2012-07-22

7月22日 SUPCAMP in琵琶湖二日目

昨日も一日フル回転、でも夜明けくらいから皆さんおきだしてきていた。昨日のレッスンの感想やアドバイスを書き終わらないうちに7時からのヨガがスタート。

ぷかぷかの敷地の隣は広々とした公園、つながっているのでプライベートで使えるキャンプ場みたいで最高。ここで大きな緑の木の木陰でヨガ。昨日結構使った筋肉をほぐし、縮こまっていた股関節や胸を開いて深い呼吸をすると本当にエネルギーが体内にわき上がってくる感じがした。
そして9時からは最近注目されているノルディックウオーク。
私も足腰が弱井野ですごく興味があった。膝ががたがたなのでついつい歩いたり走ったりするのがおっくうになりがちなのだが、ノルディックウオークは膝や腰への負担を減らしながら足腰を強化するらしい。実際いろいろやってみて気持ちよかったと同時に変化を感じたし、こういう歩き方をすればすごくいいだろうなと実感。ほかの大勢の人たちもすごく楽しかったと満足げだった。
さてひとしきりウオームアップ(?)で体をほぐした後は今日もスタンドアップクリニック、午前中の初心者クラスも20人以上、こんなに大勢の人をいっぺんに満足させられるだろうかとちょっとビビりはしたが、やってみたらみんな上手にできて(コンディションが良かったこともとてもありがたかった)楽しんでくれた模様。とにかく最初に陸トレで正しいパドル方法をしつこいほどやってもらい、体に覚えてもらってから水に出ることがコツだと思う。受けてくださった人の中には小学生が二人、そしてお孫さん、お父さん、おじいさんの3代で一緒に受けてくださった人などもいてとってもうれしかった。

仲間同士できた人、途中、板に寝そべっていたので気分が悪いのかと思って心配して近づいたら、「水とそれがあまりにも気持ちよくって」と寝っころがって味わっていたそうで、それはそれでうれしいお言葉。どんな形でもやはり自然のすばらしさを実感してもらい楽しんでもらえるのが一番だ。
昨日初心者クラスをうけた数人はすでに沖の方でかなりがんばっていて、午後からの中級クラスに向けて自主トレ。
ちょっとしたランチタイムとおいしいわらび餅(参加者全員が何個も食べられるほど本当にたくさん差し入れてくださったのは京都の和菓子屋、式部庵の山地さんありがとうございました!)の後は中級クラス。

こちらは最初に警告した通りせっかく参加してくださったのだから絶対何かしら得てかえってもらおうと思い、ステップアップを図るためちょっと(かなり?)スパルタ気味。
まずは基本的なパドルのフォームを一人一人修正し、ある程度みんなが正しいパドルフォームをできるようになった時点で今度はダッシュでこぐのを数回、クイックターンの練習、そして一キロほどの距離をいいペースで漕ぐのを数回、マーク回航の練習など続けざまにやってもらい、疲れてきた頃に、さらに追い討ちをかけるようにチャーコギダッシュ数回、そしてスタート練とへとへとになるものを続けざまにやってもらった。来週四国でレースがあるというのでそれを想定して本番に活用できるテクニックなども説明し、特にスタートで人より頭一つ出ることがいかに大事かを伝え、そのためにどうしたらいいかを練習してもらった。数回やってみただけでもずいぶんみんなよくなったから、来週はばっちりほかの選手に差をつけてくれるんじゃないかな。
さてそこまでへとへとにさせてから、今度は中級者だけでのみにレースをした。このクリニックで練習してもらったスタートダッシュやマーク回航、ペース配分やラストスパート、そして風並にのせてスピードを付ける方法などすべてをおさらいしてもらうためのものだったのだが、ここで注目すべきは今朝初心者クラスで初めてスタンドアップをやったという小学生のメグちゃんがレベルの高い中級クラスの中最後まで食らいついてきていてこのレースも完走したこと。普段から漕ぎ込んでいる私たちでさえ疲れるほどのペースで漕いでいた後でのレース、一人だけかなり遅れてしまったけれどそれでも必死でへろへろになりながらもフィニッシュした後思わず涙。みていたお父さんも「お前がんばり過ぎヤー」といいながらも彼女のがんばりぶりにびっくり、そして感動していた。後で聞いた所によると、家庭の事情でお父さんが落ち込んでいたから自分ががんばってるところを見せてお父さんを喜ばせたかったというのだからこれまたこっちもほろりとさせられた。

さて中級クラスのみにレースが終わったところで今度は午前中参加した初心者の方もみんな一緒に参加してもらってチームリレーのレースをやった。チームはいろんなレベルの人を混ぜこぜに、できるだけばらつきのないように組み、初対面の人たちも多い中チームごとに誰がどこで漕ぐかの作戦会議をしてもらい、チーム対抗でそれぞれが一周してはバトンタッチするもの。これか思いのほか盛り上がった。
いつも思うのだが、楽しいのが一番、そしてチームでやると結束も高まり、自分だけのためではなくチーム全体のためになるからみんなすごくがんばるし応援するのでめちゃくちゃ盛り上がる。
最初はビーチで応援していたのに、フィニッシュ近くになると全員が水の中まで入ってきて自分のチームにあつい応援を送っていた。初めて会った人同士なのにハイファイブをかわし、大笑いして肩を叩いている様子が最高だったし、私も思い切り楽しませてもらった。
(19歳一人で参加してくれた俊樹君は西表島出身、大阪の大学にこの4月に入学してから海に入ってなかったという、2日間の練習でもう十分な実力者)
結局二日間フルに動き、暗くなるまでみんなで楽しんだけれど、これ派手もボードをたくさんもってサポートしてくれたサーフテックの岡崎さん、JPの羽田さん、そしてスターボードの中釜さんたちなしではあり得なかった、週末のお休みをすべてここで費やしてくださったサポートクルー二は感謝しきれない思いでいっぱい。
そしてこのイベントを企画、そして実現させてくれたぷかぷかの白井さんご夫婦、お二人の人柄からこれだけたくさんの優しい人たち明るい人たちが集まるんだろうなあと思う。いいバイブレーションにはいいバイブレーションが鼓動し、どんどんそれがひろがっていく。
一日の終わりにはくったくたでベッドにシャワーも浴びずにベッドに転がり込んだけれど、心は充実感、満足感でいっぱいだった、スタンドアップを心から楽しんでくれている人たち、新しくトライしてくれた人たちとふれあえたすばらしい二日間だった。

琵琶湖の皆さんありがとう。

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