雨の後の太陽の光は2倍の力を感じられる。植えたばかりで風と雨に打たれてちょっとペチャンコになっていた植物が一気に元気を盛り返し、目に見えるようにグングン伸びている。
ゆきちゃんは大きなプロジェクトに手をつけ始め、この廃墟に近かった古民家が素敵なパン屋になるイメージが私にも浮かぶようになってきた。
新しい気を使わず、わざわざできるだけあるもの、古いもの、もらったものを使って色々工夫している彼女のやり方はどれだけ私にインスピレーションを与えてくれているか!
そして実際こうやってテント生活よりは快適でしょう、くらいに思っていた暮らしが、全く不自由がないどころか、普段よりずっと豊かで自分らしく感じている。楽しくて仕方がない。
今マウイでは自分に見合わない豪邸に住んでいる。友人と一緒に借りていて部屋を借りているだけではあるけど、高級住宅地のものすごくいい景色の高台に5ベッドルームに今の家より大きいくらいのリビングが1回にも2回にもあるような家で、素敵ではあるが自分らしくないのだ。自分らしいことをする、それがどんなに心地いいことなのかをよく理解して、自分らしくないこと、自分の好みでないことはできるだけ避けることで自分の生活が心地よくなるのかもしれないな。それは住む家だけでなく、海でのこと、やること、仕事、人間関係全てにおいて。なかなか難しいけれど。
あまりに気持ちがいいので何度か海をチェックに行ったけれど波はあまりなく、あるところはゴールデンウイークのために混んでいて、大潮で磯遊びしたいけれどそれでまた腰を痛めるのも嫌だし、手広虫というタチの悪い虫がいて、刺される時は全く感じないのに2、3日後に痒くてたまらなくなる。それにやられるのが怖くて風のない浜に行けない。
だんだん暑くなってきて午後には仕事をするのが苦痛なくらい暑くなってきた。
夕暮れ時にゆきちゃんのお友達が壱岐島からの生牡蠣をおすそ分けしてくれたので、家にある残り物を出しただけでも十分なごちそうディナーになってしまった、巨大なプリプリの牡蠣はレモンだけで味わっていただいた。海の恵みは素晴らしい!そして家に余るほど生えているヨモギでヨモギご飯。
シンプルな中に豊か佐を感じる生活、これが私には一番幸せを感じる生活、だと改めて実感。
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