2013-09-20

9月19日 中秋の名月と羊蹄山

 朝起きると予想通りのサイズダウン。思ったより暖かい。のんびりコーヒーを飲みながら今日の予定を決めるのだが,なかなか決まらない。あるかないかよくわからないけどいちかばちかこのまま果ての方まで行ってみるか,買えり道のスポットをチェックするか,それとも一気に戻って21日からのツアーの準備をするか,いろいろ迷う。結局このまま島の果てまで行ってしまってそこで乗って翌日帰るとなると,ツアー初日に準備もできてないまま疲れきって始まることになるので行ってみたい気持ちは山々だったが,大人の行動で中止,近場のスポットだけ次回のためにチェックしてゆっくりニセコに戻った。

でもそれが正解だったと思う。21日のツアーのためにエネルギーチャージが必要だったから。夜はシーサーのご主人桑さんとその大工仲間ひでちゃんと一緒にたき火を囲んでバーベキュー。秀ちゃんも桑さんもツリーハウスなどを造る仕事仲間であり,とてもナチュラルで素敵な人たちたき火に入れている薪の一つ一つのにおいを嗅いではこれは何々、これは何々の木だからいいよーなんていいながら年輪の模様を見たり、燃える様子を楽しんでいる。木を慈しむ様子を見ているとほんとに木が好きなんだなあと微笑ましい。二人ともとっても素晴らしい仕事をする人たち.ニセコはいつ来ても素晴らしい仲間がたくさん住んでいるところで居心地がいいし,魅力的な人と知り合うことが出来る場所。大好きな場所の一つ。
(新潟出身のひでちゃんといつもお世話になりっぱなしのサーファー、スノーサーファー、大工、そして焼きマスターでもある桑さん)
まあるい月が鱗雲の中から姿を現し、羊蹄山のシルエットがくっきり現れた。こんな雄大な山が目の前にあるところに住んでいればパワーがみなぎるはずだ。
ウッドマスター達の香り高く上品な炎を見ながら極上の秋刀魚やもろもろの食材を食べながら,わた入りパンツと厚手のダウンジャケットを着込んで仲間と語り合う。
いやな気分もストレスも消え,優しい気持ちと感謝の思いだけがあふれてきて,友人の気くばりと優しさにふれながら、幸せっていうのはこういうことなんだなとしみじみ思いながらホゲモグラに少しずつ変身していった、満月の夜。

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