2012-08-31

8月31日 Blue Moon

体の疲れがなかなか取れず、すすめられてたいマッサージを受けた、海の家のなかでやってるものだけれどやってくれた彩ちゃんはとても本格的で親身になってやってくれる、自分でもできる方法を教えてくれたりしてしっかりほぐしてくれ、とってもリフレッシュできた。これだけでいろんなことへのモチベーションがあがった。

今日はブルームーン。同じ月に2回満月があると2回目の満月のことをこう呼ぶ。
夕方材木座の山の上から出てきた大きなお月様は本当にきれいだった。

そして由比ケ浜の海の家も今日が最終日、短かった夏を惜しむかのように、たくさんの人が集まっている。私たちも最後の海の家ディナー、ハッピーのラーメンと何度もお世話になったタイ料理屋のおばちゃんのところのキーウイーシェイクでしめくくった。

気がついたらもう明日から9月、そしてあと3ヶ月で今年も終わり、終わりー?
信じられない。

2012-08-30

8月30日 水の癒し


          

丹沢は何度来ても癒される、普段海が近い生活なので山に来るととても新鮮だし、川の水って本当にさらさらで体がすっきりする。その上水温も冷たいので暑い夏には最高、避暑とは良く言ったものだ。今日の下界はきっと猛暑だろうけれど、丹沢だと日陰にいればとても過ごしやすい。足を水につけながら本を読んだり、いろんなご飯を作ってみたり、流木や可愛い石を探しにうろうろ歩いたりして過ごす、スケジュールがいっさいない、そしてメールも携帯もインターネットもない一日って実はとっても自由で贅沢。

朝早くおきだして、早めに帰るつもりだったのに、結局満足してそろそろ帰ろうという気になったのは夕方4時過ぎだった。何もないけど何でも楽しめる、キャンプの良さはそんなところ。私にとっては時間に追われることなく本が読めるのが一番うれしい、今日は前から少しずつ読み進めていた鎌田慧さんの「原発列島をゆく」(新潮社文庫)を読み終えることができた。彼が書いているようなことが日本中で何十年も起こっていることを今の私は理解できるようになってきた。人間の弱さ、そして強さについて考えさせられる。

2012-08-29

8月29日 丹沢でリラックス

波はやっとサイズダウン、そしてオンショア、ちょっと体を休ませるために丹沢にキャンプに行くことになった。
キャンプで最近いつもやるのがししゃも、ただ焼くだけだし、もともと好きだけどキャンプではなおさら好きで毎回ついつい買ってきてしまう。
家でもグデーとするのが得意なウイリー、今回も誰よりもリラックス。
マウイで一目惚れして手に入れたハンモック、パタゴニアのダウンセーターくらいコンパクトで軽くてそれでいて丈夫、設置もすぐ手軽にできるのでどこにでも持っていける。
そしてバースデーボーイの一平君、おめでとう。

2012-08-28

8月28日 Beautiful morning


昨日はあまりの寝不足と旅の疲れで早起きができなかったけど、今日は何が何でも朝一番から乗ってやるぞと3時に起床。由比ケ浜から湾の沖にあるブレイクを目指す。さすがに人はほとんどいない、波のサイズは落ちたけどピークから乗れるので気分はいい。とはいえすぐサーファーの人たちが入ってきたのでショルダーにどき、さらにインサイドに入り、余り物を待つ。でも今日は人数が少ないからあまり波も結構あるので十分楽しめたし、みんなの写真もたくさん撮れた。
岸から望遠で(?)とってくれていた友人の高橋さんが写真を送ってくれた。この一本はかなりのロングライドでテトラの手前まで乗れたもの。



そしてサーファーの人たちもみんなうまい。撮ってる方も楽しくて仕方ない。
以前ウインドサーフィンのセールを作っていた北さん、いいセットの波にたくさん乗っていた。





みんな名前は知らない人ばかりだけどとってもメローできちんと乗り、マナーがとってもいい人ばかり、そんな場所だからこそ自分もしっかりやらなくちゃ、としみじみ思う。波にテイクオフしようとして取れない人すらほとんどいない。乗るときは乗る、誰かが乗ったらすぐパドルをやめる、ドロップインしないというだけでないいろんな細かい配慮ができている。ぴしっとしたこのポイントの空気は素晴らしいといつも思うし、そうあり続けてほしいと思う。

あー今日は楽しかった!

2012-08-27

8月27日 重鎮たちも勢揃いのセッション


昨日朝早く起きれなかったので、今日こそは朝一番を狙おうと3時半に起床、でもまだ真っ暗で、波が撮れくらい大きいのかよくわからない。セイフティーフリークの私は大丈夫だと思いながらももし万が一けがをしても誰もいない、とか、沖で大きな波に巻かれてリーシュが切れたらどうしようとか、何となく気になり、のそのそしていたら、自分の家の前からそのポイントまで漕ぐのに結構な時間がかかり、ついたときにはすでに3、4人のサーファーが入っていた。のでピークには行けずじまい。なんとかサーファーの人が波に乗った後のあまりのセットウエイブをピークから乗りたいと思ったけど、焦ってセットを待ってるうちに続々とアウトに出てくるサーファーが増え、結局これ以上ピーク付近にいては邪魔かなとインサイドにポジションを変えた。
それからは余った波を頂いていたが、それでも十分楽しい波がたくさん。そして沖のピークからのりつないでリッピングしているサーファーたちの最高の笑顔とライディングを見て自分まで嬉しい気分にさせられる。写真を撮ったり、あまり波を撮ったりで忙しく動いているうちに体も疲れてきて、そろそろあがろうかなと思ってビーチに戻ったらちょうど9時だった。
一番いい波に乗っていた方、富士山と江ノ島をバックにしたこの写真は今日の私のお気に入りショットになった。

彼は最も目立っていた上手なサーファーの一人。

この人(下2枚)も上手だった。一回だけサーファーの行く手をちょっとだけじゃましてしまったのがこの人、チンしてしまい彼がラインをちょっと修正しなくてはならなかったので申し訳なく思い後で謝った。とてもやさしかったのでほっとした。


帰り道材木座でカメラマンの菅沼さん夫婦発見。この夏結婚したばかりの熱々ニコニコの新婚さん。
一日の〆も又素晴らしい夕日、明日もいい波が待ってるぞ、きっと。

2012-08-26

8月26日 台風スウエル湘南にも到着

 昨晩は2時過ぎに帰ってきてふらふらの状態で3時頃寝たけど6時半にどうしても波をチェックしたくてなんとか起き上がり海まで見に行った。サイズもないし混んでるからいいや、というコンディションだったらいいなと祈ってたけど、沖のアウターリーフは全部割れてるし、風はノーウインド、ものすごく良さそう、反対に出遅れたー!という気分。仕方ないのでくったくたの体に鞭当ててボードを持って海に出た。9時すぎにはみんなのケアをするために帰ってこなくてはならないのでとりあえず近場のスポットへ。そこもいつもはブレイクないのだが今日はちょこちょこ割れている。ここはうちから一番近いポイントブレイクだし、子供の頃から遊んでいたエリアなのでやはり特別な感情がある。言ってみたら案の定、昔から海で一緒だったメンツがたくさんいて、同窓会みたい。私が子供だった頃、もうすでに大人だった人たちが未だにニコニコ楽しく波乗りしているのが坂の下の最高なところ。ここに来ると未だに私が若手(?)気分になれる。
(ウインド、サーフィン、ギター何でもそつなくこなしかっこ良く決めてしまう、スマートなさくちゃん、もちろんスタンドアップも上手)

 (昨日の疲れはゆっくり寝たことで撮れたかな、ビンディーファミリーとレイソンに夢中の岡崎ファミリー)
 (坂の下のサーフショップ、ハイサーフの店長石川さんもこの辺がホーム、スタンドアップのスクールもやってます)
 (私が子供だったときは大学生だった森さん、でも今でもあまりかわらない若さ)
 (この人も上手だった)
 (波は良かったのだけれど、普段あまり見かけないスタンドアップの人、特にあまり乗れない人も結構いて、そういう人が沖から必死に漕いで波に乗ろうとするのだが、なかなか乗れず、結局インサイドにいるロングボーダーはそれに圧倒されてテイクオフしずらくなったりしていたのが気になった。混んでいるラインナップのときはスタンドアップの人はできるだけサーファーに波を譲りましょう、沖からのろうと思えばどんな波だってロングボードより早く乗れてしまうので、サーファーの人に咲きに乗ってもらって余ったら自分が乗る、くらいの気持ちで、そしてできれば彼らよりもインサイドにいて、彼らが逃した波を乗るようにするとあいてに不満を持たれにくい。また立ったままテイクオフできないとか波を超えられないレベルである場合ははじに寄ってみんなに迷惑がかからない場所にいるように気をつけるようにしましょう)
口うるさい意地悪ばあさんにはなりたくないけれど、今日はかなりマナーの悪さが気になった。逗子方面のスタンドアップパドラーのマナーの悪さは私も経験してるし、これから大いに考えていかなくてはならないと思っていたけど、坂の下方面でそれを感じたのは今日が初めて、いつもここでやっている長田兄弟などもそれをすごく感じて幻滅していたみたい。サーファーに注意されてからでは遅い、スタンドアップパドラー同士で注意し合い、マナーがよくわかっていない人にはしっかり理解してもらうよう、いやでも声を掛け合って気をつけるべきだなと思う。
 家に戻るとちょうどみんなが起きてきた頃だった。レイソンのかわいさに、うちの母親はもちろんとなりのいとこ家族も弟夫婦もみんな集まってきて大騒ぎ。見よ、この弟のデレデレぶり。
 レイソンもせまい車から解放されていろいろ冒険できるのがうれしそう。
 それぞれ息子をだっこして記念撮影
 レイソンはこの旅で覚えた『あーりがと!』と連発してみんなを喜ばせる。

ちょっとだけベリンダとショアブレイクでボディーサーフィンをしてから1時の横須賀線にみんなを乗せて彼らは千葉の一宮まで移動、そのまま今晩は千葉のパタゴニアストアに行って、明日はオーストラリアに帰るのだ。
本当にお疲れさま、全国各地にたくさんのアロハとインスピレーションをまき散らした3人、きっとまたすぐ日本に来るような気がする。

2012-08-25

8月25日 長距離運転新記録とキングオブザリバーマウス



(大岐の浜からすぐのところにあるショップ、ウインドアンドシーはとっても素敵場ご夫婦でやっている、パタゴニアも扱っているのだが、偶然にも壁にはアダムのチューブライディングのショットが飾ってあり、アダムも照れくさそうに喜んでいた。そしてベリンダもアダムも、ああいう風に年を取っても仲良し夫婦でいたいねーと言っていた。ほんとににこやかで素敵な雰囲気)
朝倉井内に私だけ美和ちゃんレフトで乗らせてもらう。サーファーの人が来ないうちにピークから乗りたかったのだ。波はそんなに大きくはなかったけど、何本か一人きりで思い切り乗れたので満足。高知の海、ありがとう!
あっという間にもう今日は帰る日。でもずっと期待と思っていた高知に来ることができ、今回の旅は完全に最初の一歩になった気がする、そして次回はもっと長く、もっと準備をして遊びにきたい、波にも乗りたい!とにかく人も自然も海も川も最高な場所だった。
レイソンのゴッドマザー的な美和ちゃんのハグはとってもスペシャルなんだ、とアダムに前から聞かされていたけど、はぐされると彼女の腕からびんびんエネルギーと愛が伝わってくるようなほんとにスペシャルなハグでした。今回会えて、お友達になれて本当によかった!彼女やほかのローカルたちがいなかったらここまでスペシャルな旅にはならなかっただろう。
みなさんほんとにありがとう、そしてこれからもどうぞよろしく!
(写真ではよくわからないと思うけど、爆発状態、バックドアのぐちゃぐちゃのときみたい)帰り道、通り道だからというので仁淀川に寄ってみた。仁淀川はアメリカでの日本のリバーマウスとして有名、海部がクイーンオブリバーマウスだとすれば、こちらがキングオブリバーマウスと呼ばれているそうだ。
ローカルが厳しいし(来る以前にはいろんなエピソードを聞かされていて、実はビビっていた)どうせいい波でも人が多くて入れないだろうし、地形も今決まっていないと聞いていたので全く乗る気もな苦、ちょっと車で通り過ぎるだけのつもりだったのに、橋の向こうから見えてきた景色にみんなびっくり、8−10ftくらいのソリッドなうねり、風も弱い。(ちょっとオンショア)そしてだれもいない。急にビッグウエイブ、とチューブ、えぐいコンディション好きのアダムのテンションがあがり、アドレナリンでてが震えてきた。誰も出ていないのは何か意味があるはずだ、と心配性の私は懐疑的。とりあえずチェックしようとUターンして駐車場へ。何台かのサーファーらしき車が止まっていてたむろしている。実はもうそれだけで、私はビビっている。でも礼儀正しくしていれば入ってきただけで怒鳴られることはないだろう、と思って、向こうが何か言う前に挨拶しようと思い、近づいていった。
そうしたら皆さん最初はちょっと口数が少なかったけれど話しだしたらとてもフレンドリー。やっぱり朝は乗ってたけれど今の状態はいい波ではない上にダメージが大きいのでみんなあがっていたらしい。見るからに恐ろしいビーチブレイクだもの。
それでもアダムはこのキングオブザリバーマウスを前にして出ずに帰ったら一生後悔するとおもったらしい。パタゴニアから借りてきたフィッシュの5’4しかないというのに、自分でもそんなボードじゃ太刀打ちできないとわかりつつもどうしても海に入ってみたいらしいので、ローカルの人たちに、アダムの紹介をしてやられるだけでいいので入ってもいいかと訊ねると、ショアブレイクだけでもハードだぞ、と警告してくれながらも出やすい方法など親切に教えてくれた。みんなが遠くから見守るなかアダムはぺらぺらの短い板を持って川を渡りショアブレイクの前で立っている。近く前言ったらショアブレイクだけでも巨大でパワフルなはず、写真で見るとサンドバンクから見える部分だけしか見えないけど出る場所からはこの倍の大きさはあるはずだ。それでもなんとかショアブレイクを抜けた彼を見て、ローカルの人たちもなかなかやるな、という感じでここから流れの強いなかピークにいくのも大変だ、といいながら見守っていた。
         
結局ピークまでいくものの、セットの波はクローズアウトだし板が短すぎておりていかない、2本ほど小さめの波に乗り最後にど真ん中もぐるぐる巻のショアブレイクにまかれ、戻ってきた。最後に巻かれたところのパワーはものすごく、大きな意思がごろごろ転がる音が聞こえてきて怖かったという。でも怖かった、ぐちゃぐちゃだったといいながらも海に出たという達成感でいい笑顔をして帰ってきた。日本にいる間、常にビンディー優先で彼女が波に乗れるよういつもサポートしていたアダム、でもこの瞬間だけは自分が乗りたい波に乗ろうというアダムの時間だった。これがパーフェクトなコンディションだったら反対にローカルの人もビジターにいい顔はしなかったかもしれないし、乗れなかっただろう。でも誰もいなかったことでローカルの人たちと話もできたし、海にも堂々と入ることができた。ある意味クローズコンディションだったことでここの海に入れたからラッキーだったかも。それにしてもあの波にあのボードで一人きりで入っていくのはよっぽどの変態、私はアダムがますます好きになった。

高知を出てからも延々とドライブ、結局中村から鎌倉まで一気に帰ってきた、全部でランチや仁淀に寄った時間も入れれば16時間ほど。営業でいつも日本中を運転しているもりけんですら、今回の運転は一気に移動距離としては新記録だそうだ、何よりレイソンがよく頑張ったと思う。ステーションワゴンのきちきちのスペースで5人、みんながにこやかで文句一つ言わない雰囲気を作ってくれたからこそできた旅だと思う。
鎌倉に着いたら母が出しておいてくれた布団にみんな直行、明日は波があがる予報なんだけど、正直言ってくたくただから明日は波はあがらないでほしいんだけどな。



2012-08-24

8月24日 A-rigato!

(all photos Belinda and Adam's collection)
早朝に美和さんと海チェック、夜明け頃に見たら昨日も目立っていたリョウサンがリッピングしていた。波もすごく良さそう。はやる心を抑えて宿にいったん戻り、みんなで出る準備をする。
今日はみんなで昨日のスポットに向かう。宿の阿部さんが『レイソンのケアがしやすいだろうから』とキャンピングカーを出してくれた。

ちょっと出遅れたのでもうすでに結構な数のサーファーがいて、波も夜明け程良くはなかった。
スタンドアップではちょっと気後れするのでちょっとだけのって、すぐあがり、写真を撮ることにした。みんないい波に乗るので写真を撮ってるだけでも楽しい。アダムもベリンダが波乗りをしている間片手にレイソン。片手に一眼レフで奮闘、みんなのライディングショットを撮っていた。ローカルサーファーたちのショットをたくさん撮っていて、あとでみんなに見せたら大喜びだった。
(美和ちゃんずレフトと私たちが呼んだこの波を乗りこなす美和ちゃんさすがドローカル!photoby Adam)
(上手だったローカルサーファーの一人、この板をベリンダが借りて、すごくいいと褒めていた。photo by Adam)
(ローカルサーファーみほちゃんのボーイフレンド、滞在中バンを貸してくれました、本当にありがとう!)
(森けんもインサイドやピークから外れたところでローカルの人たちに遠慮しながら乗っていたけど、波さえとればお手の物)
(ボディーサーフィンもこの通り)




夜はみんなでいろんなものを持ち寄って一家団欒の雰囲気のなかリラックス、レイソンの具合が気になったけれど今日はばっちり、日本に来てから覚えた『アーリガト!』(手を合わせてお辞儀する)を連発し、ご機嫌だ。
レイソンの笑顔は何よりも私たちを喜ばせる、ほんとに元気が戻ってよかった!