2014-04-02

4月1日 一年の始まり

どこを歩いても桜がきれい。普段機にしていないけれど日本っていろんなところに桜が植えられているのだなあと実感。そしてこの薄紅色の数日で散ってしまうはかなき花を日本全国の人たちが愛でるのは素敵だなあと思う。

4月の1日は仕事始め、と同時にエイプリルフール。ちょっと前に家族皆にとんでもないサプライズをさせられたので(弟夫婦に赤ちゃんが生まれた事を10ヶ月間隠されて赤ちゃんとサプライズのご対面)私も何か仕返しがしたかったのでがたいした物が思いつかないうちに一日が終わってしまってがっかり。

病院をはしごし、MRIを撮ってもらったが、あまり嬉しい事は語ってもらえず、先生も私がどれだけ早く直して海で思い切り動きたい寡欲ご存知の方だったので、うーんうーんと言いにくそうに、でも的確な事を話してくださった。まだまだあきらめません、乗れるようになるまでは!
とにかく4月は腰痛撃退月間として治療を優先した一ヶ月にするつもり。

風もなく天気もよく、こんな日は思い切りトレーニングするには最高なんだけどなー。

さて、週末に行われたリトリート、ヨガのリトリートであり、昔から知ってる仲間も初めて会ったヨギーニもいたけれど、皆で伊豆の豊かな自然の中で楽しくいい時間を過ごす事ができた。リトリート中ただ自分たちが楽しむだけ、ヨガのポーズやプラクティスを高める事にプラスアルファーとして何かできないかと考え、家にあるいらない物や自分が使わないけど誰かには喜ばれそうな物など持ち込んでもらい、ガレージセール、サイレンとオークションをした。パタゴニアからの協賛品もただ抽選で上げてしまうと欲しくもない人のところに行ってしまったりするけれど、これで超格安にオークションで落とせれば欲しい人は嬉しい、その上寄付金になるのでお金を出す方も気分がいい。自分たちが楽しむ一方ここに来れない人、今でも辛い思いをしている人たちにも気持ちを向けてほんの少しでもシェアできればという気持ちだったのだけれど、結果的にはものすごく盛り上がり、その上アロハバイクの愛ちゃんのクッキーの売り上げ全額寄付、恵子先生も謝礼を一部を寄付と、合計42366円が集まった。
(MINOTAKE クッキーかわいい!)

多分誰も「あーあ、お金もったいない」と思っていないと思うし、(反対に安くいい物が買えて得したと思う)ストレスなく結構な金額が集まった事に感動、だって4万円だって絶対役には立つから。今回は福島の横乗り業界の兄貴的存在の平さんが頑張って動いている福島インドアパークプロジェクトへ寄付する事になっている。
外で思うように遊べない福島の子供達、草を抜いて遊んだりどろんこ遊びもできない、あんなにいろんな花や草が生えているのに山菜もキノコも果物もダメなんて、自分がのびのび育った事を考えるとかわいそうで仕方がない。伊豆の素晴らしい自然の恵みをいただきながら、こうであるべきとしみじみ思いながら少しでも福島の子供達が思い切り自然の中で遊べる日が来ますようにと祈る気持ちだった。

今回参加してくれていたフーミン一家はスケートもするのでいつか皆でそのインドアパークに行って福島の子供達とスケートを一緒にしたいと話しているそうだ。


他にバイクで漕いでスムージーを作れるバイクブレンダーをかしてくれ、イチゴなどフレッシュな材料まで寄付してくれ、これを100円とか寄付してもらいながらスムージーを飲んでもらおうというアイデアがあったのだけれど、いちいちなんでもお金にするのも気が引けたのと、誰が漕いで誰が飲むというのがこんがらがりそうだったので、これはガレージセールで予想以上の寄付あったので無料でやる事に、でも機材や食材を寄付してくれた人たちの思いも寄付金には含まれている。
今回使ったのは違うけれど普通の自転車に取り付ける事ができるブレンダーもあり、これは私も昔から欲しいと思っている物の一つ。だってイベントとかでやれば人を惹き付ける事ができるし、簡単に寄付集めができそうだから。いつかお金を貯めて買いたいなあ。

というわけで、誰も損しないしストレスにもならず簡単にできるこんな事でも東北の事を忘れない機会になるし、他にもいろいろ考えればちょっとした時にできる事のアイデアはいろいろ出てくる。うちで良くやるのは皆で集まってバーベキューパーティーなどやる時に一本ビールを我慢する気持ちで500円ずつ貯金箱にカンパしてもらう、それは東北の仲間に送る乾杯のつもりで、それだけでも20人くれば10000円。
実家の玄関には母の手作りジャムやちょっとした物、手作りの物などが並べられ、横に貯金箱がおいてある、実はこれは以前やったチャリティーガレージセールで余った物をどうしようかと考えた時にここでしばらくおいておこうとやり出した事なのだが、お客さんや母のバイオリンの生徒サン達が結構買っていってくれる。またそれを見て、これも良かったらと売る物を持ってきてくれる人も大勢いる。

こんな事をやっててもそんな大金は集まらない、そしてそのお金を当てにしている人だっていない。でもそうやって続ける事で自分も東北への思いがフェイドアウトせず、見てくれる人も同様。悲壮感漂わすわけでもなく、かといって正義感を振り回すわけでもない、何もできないという罪悪感からくる物でもない。でもできる時にできる事をするくらいには常に忘れずに痛いと思っているし、東北の復興は終わるどころかまだまだ大変な問題を抱えている。何が本当なのかメディアを通してではよくわからないこのごろ、でも友人からの言葉や信頼できる人たちの発信する情報を多くの人にシェアしていければいいなと思う。

ああ、またあの水は冷たいけど人の心があったかい東北へ行きたくなってきた!

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