打ち合わせのあとちょうど金曜日だったので前から行きたかった首相官邸前での脱原発デモに行ってみた。
真夏日でうだるような暑さだったにもかかわらず大勢の人がサインを持って歩いていたり、声を出してデモに参加していた。
何より印象的だったのは私の親くらいの年代の方が大勢いたこと、暑いので歩くのもおっくうだったのか公園の周りに座ったりしたままそれでも笑顔で声を上げていたり、サインを掲げてデモに参加し、原発に対する反対を主張していた。
会社帰り風のサラリーマン、若いOLさん、そうかと思えば著名人も大勢、坂本龍一さんも来てスピーチをしていた。みんな多分私と同じ気持ちでこの場所に来ているに違いない、自分がここに立つことで何かが変わるのかどうかはわからないけど、それでも何かしらやらずにはいられない、そんな気持ちだ。
これだけの人がまじめに日本のことを考えている、次の世代のことを思っているということに誇りが持てた、と同時にこれだけの動き、過激な人たちではなくごくごく普通の生活をし、普通の考えを持つ私たちのこの思いを無視しようとしているならやはり政府はかなり間違った方向に進んでいるというしかない。せめて無視ではなくこのデモに対する何かしらの対応、そして原発再稼働について私たちを納得させられるだけの理由や目的を示してくれるのが正当じゃないだろうか、と思うのだ。
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