2012-07-30

7月30日 いざ東北へ

友人のコンピューターを借りて原稿や仕事をすませ、午後からは車に荷物を載せ、次なる旅の準備。今度は石巻と気仙沼に梵蔵の一平君、そしてウイリーと共に行くのだ。石巻は鎌倉とどけ隊という鎌倉の有志からなるグループの支援活動の応援、仮設住宅の子供たちにアートや音楽のアクティビティーなどを提供しようというもの。
気仙沼は去年5月6月そして8月に行って仲良くなった皆さんに会いに、そしてあの悲惨な状況がどれだけ変わったのか見に行くため。

シャボン玉ワークショップのための道具、キャンプ道具、いろんな楽器を積み、みんなで一緒に乗るためのスタンドアップボード3枚も上に載せ、ウイリーも隙間に押し込んでいざ出発。

東京で渋滞に引っかかり結局11時間くらいかかって石巻に到着。
久々の東北、涼しいと思ったらこっちもかなりの熱帯夜だった。

2012-07-29

7月29日 なか日

移動が続く毎日だったのでかなりお疲れモード、そして明日からまた東北なのでたまりにたまった仕事や用事に一日追われて終わる。朝ウイリーとお散歩し、ちょっとの間ボードにのせた、まだふらふらするボードの上はあまり好きではないみたいで顔がちょっとへのへのもへじのようになっている、いやがられて水が嫌いになっても困るのであまり無理強いはしないようにしなくちゃ。でも泳ぐのははほんとに得意。とにかく飼い主の一平君命という感じで彼を常に目で追い続けて、いつも一緒にいたがる。あれだけ慕われたら飼い主冥利に尽きるだろうなあ。
一平君がいるときはほとんど私には目もくれないけれど、たまに二人でいるとニコニコ寄ってきたり、顔を近づけてほんのちょっと軽いキスのように鼻をすり寄せたりしてくる。ラブラドルはやんちゃだったり遊び好きの犬が多いんだけどウイリーはほんとにおとなしく、聞き分けがいい、ラブラドルらしいところは食い意地が張ってるところくらいかな。時間をともに過ごせば過ごすほどかわいくなってくる。

やらなくてはならない原稿があるのに、コンピューターが水浸しになり、仕事が進まず大変、メールなどは開き直ってほんとに必要なものがこないことを祈る、ことにした。

2012-07-28

7月28日 七ヶ浜お祭りWasshoi!

( 堀口真平プロとじゃんけん大会、彼も忙しい中駆けつけた。photo by Yoshi)
今日は仙台で友人のプロボディーボーダーメグちゃんが中心となって開催する海の学校のお祭りわっしょい!に参加するべく鎌倉で始発に乗り仙台へ。仙台は車で行くとひどいときは10時間くらいかかってしまうけど、新幹線だとあっという間。9時には仙台に到着していた。
迎えにきてくれた真由美ちゃんと早速七ヶ浜の会場へ、そこにはすでに大勢のスタッフがいて、準備にいそがしそうだった。
( photo by Yoshi)
簡単なミーティング後早速どんどん子供たちが入ってきた。元々は海と親しんでもらうためのお祭りだったものが去年の震災後、海には入れない状態となり、今年もほとんど海水浴はオープンしていない、そんな中でも海のスピリットを感じてもらいたいと多くの仲間がいろんな形で海をイメージしたアクティブティーや工作を提供していた。
私でもやってみたいと思うようなものも多く、がれきの中の木材のかけらをペイントしたりステンシルしたりして作るキーホルダーやネックレス、貝を自分で磨いてきれいにしてアクセサリーを作る貝援隊のブース、廃油を使って作るアロマキャンドルのブース、その他にもネールやゲーム、いろんな食べ物のブースなど盛りだくさん。その上最初から最後までステージではライブが続いているし、ギャラリーでは海のいろんな表情を切り取ったすばらしい写真がたくさん飾られている。
(これはイベントのカメラマンもやっていたヨシさんの写真、地元の海への愛が伝わってくる。ほんとに力強い写真がたくさん。 photo by Yoshi)
(ヨシさんと真由美ちゃん)
来ていた子供たちはもちろんスタッフも本当に心から楽しんでいる雰囲気でみんなが声を掛け合いながら笑顔にあふれていた。今回は青空プロジェクトが、福島から大勢の子供たちもつれてきた。外に出て遊べない福島の子供たちに、青空のもと思い切り遊んでもらいたいという気持ちから活動しているプロジェクト。大勢の子供が両親とともに一泊旅行で招待され、大いに楽しんでいた。中心になってがんばっている早稲田暁生プロは現役のプロサーファー、若い彼らが何かやらずにいられないと行動している様子はとっても誇らしいし、これからもぜひ応援していきたいと思っている。(じゃんけん大会で手に入れたスケートボードを早稲田プロに教えてもらっている少年。photo by Yoshi)

仙台の山で有機農家を何十年もやっていた石森さん、自分の土地が放射能で汚染され、野菜が作れなくなってしまった、かといって政府は彼の住む区域を汚染区域と認めていないので補助もでない。周りでは今まで通り普通に農家の方々が作物を作っている。仕事ができなくなった彼は心配な人なら誰もが利用できる放射能測定質を立ち上げ、去年の秋からありとあらゆるものの放射能を調べてきた。彼から聞く話は本当に現場の実情で、意味深い話ばかり。借金と寄付で手に入れた450万の機械も今では3台に増え、めちゃくちゃ忙しそう。でも小さき花、つまり力の弱く一般市民のためにがんばっていこうと意欲にあふれている。

コーヒーの屋台を出していたマジコーヒーの太郎君のコーヒーは本格的でとっても美味しい。そしてそこにあったシナモンはオータム製。マウイに行ってしまったあともオータムが彼方此方にその存在を感じさせる。みんなオータムが大好きでオータムがここにいないのがほんとに変な気持ちがするほど、なんといっても彼らと私をつなげてくれたのも彼女だし。去年知り合った大好きな仲間がみんなここに集合、なんだか同窓会みたいだった。


七ヶ浜の仮設住宅で暮らしながら手作りアイスを作っているご夫婦。どのフレーバーもめちゃくちゃ美味しかった。どんなものでも心を込めて作ったもの、妥協せずにいいものを選んで作ったものはすばらしい。



(オーガナイズのメグちゃん、ほんとにおつかれさま)
(〆はラビラビライブ。最高!photo by Yoshi)

(photo by Yoshi)
そんな訳で始発に乗って仙台に向かい、終電でなんとか鎌倉に戻ってきた。ものすごいエネルギーに満ちたイベントで子供たちとそれをサポートする大人たちの純粋で優しい気持ちにあちこちでとってもすてきな感動を味わえた一日だった。
皆さん本当におつかれさま。

2012-07-27

7月27日 シーサーとバブルスin 鎌倉

シーサーとは去年の夏の終わりに北海道で再会、そのときにはサーフィンにかなりはまっていた。そのときにスタンドアップをやりたいというので中古を紹介し、以来かなりはまっているようなのだ。
シーサーが東京にいるのも珍しいけど、そのときに私が日本にいるのもまた珍しい、これはぜひ鎌倉に来てもらって一緒に海に入ろうということになった。ゲンテンスタッフのトコちゃんと二日酔いでぐだぐだ状態のまま登場。波はなかったけど由比ケ浜から小坪までみんなでクルーズ。膝程度の波がちょっとあったのを乗ってみたり、ターンの仕方を練習したり、何しろあついのでみずに使ってるだけでも気持ちいい。
シーサーはパドルでもかなり迫力のある漕ぎ方でかなりダイナミック、かなり練習しているのだろう、上半身が完全に一回り大きくなっていた。その上スノーボードで足腰鍛えているから足は全然疲れないらしい。

結局何時間も乗ってからお昼は梵蔵へ。ここでさらにスノーボーダーズが合流。新潟のバブルスとGFのはるかちゃん、そして玄天スタッフのよっちゃんも一緒に昼ご飯。
バブルスもシーサーも元気そうで昔と変わらない。なんだかこのメンツで鎌倉なんて変な感じ、でもあえて本当にうれしかった、今度は是非是非雪の上で会いたいな。(とはいえもうついていけないだろうけど)

2012-07-26

7月26日 長いお散歩

犬のウイリーが来てから歩くことが急激に増えたという一平君と一緒に今日はウイリーの長距離散歩。
材木座から大町を抜けて長勝寺、そして山の上にある材木座霊園へ、そこからまた小坪の方を回り、今まで知らなかったハゲ山という緑の多いエリアを登った。ここからは眺めもいいし、草が生えている原っぱのような広々としたエリアがありひなたぼっこに良さそう、とはいえ、それは冬の話、今日はただただ暑いだけだった。
その後逗子マリーナを回って材木座に戻ってきたときには犬だけでなく私も暑さに完全にやられていた。

途中小坪で大崎ポイントをチェック、波はなかったが、かなりの人数のスタンドアップパドラーがいた。(後でそれがバブルスやシーサーたちだったことが判明する)

それにしても普段全然走るどころか歩きもしない私、ウイリーのおかげで少し足腰が鍛えられそうだ。

2012-07-25

7月25日 鎌倉花火大会

夏に日本にいることはあまり多くなかったのでここ十数年鎌倉の花火大会をみることはなかったのだが、今回は材木座海岸の裏にある梵蔵で、屋台をやるというのでお手伝い。夕方からいろんなところで屋台が出ていたのでかなり盛り上がっていろいろ売れるのかなと思ったら、実は材木座の裏通りを通るのは地元の人がほとんどらしく、自前のビールやお弁当を持参で海岸へと急ぐ人ばかり、期待していたほどは売れず、花火が始まると同時に店じまいして私たちも海岸に見に行った。
やっぱり花火は日本の夏の風物詩、ライブでみるのはすばらしい。

2012-07-23

7月23日 サクラキャンプ同窓会沖島SUPツアー



一夜明け、今日は関西方面にすんでいるサクラキャンプ関係の友達が集まってくれ、プチ同窓会。本当にサクラキャンプの仲間は普段全然会うことがなくても昔と全く変わらず、それぞれのいろんな思いをシェアしたりできるすばらしい仲間。今日は琵琶湖の中の小さな島沖島までスタンドアップで漕いでいき、時計が止まってしまったかのような車も走っていないその島を探索するツアーを企画してくれた。普段はここで天然のウナギも食べラレルのだと聞いていて、私野ほかにもそれを一番の楽しみにしてきた人もいたようだったけれど残念ながらうなぎはここでもとれないようだった。小一時間すばらしい形式を眺めながらパドル、そしておしゃべり。まあ女が3人集まれば姦しい(かしましい)と書くだけ
あって話は止まらない、止まらない。でもみんなそれぞれこの10年20年にいろんなことを経験し、成長してきたんだなあ、そして今でも試行錯誤を続けながら一生懸命毎日を生きて充実した生活を送っているんだなあと感じられてうれしかった。沖島まで行く途中に見えるこの神社はくるまでは行けない場所にある特別な神社、琵琶湖の安全を守る神社なのだそうだけれど湖から眺めるのはほんとにすてき。


沖島はほんとに昭和のまんま時間が止まってしまったような場所、田んぼのあぜ道のような通路がメインストリート、荷物を運ぶためにみんな三輪車の自転車を愛用していて、道にたくさんの三輪車が止められている。小学校は木造で家と家の間の路地は極端に狭く、どの家も古い作りでとっても懐かしい雰囲気。頼んでおいたお弁当は婦人会の人が心を込めて作るものすごいボリュームのお弁当、ここで捕れる魚しか入ってないからねえといっていたけれど、地元でもなかなか食べられないという琵琶鱒のお刺身、煮付け、その他にもいろんな字のものが並べられた巨大なお弁当だった。(実は食べ過ぎて途中おなかが痛くなったほど)その後待ちの中を散策した後に白井さんが連れて行ってくれたのはこれまた懐かしい昔の作りの古民家のカフェ、島のあちこちが懐かしい気持ちにさせてくれるし、子供たちも思い切り水場で遊んだり飛び込んだりしている様子は最近都会ではなかなか見られない。
のんびりしすぎてかえってくる頃には夕日が沈む時間になっていた、稔ちゃんがわざわざ持ってきてくれたお茶菓子とお茶を振る舞ってくれ、最終の新幹線になんとか間に合い、夜中には鎌倉に戻ってきた。
かなりへとへと、でも琵琶湖でいろんな優しさにふれてかえってきた。行くとこ、行くとこホントにすてきな人が待っているからやっぱり旅はすばらしい。


忙しい中すべてケアしてくださった白井さん、渉さん本当に本当にありがとう。ぷかぷか農園の野菜をお土産にもらってみんなそれぞれの家に帰る道はきっと笑顔と満足感でいっぱいだったに違いない。

2012-07-22

7月22日 SUPCAMP in琵琶湖二日目

昨日も一日フル回転、でも夜明けくらいから皆さんおきだしてきていた。昨日のレッスンの感想やアドバイスを書き終わらないうちに7時からのヨガがスタート。

ぷかぷかの敷地の隣は広々とした公園、つながっているのでプライベートで使えるキャンプ場みたいで最高。ここで大きな緑の木の木陰でヨガ。昨日結構使った筋肉をほぐし、縮こまっていた股関節や胸を開いて深い呼吸をすると本当にエネルギーが体内にわき上がってくる感じがした。
そして9時からは最近注目されているノルディックウオーク。
私も足腰が弱井野ですごく興味があった。膝ががたがたなのでついつい歩いたり走ったりするのがおっくうになりがちなのだが、ノルディックウオークは膝や腰への負担を減らしながら足腰を強化するらしい。実際いろいろやってみて気持ちよかったと同時に変化を感じたし、こういう歩き方をすればすごくいいだろうなと実感。ほかの大勢の人たちもすごく楽しかったと満足げだった。
さてひとしきりウオームアップ(?)で体をほぐした後は今日もスタンドアップクリニック、午前中の初心者クラスも20人以上、こんなに大勢の人をいっぺんに満足させられるだろうかとちょっとビビりはしたが、やってみたらみんな上手にできて(コンディションが良かったこともとてもありがたかった)楽しんでくれた模様。とにかく最初に陸トレで正しいパドル方法をしつこいほどやってもらい、体に覚えてもらってから水に出ることがコツだと思う。受けてくださった人の中には小学生が二人、そしてお孫さん、お父さん、おじいさんの3代で一緒に受けてくださった人などもいてとってもうれしかった。

仲間同士できた人、途中、板に寝そべっていたので気分が悪いのかと思って心配して近づいたら、「水とそれがあまりにも気持ちよくって」と寝っころがって味わっていたそうで、それはそれでうれしいお言葉。どんな形でもやはり自然のすばらしさを実感してもらい楽しんでもらえるのが一番だ。
昨日初心者クラスをうけた数人はすでに沖の方でかなりがんばっていて、午後からの中級クラスに向けて自主トレ。
ちょっとしたランチタイムとおいしいわらび餅(参加者全員が何個も食べられるほど本当にたくさん差し入れてくださったのは京都の和菓子屋、式部庵の山地さんありがとうございました!)の後は中級クラス。

こちらは最初に警告した通りせっかく参加してくださったのだから絶対何かしら得てかえってもらおうと思い、ステップアップを図るためちょっと(かなり?)スパルタ気味。
まずは基本的なパドルのフォームを一人一人修正し、ある程度みんなが正しいパドルフォームをできるようになった時点で今度はダッシュでこぐのを数回、クイックターンの練習、そして一キロほどの距離をいいペースで漕ぐのを数回、マーク回航の練習など続けざまにやってもらい、疲れてきた頃に、さらに追い討ちをかけるようにチャーコギダッシュ数回、そしてスタート練とへとへとになるものを続けざまにやってもらった。来週四国でレースがあるというのでそれを想定して本番に活用できるテクニックなども説明し、特にスタートで人より頭一つ出ることがいかに大事かを伝え、そのためにどうしたらいいかを練習してもらった。数回やってみただけでもずいぶんみんなよくなったから、来週はばっちりほかの選手に差をつけてくれるんじゃないかな。
さてそこまでへとへとにさせてから、今度は中級者だけでのみにレースをした。このクリニックで練習してもらったスタートダッシュやマーク回航、ペース配分やラストスパート、そして風並にのせてスピードを付ける方法などすべてをおさらいしてもらうためのものだったのだが、ここで注目すべきは今朝初心者クラスで初めてスタンドアップをやったという小学生のメグちゃんがレベルの高い中級クラスの中最後まで食らいついてきていてこのレースも完走したこと。普段から漕ぎ込んでいる私たちでさえ疲れるほどのペースで漕いでいた後でのレース、一人だけかなり遅れてしまったけれどそれでも必死でへろへろになりながらもフィニッシュした後思わず涙。みていたお父さんも「お前がんばり過ぎヤー」といいながらも彼女のがんばりぶりにびっくり、そして感動していた。後で聞いた所によると、家庭の事情でお父さんが落ち込んでいたから自分ががんばってるところを見せてお父さんを喜ばせたかったというのだからこれまたこっちもほろりとさせられた。

さて中級クラスのみにレースが終わったところで今度は午前中参加した初心者の方もみんな一緒に参加してもらってチームリレーのレースをやった。チームはいろんなレベルの人を混ぜこぜに、できるだけばらつきのないように組み、初対面の人たちも多い中チームごとに誰がどこで漕ぐかの作戦会議をしてもらい、チーム対抗でそれぞれが一周してはバトンタッチするもの。これか思いのほか盛り上がった。
いつも思うのだが、楽しいのが一番、そしてチームでやると結束も高まり、自分だけのためではなくチーム全体のためになるからみんなすごくがんばるし応援するのでめちゃくちゃ盛り上がる。
最初はビーチで応援していたのに、フィニッシュ近くになると全員が水の中まで入ってきて自分のチームにあつい応援を送っていた。初めて会った人同士なのにハイファイブをかわし、大笑いして肩を叩いている様子が最高だったし、私も思い切り楽しませてもらった。
(19歳一人で参加してくれた俊樹君は西表島出身、大阪の大学にこの4月に入学してから海に入ってなかったという、2日間の練習でもう十分な実力者)
結局二日間フルに動き、暗くなるまでみんなで楽しんだけれど、これ派手もボードをたくさんもってサポートしてくれたサーフテックの岡崎さん、JPの羽田さん、そしてスターボードの中釜さんたちなしではあり得なかった、週末のお休みをすべてここで費やしてくださったサポートクルー二は感謝しきれない思いでいっぱい。
そしてこのイベントを企画、そして実現させてくれたぷかぷかの白井さんご夫婦、お二人の人柄からこれだけたくさんの優しい人たち明るい人たちが集まるんだろうなあと思う。いいバイブレーションにはいいバイブレーションが鼓動し、どんどんそれがひろがっていく。
一日の終わりにはくったくたでベッドにシャワーも浴びずにベッドに転がり込んだけれど、心は充実感、満足感でいっぱいだった、スタンドアップを心から楽しんでくれている人たち、新しくトライしてくれた人たちとふれあえたすばらしい二日間だった。

琵琶湖の皆さんありがとう。

2012-07-21

7月21日 SUP CAMP in 琵琶湖 第一日目


 (すべての写真は参加してくださった博さんの撮影した写真を使わせていただきました、何百枚も撮ってくださったあほ科の写真もみんないい表情をしていて楽しそうな写真ばかり,そちらが見たい方は,こちらをクリック)

あいにくのお天気で曇り空、でもスタッフやお手伝いしてくれる方は 7時過ぎにはきてくださり、9時ごろからのんびりセッティング。受付の始まりは10時だけれど、その直前からザーザーぶりになってきた。ショーとジョンだけ持ってはきていたけど結構寒くて一日中これだったら風邪引きそうなくらい。ただ水の中は暖かかったようで寒いから漕いで体をあっためていたスタッフもちらほら。

 午前中は初心者クラスこんな雨の中なのにたくさんの人が来てくれた。初めての人にもっとも大事なのはパドルの仕方をまず体に覚えさせてしまうこと。板のうえに乗って体とバランスとるのに忙しくてパドルの仕方を話してもちゃんと聞けないときもあるのでまずは陸上でシュミレーション練習,これが結構大事、ここでしっかり体に漕ぎ方を覚えてもらう。
風もなく、スムーズな水面なのでみんなあまり問題なく立ち上がることもできすいすいと漕いでいく。すぐに方向転換も覚えてしまい、みんな楽しそう。ちょっとプッシュして距離を漕いでもらったりもしたので最後は疲れてしまった人もいるかもしれないけど、思ったより上手にできたことでびっくりしたんじゃないかな?スタンドアップのよさはちゃんと習えば初日から楽しめること、そして今まで海などまったく入っていなかった人でもやろうかな、と思える気軽さがあること。この中の何人が続けてくれるかはわからないけどみんなが楽しんでくれ、上手にできたことで私はほんとにうれしかった。
さて、午後は中級クラス、といってもレース入賞を目標にしているようなレベルの高い人もいれば、始めたばかりの人もいた。このクラスは結構スパルタ気味に進行。達成感を持ってもらわなければクリニックを受けた充実感も少ないはずだから、音を上げたくなる一歩手前くらいのペースでびしびし漕いでもらうことにした。上級者でもやはり漕ぎ方の基本に修正が必要な人が多かったのでまずはパドルのフォームや仕方をレクチャー。上手な人ほど漕ぎこんであるので体に一定の漕ぎ方が身に染み付き、その癖を取り去るまで正しいパドルフォームに違和感を感じるはず。私もフォームを帰るようにいわれたとき、とても違和感があってパドルに力が入らなかった。だからゆっくり、力は入れなくてもいいので正しいフォームでゆっくり漕ぎ続けてもらい、できる限り体にそのパドルフォームを覚えさせてしまってから、今度はレースに勝つための細かいテクニックやアドバイスについて練習。
 (ぷかぷかオーナー白井さんが正しいパドリングの見本を見せてくれている、手首に注目)
特にスタートダッシュはもっとも大事なことのひとつ。ここで頭ひとつ抜け出すことが勝利へとつながるのでスタートダッシュは気合のいれどころ。息がぜいぜいいうほど何度も奪取パドルを練習してもらい、鬼だと思われたに違いない、けどみんなすごく早くなったし、レースに出たら、絶対に練習しといてよかったーと思ってもらえると思う。
途中からは雨も上がり午後は暑すぎず、風もなくとってもいい感じ。みんなくたくたになるまで漕ぎ続けた。一日の過ぎるのが早いこと!
夜はぷかぷかで親睦バーベキュー
プカプカ農園で取れた野菜たちが続々とテーブルに出てきてそれがどれもほんとにおいしく、肉が出てきても私はほとんど野菜ばかり食べていた。ほんとにとりたての野菜っておいしい!
いろんなところから集まってくださった皆さんの自己紹介、そして宵が深まるとともに酔いのほうもいい感じになり、本当に素敵な夜だった。

明日はさらに人数が増えるらしいのでがんばらなくちゃ。

2012-07-20

7月20日 琵琶湖へ出発

午前中犬の散歩をゆっくりした後、準備をして琵琶湖へ。
リュックを背負っていざ駅まで歩こうと思ったら、雨が振り出してきてどんどん強くなってきた。駅に着くまでにもうびちゃびちゃ、仕方がないので電車に乗る前に着替える。

琵琶湖には20年以上前に一度行ったきり、それもそのときは自分で作っていたハンドペイントの水着の営業のために行っただけでウインドはしていない。「風吹いてますよー、乗るんだったらギアかしますよ」っていわれたけど、パンピングしたらセールについた水滴が凍りになって落ちてくるような寒さだと聞いて、迷うことなく断った覚えがある。琵琶湖の人たちはみんなほんとに熱心で何時間もかけて冬の御前崎に来る人も多い。

そんなわけでなかなか行かない関西に行くチャンスを下さったのはPUKAPUKAエコスポーツという新しいお店でスタンドアップに力を入れている白井さん夫婦。奥さんのわたるさんはサクラキャンプ仲間でもある。

夜6時半ごろ到着、プカプカは琵琶湖の能登川という駅の近くで川と湖の合流点あたりのウォーターフロントにある。わたるさんと白井さんの思いがこめられた設備や部屋が一つ一つ手作りで増えていったという感じの敷地はとってもアットホーム、たくさんの野菜やハーブがあふれているぷかぷか農園、合宿所みたいだけどかわいらしい2段ベッドが2セットはいった 宿泊部屋もとってもかわいい。
(愛犬バルもお出迎えしてくれた)
(野菜畑にはたくさんの小さなアマガエルが!)
シャワー室もホームセンターで帰るような物置を改造して素敵に仕上がってる。外にデッキで囲まれた囲炉裏があったり、とにかくうわーうわー、素敵素敵っていう感じ。すぐにウインドやスタンドアップができる環境で、田舎で周りに緑がいっぱい、動物も虫もいっぱい、いろんなものを手作りし、野菜は自給自足、シンプルだけどとっても豊かなPUKAPUKAスタイルは私がこういう生活がしたいと夢見るスタイルそのもの。一目で気に入ってしまった。

 (夕食は鉄板鍋をごちそうになった。関東では見かけないこのスタイル、でもキャンプでタジン鍋を使ってできそう、おいしかった)
(久々に会ったフリースタイルマスターの大ちゃんはお父さんになっていた)

 明日、明後日は多くの人たちにスタンドアップを体験してもらったり,レベルアップをしてもらえるようがんばるぞー。

2012-07-19

7月19日 体の芯までリラックス

(唯一見かけた人は川沿いに歩いてきた人。私たちの目の前で虹鱒を釣り上げ、その後イワナも釣っていた。彼も自己満足だけでなく、私たちにも見せびらかすことができてちょっとうれしそう。須田さんは何と鎌倉パタゴニア店の目の前にある私が生まれる前からあった魚屋さんに勤めていて、サーファーでもあるとのこと)
朝目覚めるとテントのなかから川の向こうの緑が目に飛び込んでくる。空はまだうすぼんやりした夜明けの色だが、雲ひとつない青空になりそう。
朝のコーヒーを飲みのに1時間ほどかけてのんびり飲む。隣ではウイリーが砂地にぺたんと体を横たえて寝ている。水の流れる音と風に触れる葉のそよぐ音、この場所は私にとって何もしないことが最高の場所、特別なにをするわけでもないのになんだか一日中やりたいことだらけで忙しい。
コーヒーをゆっくり入れて飲んだり、軽く散歩したり、川で歯を磨いたり、朝ごはんを作ったり、ゆっくり読みたかった本を読んだり、流木やきれいな形の石を見つけに歩いたり、焚き火を眺めたり、BBQをしたり、もって来た貝やビーズで何か作ったり、一日に3回も4回も犬の散歩をしたり、その合間に何度もうたた寝したり、そんなことがすべてとってもやりたいことなのだ。
(西表産の極上マンゴーウイリーも思わずかぶりつきでシェア)
いい波に乗ってどきどきしたりするのも最高だけど、自然の中で周りに誰もいないなかで心の底からリラックスする時間はとっても大事な時間。ただだらだらとするだけなんだけど。

そして今回は犬のウイリーが一緒なのでさらに癒される。動物の純粋さ、無邪気さは自分をも素直にさせてくれると実感。犬がいる生活ってすばらしいなあ。

マウイで見たとき真っ先にこの場所で使うことが目に浮かんだハンモックもばっちりで大活躍。このハンモック、ほんとにコンパクトにしまえてパタゴニアのダウンセーター並みの手軽さ。簡単に木につなげる細くて丈夫なロープもついている。

天気がよすぎて午後はくもが押し寄せ、急に夕立が降ってきた。そろそろ荷物整理して歩こうか、というときだったけど大慌てで撤収。でもテントも何もかも犬のウイリーまでびちょ濡れ。せっかく干した寝袋も湿ってしまったけど何とか撤収。速めに帰ってきた。でも夜遅くまでキャンプして疲れるより早めにのんびり家で片づけをするのも帰ってよかったかも。
明日は琵琶湖へ出発。