2013-06-11

6月11日 祈りの日

6月11日は私にとって3月11日と同じくらい大事ないろんなことを思い出す日。
2年前、震災後いろんなもやもやした気持ちをどうにかしたいとよくわからないなりに東北へ向かい、被災地でいろんな素晴らしい人と出会い、微力ながらも自分にできることをいろいろ模索していた。そんななかで鎌倉の仲間達が大勢引き連れて石巻でお祭りを開催するのに気仙沼で知り合った仲間を連れて向かった日が6月11日なのだ。
浜人祭というそのイベントは石巻の人と鎌倉から行ったボランティアが交流していく中で生まれたイベントで炊き出しが各地で行われていた当時、ただの炊き出しではなくお祭り的にそれをやってみんなの気持ちを明るくしようじゃないかという思いから生まれたものだった。いろんな屋台があったけれどどれも無料。子供達の遊べるブースや女性がきれいになれるブース、マッサージのブースなどとにかくありとあらゆるブースがあり、ステージでは音楽や踊り、落語、何どありとあらゆるパフォーマンスが一日中繰り広げられた。あのときはほんとに日本中の人が自分の特技や能力を何らかの形で東北で使ってもらいたいと思っていた気がする。その愛情や困った人をなんとか助けたいという気持ちがたくさん集まってものすごいパワーになっていた。イベントに来たすべての人が笑顔でブース同士の競争もいっさいなし(なんていったってすべて無料なのだから)
そんなイベントやその前後の出来事で私も本当にたくさんの仲間と知り合った。
なかなか東北に最近は行けていないが,彼らのことを忘れたわけでは決してない、そうしているかなといつも考える。なかなか進んでいなさそうな復興に私がもどかしい思いを感じる以上に彼らは不満を感じているはずだ、あるいはあきらめて頼りにしていないと思う。彼らがこれ以上嫌な思いや辛い思いをしないですみますように、と心から祈っている。

毎月11日は祈りの日、と自分で決めているが(もちろん毎日祈るべきだけど11日は特に)6月11日は3月11日に次いで大切であり、私にとっていろんなことを振り返る気持ちにさせる日なのだ。
その上一番好きな犬のウイリーの誕生日でもある。ウイリーは私にとって、unconditioned love、無条件の愛のシンボル。いつもいろんなことを学ばせてくれる存在だ。

彼の存在に心から感謝。

東北で未だに震災や原発事故の影響で辛い思いをしている人が少しでも早くもとの落ち着きを取り戻せますように。そして更なるゼネコンや政府の勝手な決めごとに振り回されずにすみますように。そしてそういう人たちがいることを私が決して忘れることなく、自分の環境のすべてに感謝できる心を持ち続けることができますように。

この夏はぜひともまた東北の大好きな人たちと大好きな場所を訪れたいと思う。

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