2013-07-14

7月14日 サーファーガールすもも

風はいい感じだと思ったので軽くレインズでカイトしてみようかと思ったら余りに波がない。昨日連絡があり、なつかしい友人ヒロピーがマウイにやってくると聞いたのでお昼頃フキパに行った。ちょうどスモモがスパルタママと一緒にサーフィンしているタイミングで行ってみたらちょうど海に出たところだったようでそう君をみている秀さんと一緒にパビリオンの方へ向かった。
子供って何でもやる気になるとすぐに上手くなってしまう。夏休み、そして日曜日と言うこともあって、パビリオンは大盛況。子供達が海で砂遊び磯遊び、魚とり、シュノーケル、サーフィン。子供達だけでラインナップにもやってくるけど上手な子があまり上手でない子をちゃんと見守っていたり、小さな子を前に乗っけてタンデムしていたり、サーフボードだけでなくいろんな道具で波に乗ってみたり遊んだり、ほんとに楽しそう。こうやって一日海にはいって遊んでいれば、そりゃあ海に対する恐怖心もなくなるし、自然にサーフィンもうまくなるだろうなあ。
さてスモモはというと、こちらはスパルタかあかのもと脇目も振らず波乗り。でもそれほど嫌がってる様子ではないし、みるたびに上手くなってる。パドルしている様子がサマになってきてるし、実際ススーとアウトに出て行くからすごい。


今日は波が小さくスープのパワーがないので自力でテイクオフは難しそうだったけれど、スピードに乗ったか乗らないか、立つタイミングなどは自分でしっかり把握しているし、立ち上がろうとして波に乗り遅れそうになるとまた体を低くしてスピードに乗らせてから立ち上がろうとしたり、ちゃんと体を反らせていたりと基本が身に付いている。
サイズだってスモモにとっては頭近くあるサイズも来るけど普通に乗ってインサイドまで来る。見ていてほんとに誇らしくなった。大きくなったものだなあ。
インサイドにはいってくると途中私のところでいったん一休みしながらいろいろ話をする。横に走るのが課題なのでスノーボードを教えていたときのメソッドを使って、(私自身はサーフィン下手なくせして口だけは達者)
「手を上げていきたい方向を指差してごらんよ、そうするとそっちに向かうから」と言ったのだが(そうすると目線がそっちに向き、体を降り曲がらずにフォームもよくなるうえに肩が行く方向に開くので)後で写真を見たらちゃんとその通りやってこっちを見ながら指差している、かわいいなあ。
10本がノルマらしいけど、波に乗っても立たなかったり、あまり長く乗れなかった波はスパルタママが沖で、「今のはカウントしない、もう一本!」とはっぱをかけ、インサイドではあまい友子おばちゃんが、「今のだって良かったよ、たてなかったけどスピードには乗っていた。うまくなったもんだ、かっこいいー!」と褒め称え、飴と鞭でがんばった。
カメラを構えて、じゃあ次はピースサインしてとかリクエストを出すとちゃんとやってくれてたりする。
こちらはシャカ
私の撮影技術がいまいちなのが残念、そして逆光なので顔の表情があまりわからない。でも一生懸命なのが伝わってきてほんとに可愛いのだ。
パドルのけっこうサマになってて体がしっかり反っている。
手でバランス取って、下を水に進行方向みていい感じ。
かなり沖からインサイド岸ぎりぎりまでロングライドを何度も決めた。
こうやって大いなる自然と交わりながら大きくなっていくんだね、すも!

 さて、お昼過ぎにヒロピー一家がホキパに登場。ヒロピーは最近では結構な有名人。プロウインドサーファーでガンで若くしてなくなってしまった飯島夏樹の奥さん。映画やテレビでも取り上げられ、今ではオアフのラジオのディスクジョッキーをやったり、いろんな活動をして大忙し。それでいてあのホワーンとした雰囲気は変わらずで、周りを和やかな雰囲気にしてしまう。
4人の子供を一人で育てて大変だなと思ったけど、みていると子供達とともに育っていると言うか、子供達がちゃんとしっかりサポートしてたりする気がする。コナツは大学も学費を払わずにすむスカラーシップをもらって通っていて、自分でバイトや仕事を見つけて仕事をしている。双子の二人もバイトしておこずかいはあげていないらしい。大変で辛いこともたくさんあったに違いないし、今でもきっと寂しい気持ちになることはしょっちゅうなのだろうけれど、神様に生かされている喜びと強さをヒロピーから感じられた。
それにしてもコナツは私が初めてヒロピーにあった時(サムタイムワールドカップのブースでアルバイトをしてて、そのときになっちゃんにも出会い恋に落ちた)の年齢に近いはずだけど、ヒロピーにそっくりのナチュラルビューティー。二人はほんとに姉妹みたいでしっかり者のコナツにヒロピーがいつも叱られているそうだ。
パイアのサーフショップセールボードマウイのまりちゃんも会いにきて皆で記念撮影。

夜はスイムコーチのタカさんが、潜って魚をついてきたので食べにきませんかと誘ってくれたので、いそいそとワイルクへ。
何でもただやるだけではなく、正しくやることに重きを置くタカさんのスタイルは不器用に見えるときもあるかもしれない。でも学ぶところがたくさんある。
潜って魚を捕ることも、ただとって食べると言うだけでなく、魚のつき方にまでこだわり、できるだけ魚が苦しまないよう、急所を突き、必ず食べる。今日はジョーズに行って潜ったそうだが際すとは全く違うタイプの大きな魚がたくさんいたそうだ。そしてジョーズで潜ったことによって、彼が冬挑戦するジョーズの波の下の地形がどんなものなのかがよくわかり、さらに波への理解も深まったはず。
今日は3発しかうたずに3匹魚をしとめたそうだ。そして気がついたら2、3時間軽く潜っていたとか、普段は5時間くらい潜っていることもあるらしい。
赤い色した鯛のお頭と塩麹焼き(これはぷりぷりしてほんとに美味しかった)そしてウフ(ブダイ)の香味蒸し。どれも滅多に食べれない美味しさ。一緒に食べた津村サン、斉田夫妻、ゆうじ君とオータムも、みんな感動していた。
自分でとると命を頂くことを心から実感し、そのありがたみがわかる。さっきまですいすい泳いでいた魚がぴくぴくと引きつけを起こし、それをきゅっとしめて括り付け、もってかえって食べると言うプロセスは、波にやられながらも乗らせてもらうなかで自然のパワーやシステムを学んでいくのに似ているかもしれない。

いろいろ楽しかった日曜日、さあ、明日からも頑張ろう。

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