2012-08-03

8月3日 東京DAY

夜中遅くに鎌倉に戻ってきたのでくたくたのフーラフラ。朝もなかなかすっきり送りことができなかった。が、今日は東京で打ち合わせ、お昼前に鎌倉を出て表参道へ。雑誌コヨーテが休刊になり、しばらく音沙汰のなかったスイッチの新井さんから連絡があり、お仕事のうちあわせ。今回は月刊誌スイッチでの記事。雑誌関係は今本当にどこも大変らしいけどコヨーテのような一つ一つの内容を突っ込んで取材させてくれるような雑誌、読み応えのある雑誌は残っていてほしいものだ。うれしいことにこれから不定期でまた復活するとのこと。
打ち合わせのあとちょうど金曜日だったので前から行きたかった首相官邸前での脱原発デモに行ってみた。

大勢の仲間と行くのでなく、一人でひっそりと、あくまで一国民として自分の気持ちをそこに立つことで示したい、またそこに立って自分がどう感じるのか知りたいというような気持ちで行ったのだが、早めに行ったにもかかわらず大勢の人が首相官邸前だけでなく、その辺りのいくつかのブロックをすべて囲む用に埋め尽くしていた。テレビでよく見る熱心なデモに慣れているような感じの人たちが中心でリードしてはいるものの、大多数が今までデモなんてやったことがないという雰囲気の人たちだった。

真夏日でうだるような暑さだったにもかかわらず大勢の人がサインを持って歩いていたり、声を出してデモに参加していた。
何より印象的だったのは私の親くらいの年代の方が大勢いたこと、暑いので歩くのもおっくうだったのか公園の周りに座ったりしたままそれでも笑顔で声を上げていたり、サインを掲げてデモに参加し、原発に対する反対を主張していた。

会社帰り風のサラリーマン、若いOLさん、そうかと思えば著名人も大勢、坂本龍一さんも来てスピーチをしていた。みんな多分私と同じ気持ちでこの場所に来ているに違いない、自分がここに立つことで何かが変わるのかどうかはわからないけど、それでも何かしらやらずにはいられない、そんな気持ちだ。
これだけの人がまじめに日本のことを考えている、次の世代のことを思っているということに誇りが持てた、と同時にこれだけの動き、過激な人たちではなくごくごく普通の生活をし、普通の考えを持つ私たちのこの思いを無視しようとしているならやはり政府はかなり間違った方向に進んでいるというしかない。せめて無視ではなくこのデモに対する何かしらの対応、そして原発再稼働について私たちを納得させられるだけの理由や目的を示してくれるのが正当じゃないだろうか、と思うのだ。

No comments:

Post a Comment