夜明け前に目覚める、ここ数日の充実したないように疲れはあるし、野宿した時に体中虫に食われてものすごい後になり、かゆくて仕方がない上に風邪引いたのか喉も痛いし、鼻も詰まっている。でもやりたい事も見たいものもありすぎて寝ているのがもったいない。
家の前は海、小さな漁船がポンポンという園児音を建てながら朝日に向かっていく様子は限りなく平和な空気を感じさせる。愛ちゃんもでてきて二人で言葉もないままその美しい光景を眺めていた。
(板浦ファミリーほんとにありがとうございました!)
板浦家の子供達が近所の子供達と学校に行く様も本当にのどかで素敵、目の前に見える学校は廃校になり、バスで隣部落の学校まで行かなくてはならないらしい。
海の事はもちろんいろんな事を知ってる博識の啓ちゃん
朝ご飯を食べた後ご主人の啓ちゃんが船を出し、キリスト教が弾圧されていた頃にキリシタンが隠れてい対話の洞窟を見に連れて行ってくれた。
そこに息つく間でも美しい海とたくさんの入り組んだ地形が素晴らしかった。
そして洞窟はこんなところに、これだけ天気のいい日ならまだしも寒い日も雨の日もかくれて生活していたのだとは信じられないほどごつごつした狭い場所だった。
ここに隠れる方も、隠れていた人たちに食料を届けるために道なき森を歩いてくる助けの人たちもほんとに大変だっただろうなあと思う。
今でも変わらない事は人間は自分の考えや自分の環境以外にも違うものがある事を受け入れ、認めなくてはならないという事、考えの狭さが摩擦になり、弾圧になり、戦争にもなる。もっと謙虚に、他の人たちへの気遣いや暖かく受け入れる気持ちをもてるように常に努力しなくては行けないのだなと五島に来てキリシタンの歴史を見るようになって改めて思う。
(蛤浜、一番広い砂浜で遠浅のビーチ、何かのテレビ撮影をしていた)
夕方のフェリーまでは愛ちゃんとさらにドライブ、そして北部にある、有川港から佐世保港へ。
(8ヶ月の丈寿郎、大人の都合に振り回されながらも常に上機嫌でいてくれてありがとう)
結局島でもまあ、いいでしょうとキャンプ生活のままの服装、佐世保に着いたら会った事のない愛ちゃんのご主人が迎えにきてくれるとの事なので船の中ではちゃんとした服に着替えなくっちゃと一定ながらすぐ眠りこけてしまい結局着替えずじまいでその格好でご主人にあい、とってもおしゃれな青空カフェというレストランで夕食。
今日もほんとに一日が長かったなあ。
五島での時間は短い期間では会ったけれどほんとに素晴らしく、また自分が何故旅好きなのかを再確認できた時間でもあった。結局いろいろこうしようああしようと来たいに胸を膨らませていくとがっかりしたりする事もあるけど今回ほど来たいも予想も何もないまま目的地に向かった事はないくらい。そんななかで真っ白なキャンバスは色鮮やかな経験と美しい景色で彩られ素晴らしいものが描かれた。期待しないでいる時こそいいものがやってくる、ほんとにそう思う。
きっとまた五島列島にやってくるだろうな。ほんとに気に入った、ありがとう。
2014-05-09
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