ガソリン代節約のため、今日はサウスには行かないことにし、ダウンウインドかカイトをしようと決めていた。
朝メールをチェックしていると、何本、何種類の板を持っているのか想像もつかないほどたくさんのボードを買う夫婦の奥さん、シャムからメールが来ていた。「もしこの間言っていたように細身のF16が欲しいなら1700ドルで売ろうと思うんだけどどう?いつでもためしていいわよ」とのこと。彼女から中古を買ったランデイーのボードをこの間試してあまりに早いのでほしくなってしまったけど、カスタムでこのサイズが見つかることはほとんどない、とランデイーからもいわれていたからあきらめていたので、このオファーはかなりおいしい。何しろ新品でカスタムオーダーすれば何ヶ月待つことになるかわからないし、(少なくとも夏が終わる前にはできてこないだろう)3000ドル位するという恐ろしいうわさ。
1700ドルだって私にとってはとんでもない値段だけれど、こんな値段でF16が買えることなんてないわよ、とデビンにもそそのかされる。乗ったらさらに欲しくなるのは明白だったけれど、試乗せずに入られなかった。ということでヨガクラスが終わった後いそいで集合場所へ。
ヨガクラスですでに腰がちょっと痛かったので、あまり無理はしたくなかったのだが、一緒のメンバーはみんな真剣にダウンウインドを最低でも週3,4回はやっているメンバー。そしてめちゃくちゃ早い。最初のうちは何とか必死についていっていたものの、スプレックスあたりではもうデビンの姿はほとんど見えなかった。彼らAチームについていけるようになれば私も結構いい順位でレースに入れるだろうけれど、はっきり言ってまったくお話にならないくらい差が出るのだ。ボードの差では決してなく実力、こまごまとした海面の判断力、グライドさせ方の差だ。このスピードで毎日練習して、そのうえ気分が乗ると一日2回3回とやるんだからちょっとやそっとの練習ではかなわない。
でも入れてもらっていかに実力が違うかを目の当たりにするだけでも意味がある。
肝心のF16の乗り心地はもちろんすごく良かったが、この間乗らせてもらったランデイーのボードとほとんど同じサイズなのに直進性が高いのか、ターンさせるのが難しく、あと少しバランスがとりにくかった。でも1時間20分台でフィニッシュできたらしく、それはレデイースクラスだったら結構早い方だそうだ。(でも風が強かったせいではやかったともいえる)
パドルレースシーズン開幕といった感じでバトルオブザパドルに続いてマウイでもオアフでもいろんな種類のディスタンスレースが行われる。マリコレースは7月半ばだが、「このレースだけはマウイローカル以外の選手がメンズもレデイースも優勝したことはないんだ」とみんなが今日話していた。それだけ特殊なラン、グライド命のランなのだ。そしてマウイでやってる連中はそのグライドが大得意、言い換えれば、替えが吹いてなくてぐらい度させられないレースでは実力が発揮できないし、マウイで風がない日なんて誰も練習しないくらい贅沢で怠け者でもある。それでもマリコレースだけは外からのレーサーに勝ちを譲りたくはないねーと意気込んでいた。
サーフィンとは又違うこのデイスタンスレースの世界、大変だけど波がないときはいい運動になる。
2010-06-21
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