2012-12-14

12月14日 次の世代に残したいもの

日本では選挙間近でみんながそれぞれいろんな思いをむねに抱いているだろう.こちらアメリカでは今朝早く何とも表現しがたいほどの悲しいニュースで一日が始まった。
コネチカットのどちらかというと高級住宅地エリアの学校に男が侵入、教室に立てこもりその中にいた子供達を片っ端から銃で撃ち殺し、最終的に27人の生徒や教師を殺し、自分も自殺したという事件があった。
ただその強靭が憎いという風に簡単に終わらせることのできない事件だと思う。子供を持つ親でなくても子供がそんな形で殺されることを考えるだけでどれだけ悲惨なことが想像がつく。アメリカ中が悲しみとぶつかる場のない怒りのようなもので暗くなった。
新聞記事に夜と彼は母親と一緒に住んでいたらしいけれど彼女も自宅で志望していたらしい、そして彼女がこの学校に関わりがあったらしいことも書いてあった。どちらにしてもこの犯人は精神的なかなり病的だったはず。
体の病気や怪我は見えるし治療法もわかりやすい、でも精神の傷や病気は少なくとも私には見当もつかないし、軽いように見えてものすごく奥深くまで傷が合ったりすることもあるし、治ったと思っても元に戻ることも多い。
そんなこと言っていいのかどうかわからないけれど、お母さんが死亡しているのはある意味幸せだったのかもしれない、多分彼のやったことの罪を背負ってこの先生きていくのはつらすぎる重荷だろうと思うから。この事件を聞いた時私はまず犯人のことより何より、母親に心がいった。こんなことを自分の息子がしてしまった、本人よりもつらいんじゃないか,と。
誰かに責任を持たせることはできるかもしれない、犯人の若者、あるいは親の育て方が悪かった、そうも言えるかもしれないけれど、こういった問題は社会全体の問題であるような気がする。彼ほどの精神的な病気であれば、きっとその前にも兆候があったはずで、母親一人ではどうにも抱えきれない場合もある、そんな時医療のサポート、あるいは近所付き合いが深ければ近所全体が助けてくれる場合もある.自分とはかけ離れた出来事、人間に思えるかもしれないけれど、人ごとではないのかもしれない。
Facebookにこの件に関して多くのコメントが合ったし、たくさんの人が暗い気持ちになっているのをすごく感じた。その中で特に私が共鳴した書き込みがあったのでシェアしたいと思う。

(英文を日本語訳)
「私たちはみんな歩く鏡みたいなもの.だからお互いに自分が他の人に神の恩光を反射できる鏡になりましょう。そしてその光が反射しあってどんどん遠くまで反射し、どんどん遠くまでそれが届いていけばきっとこねコネチカットまで届くようになる。こんなことが起こる前に世界中の隅々までにこの愛の光が反射しあい明るく照らし出すまで、私たちの持つありったけの光と愛を毎日使いましょう。
これこそが私たちの生きる意味であり、目的だと言う意識を持って暗闇に向かって愛を叫びましょう。」


この事件で命を失った子供達、そして子供達を守ろうとした教師達、そしてこれからそのロスをずっと悲しみ続けるであろう家族やお友達、すべての人にお悔やみを申し上げます。
アメリカではこの事件のせいで鉄砲を全面禁止にするかしないかの議論も熱くなっている.個人的には鉄砲があるないは直接的にはこの事件の本質には関係ないと思うけれど、でも鉄砲が手に入りにくければ憎いほどここまでひどいことにはならないだろうとは思う、例えばナイフだったらここまで一気に何人も殺すことはできないし、よりリアルな実感もあるだろうからここまでひどいことにならなかったかもしれない、でもそれがこの犯人の病んだ心を直すわけではないから根本的なソルーションではないことは確か。
まずは自分の中に悪意や敵意をちょっとでも見つけたらそれをどうやって消すことができるか,考え、感謝の気持ちをいつも持つようにつとめることが大事。まずは自分から変えていこうと思う。

たまたま夜HAPPYというドキュメンタリーを見た。何が人を幸せにするかについての映画.まさに今日見たいな日のための映画だった。シンプルに生きることで一つ一つの行動の喜びが増すことを再認識、やっぱりシンプルがいい。

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