『サーファーの方がいるのにスタンドアッパーがみんなどーっと乗っちゃって、マナーが悪い』とこぼしていた、私も実は以前あのポイントで波がいい時にそれを感じて悲しい気持ちになったことがある。
いい波のところではやはりまずサーファーの間でのマナーがきちっとしているし、まずスタンドアップででてくるだけでも目立つのに、いきり立って次から次へと波に乗ろうとしていては誰だってスタンドアップに反感を持ってしまう。その上ちゃんと波にも乗れないならなおさらだ。
昨日も違う場所で乗っていたときにまだあまり立って漕げない人がわざとではないにしろ、ロングボーダーがちゃんとテイクオフしてきた波にドロップインし、そのままぶつかりそうになっていた。注意したところ、避けられなかったんだ、とむっとされたけど、まず乗ろうとするべきでもないし、乗って避けられないレベルのときは波のラインナップにいるべきでないと私は思う。
きついことをいうようだけれど、スキルのアップよりまずはマナーをきちんと学び、それを守ることのほうが大事、そしてそれをスタンドアップの仲間内で注意しあっていかないと本当にサーファーとの対立はひどくなる一方だろうし、そのうちSUP 禁止なんていわれるような場所も出てきてしまうだろう、だからこそ本当に注意してほしいし、注意なんてしたくないけどお互いが注意しあうべきだと思う。マナーに関して自分が考えていることはそのうちブログで細かく書いて見たいなと思っている。
さてさて朝一海に出てすっきりしたところで、材木座のパドボグランプリをのぞきに行った。この大会は日本で最初のスタンドアップの大会でもう今年で7回目。日本各地からいろんな人が集まり、とっても楽しい雰囲気だ。去年は私もでて、今年も出る気満々だったのだが、ぎっくり腰が治ったばかりで、でてしまうとがんばらざるにはいられないし、そんなことでまた無理して腰を痛めたらジョーダンにもならないので今回は応援に専念。皆にエールを送ることで楽しみを分けてもらった。
まずはウエイブ、風もそんなにない中、普段は全然波がないのに今日はいつもよりあり、何とか波に乗れる程度。
(右は御前崎の内田さんのフィッシングセットアップ、魚群探知機までついてる!)
(いつも笑顔のさわやかな河野さん、ほとんど毎日海に出ている)
メンズは地元材木座の河野さんを応援していたけれど、沖縄から来たらしい若手の松山選手が優勝、確かにあのパワーのない波でかっこよくリッピングしてた。毎年知らない上手な人がでてきて面白い。そしてスラローム、先週スタンドアップのレッスンに来てくれた名古屋の直樹さんは、先週やったスタートダッシュやブイ回航などの地味だけれど大事な練習をしたからか、漕ぎ方が変わったからか、いやたぶん彼の熱意とやる気で、スラローム優勝、膝の手術をして走れない永松君はスタートダッシュでかなり後れを取ったものの、最後のフィニッシュではもう接戦のところまで追い込んできたけれど、直樹さんが何とか1位を守った。
感動的だったなあ、こうしたほうが言い、と教えたとおりのことをしっかりやっていてなんだか自分が買ったとき以上にうれしくてビーチまで駆け寄ってしまった!
最後のコースレースは最後までみれなかったのだが、100人近くの選手が一斉にスタートするさまは壮観。そしてここでも直樹さんは体ひとつ先に立つすばら
しいスタートダッシュを決めていた。風もなく、誰もいない中板の持ち方までやってスタートダッシュを 練習したかいがあっやなー。(こちらはさすがに永松君が優勝)
(見よ一番右に一人だけ抜けてる直樹君!) レディースは予想通り、モエちゃんが総合優勝、ハワイから帰ってきたばかりのモエちゃんは本当にパドル力もあるし、メンズにも負けてない。
というわけですばらしいコンディションに恵まれたパドボグランプリ、奥田さん、みゆきさん、そしてジャッジやスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。これからスタンドアップパドルにかかわっていく人たちがみんな仲良くフレンドリーに一緒にスポーツを盛り上げて行けますように。
レースでもっといい成績を上げたい、あるいはもっといい漕ぎ方を覚えてスキルアップしたいという方、また夏に帰ったときはプライベートレッスンをやる予定ですので生徒さん募集中。いつでもフェイスブック(Tomoko Okazaki)かmauitomo*hotmail.com(*印をアッとマークに変えて送ってください)まで問い合わせてください。
地方でのスタンドアップ体験レッスン、イベントやツアーなどもいくつか企画中です。
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