちゃうよねえ、とみんなでからかっていた。でもこういう人たちがいざという時めが変わるのを私はいろんなところで見てきている、浩平君もいつもニコニコいじられキャラだが、そういう人たちがゾーンに入ったとい、大波を前にしたときの表情を私派みたいなあと心から思っている.遊びではあれ情熱を持って取り組んでいる人たちはみんなそう言う時本当に素敵な顔になるからだ。

今宵も一般人には良く理解できないような話題がいろいろでて面白かった、普段はそういう話に誰も乗ってくれないのでここぞとばかりタカさんはマゾヒスティックなトレーニング方法の話など嬉しそうに話していた。
ビッグウエイブをするにあたって、何が必要かという話で、結局あの大波で巻かれる覚悟があるかということなのだと話していた。どんなに上手い人でも絶対にまかれる、そのときにあの破壊的な巻かれ方をする覚悟がなければ出られないしでるべきじゃない.それはジェットスキーがあってもライフジャケットをきていても巻かれないわけではないということだし、最終的に頼りになるのは自分だけという気持ちでいなくては行けないということ。
        
タカさんはそのためにオーシャンスイムで何キロも、何時間も泳いだし、仕事の前やあとに風が吹き荒れるようなしんどい中パドルボードでパドル練習をし、潜りをつづける。そこまでしてでも乗りたい、巻かれても大丈夫なように覚悟ができるようにできる限りの努力をする、そこが自信に繋がるのだと思う。タカさんだけでなく、集まったみんながそれぞれ自分の目標ややりたいことに向かってそれぞれの努力をしたり行動を起こしたりしている、そんな姿勢にふれられて私もたくさんのインスピレーションをもらうことができた。


明日もみんなで男塾開催予定。








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