(ハワイを独立国にという運動のためにアメリカの選挙に参加して来なかったハワイアン達も皆今回はまずは島を守るために選挙に参加しなければと選挙登録をするようになったほど、前回のマーチに比べて一番目立ったのがハワイアンの参加が増えた事、本当に嬉しかった)
マウイは11月4日の選挙に向けていろんな活動が盛んになっている。今までのなかでもこの選挙はほんとに大事なもので、モンサントなど大きな農薬や遺伝子組み換えの種を製造する大企業と、彼らの巻き散らず農薬で健康が損なわれたり、土地が汚されたりする事、また農業と言いながら食べれるものはいっさい作っていないという事実をもとに、遺伝子組み換えの野菜などが健康に害を与えないと言う証明が出来るまではこれをマウイで作らない、テストもしないと言う法律を住民の署名を集める事によって成立させようとしているのだが、それを何億ドルという巨額を使ってなんとかとめようとモンサント側もえげつないくらいの活動をして、それを食い止めようとしている
決してGMO(遺伝子組み換えされた作物)が悪くないのなら、これは遺伝子組み換えされたものというレーベルを貼ったって問題ないはずなのに、とにかくものすごいお金を使って銀を買収し、学校やいろんな団体にお金を寄付して自分側にしようとする。それに対してこの春住民は、GMOの作物をマウイで作ったりテストをしないという条例を作るに充分な数以上の署名を集めた。
モンサント側は、モンサント反対の運動を「農業をつぶそうとするグループ」と全く反対の事を吹聴し、それ持ってる巨額の資金にものを言わせてテレビの広告で流し続けている。モンサント賛成のデモは一日200ドルバイト代がでる仕事としてマウイでよく使われるオンラインの掲示板にバイトの募集がでていたという話も聞いたし、ほとんどはモンサントの従業員がやっている事、でもモンサントに反対する側はもちろん誰もお金なんてもらっていないし、自分自身が将来に不安を持ち健康な環境と食物のために動こうとしている人たちだ。
(一軒一軒個人の家を回り署名を集めたり正しい知識を知ってもらうよう努力してきたオータム、今日の最後の集まりでも誰よりも拍手が鳴り止まなかったのが彼女、彼女のやってきたのはまさに草の根運動であり、その姿勢が多くの人の心を動かした)
今日のマーチもそんな人たちが大勢集まった。ハワイアンから白人、黒人、アジア人、老人から小さな子供まで、とにかくいろんな人たちがいろんな思いで集まっていた。何千人もの人がマーチをし,そこを通り過ぎる車のほとんどがホンクをならして賛同している意思表示を見せてくれた。
カウアイからは同じように11月に選挙を前にしている市長立候補したダスティン・バーカも応援に来てくれていた。彼のリアルなカリスマ性には感銘を受けた。現場で動いている人、一般人の一人として動いているオーラがあった。ハワイを良くしていこう、汚職とケミカルでハワイが汚れないように戦っていこうとい本気が感じられたし,誰よりもマーチの前に行ったり後ろに行ったり歩き回って皆の意気を盛り上げていた。
モンサントや彼らのやり方に疑問を持ってきた多くの人たち、いろんな分野での専門家も集まっていた。これだけの巨額を投資して全くのでたらめ、デマを流したり、洗脳しようとしている会社が良い訳がない。
知れば知るほど相手のやり方の汚さに怒りがわきあがってくるが、怒って感情的になってしまったらこっちの負け、それを彼らは狙っているのだから。
以前パタゴニアの会長イヴォンシュイナードが『If you are not outraged, you haven't known it enough(もし怒りに燃えてないとしたらあなたはまだ破壊されてる環境について充分に知らないだけだ)」と言っていたけどその意味がよくわかる気がする。
もうひとつ、大企業の住民に対するやり方は、まさに今日本で起こっているいろんな問題にそっくりな事に気づく。
知れば知るほど相手のやり方の汚さに怒りがわきあがってくるが、怒って感情的になってしまったらこっちの負け、それを彼らは狙っているのだから。
以前パタゴニアの会長イヴォンシュイナードが『If you are not outraged, you haven't known it enough(もし怒りに燃えてないとしたらあなたはまだ破壊されてる環境について充分に知らないだけだ)」と言っていたけどその意味がよくわかる気がする。
もうひとつ、大企業の住民に対するやり方は、まさに今日本で起こっているいろんな問題にそっくりな事に気づく。
住民に恐怖をあおるようなやり方、住民が二つに分かれて対立するようにしむけるやり方。お金にものを言わせるやり方、メディアのコントロール、皆一緒だ。アメリカからそういう教科書を与えられて日本政府がそれをそっくりまねてるのではないかと思うほど。
まあ、彼らのやり方をひとつひとつあげていけばきりがないが、彼らも危機を感じているからこそ、これだけえげつない攻撃を仕掛けてくるわけで、選挙で勝てる可能性もあるのだ。(反対に今回負けてモンサント指示の議員ばかりになったら向こうは徹底的に反対派をつぶしにかかり、モンサントを守る法律を何とか作ってしまおうとゴリ腰無し生になってくるだろう)
この選挙で勝ったら歴史が変わる。そしてハワイが世界のリーダーとなって持続可能な地球を目指して少しでも良い方向へと進む一歩を踏み出せるかもしれない。どうしても買ってほしいし、どうしても投票できる人は投票してほしい、テレビではこれ以上入る場所がないというくらい「モンサントが農業をつぶそうとする人たちに反対しよう」のキャンペーンが流れているらしい。(全くのでたらめで地元の農家をサポー釣るためにモンサントに反対しているのだが、勝手にでっち上げた情報を流し続けている)グーグルとかの広告にも出てくるし、とにかく向こうも必死なのだ。どうか一人でも多くの人がその嘘に気づき、GMOモラトリアムの法律に賛成してくれますように。
プロロングボーダーのサイラス・サットンもこのムーブメントについてのドキュメンタリーを今作っている。来年公開に向けて今もハワイに来て細かい取材と資料を集めて頑張っている。もしも出来る事ならカンパしてあげてほしいと思う。彼のアプローチは出来る限りニュートラルな視点から撮ろうとしているのが分かる。ムービーが出来たら是非日本の人たちにも見てほしいと思っている、なぜなら日本でも問題は違っても全く同じようなことが起こっていると思うし,知るきっかけ、考えるきっかけを与えてくれると思うから。
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