昨日の夜中に逗子マリーナまで波をチェックしに行き、きれいなレフトが割れているのが月明かりでわかり大興奮で朝4時出発、大急ぎで由比ガ浜から出て行く。普段はすぐついてしまうのに今日は人が来ないうちに乗りたいという気持ちがせいて必死でこいでるけどなかなかピントにたどり着かない思いだった。ついてみるとなかなか楽しそうな波。そして人は3,4人、さすがに少ない。でもみんなうまい。
一本インサイドの端っこで残り物に乗ったら一人の人が声をかけて来てくれた。マウイでお会いした岡野さんだった、今日はレジェンドサーファーであるお父さんとわざわざ千葉からやってきたという、ああ、やっぱりここの波はそれだけの価値があるものなんだ、とあらためてどきどき。私の目にはカナハのいいコンディションのときのように見えた。そしてめちゃくちゃロングライドできる。私もピークに行ってそこから乗ってみたい気もしたが、ここで顰蹙を浴びないよう極力はじっこのインサイドで待ち、人が乗らなさそうな波がきたら乗るようにした。一番奥のピークからのってはいないのにそれでも結構えんえんと乗れる、ラインナップにいる人はみんなうまいのでパドルして乗らない人はあまりいないし誰かが乗ろうとしていたらその人がいい位置にいればほかの人はパドルさえしようとしない。
すごくマナーもしっかりしているし、品のあるラインナップ、ピリッとした緊張感はあるけど、ぴりぴりはしていない。私はこういったラインナップが好きだ。こんなところだったらスタンドアップが嫌がられるのもわかるし、それをリスペクトして端っこで乗らずに見ていてもそれでもいいと思わせるような雰囲気がある。
30分もしないうちにどんどんサーファーがパドルアウトしてきた。まだインサイドでおこぼれを乗ろうと思えば十分乗れたけれど、やはりいやな思いをさせたくはなかったし、新参者の上に立っているわけなのでその場を立ち去ることにして湾の先のさらに向こうにあるスタンドアップ場へ。
こちらはサーファーはショートが一人、あとはスタンドアップが5,6人。だからスタンドアップを気兼ねなくできるのだが、やはりなんとなく面白くない、さっき極上の波に乗ったからだけではなく、なんとなくラインナップの雰囲気に先ほどのピリッとした緊張感もないし、それぞれを見守りながらもきちんと乗るという秩序もない。まあスタンドアップのレベルはまだまだこれからなので仕方がないし、マウイでもそういう場所は結構あるのだけれど、波が来るチョみんながいっせいに乗り、それでも乗り遅れる人が多く、その上乗っちゃえば誰が優先とか、プルアウトするということもなくみんなで乗っていたりするのがなんとなく私は好きではないのだ。フレンドリーではあるけれどきちんとしたルールやリスペクトはどんなに波が小さなところでも守りたいなあと思う志、守られているところでだったらそれほど波数乗れなくても我慢する。たくさん乗れてもみんな一緒に乗ってしまうようなところよりは一本一本一人ずつ順番に乗っていくようなスタイルが好きだ。
結局最初に行ったポイントは変えるころには80人くらいにラインナップが膨れ上がっていた。一人常連らしきスタンドアップの人がリッピングしていてうらやましかったけれど、まあ誰もいないうちに何本か「これが日本の波?」というほどのいい波を乗れたのでそれだけでもうハイになっていたしそのいい気持ちを混雑や適当な波で薄めたくなかったのでいったん終了。かなりの達成感を持ってあがってきたけどまだ6時半だった。早起きすると一日が長い。(稲村をチェックしに行ったらそれはそれはすばらしい波がレフともライトも割れていた。奥田さんがスタンドアップでレフトを攻めていた、あそこで波があるときにサーファーに混じって乗れるのは奥田さんのみ)
その後朝ごはんを食べ、のんびり疲れを取るために公園へ。そこからはさっきまで乗っていた波が見渡せるのだ。だからもしもすいてきたり風向きがよくなったりすればすぐわかる。
お昼前にふと見るとオンショアになってジャンクになりかけていたのにまた北風にかわりコンディションは良く、波は反対に潮が引いて朝よりいいくらいに見えた。そしてラインナップにはサーファーがたぶん15人くらいとスタンドアップが5人ほど。これはかなりいい!あわてて降りていって海に出たけど残念ながら出たころにはオンショアの風が吹いていた。仕方がないので近くのスポットへ漕いで行った。サイズダウンしあまり割れなくなっていたけど、昔から知ってるウインドサーファーで会ともやっててスタンドアップにもはまっている幸ちゃんともそこで会うことができみんなで楽しめた。
それにしても朝4時半のあの3本の波だけで、これから当分は幸せな気分がキープできそうなくらい、最高の波だったなあ。自分のふるさと、鎌倉にあんないい波があったなんて。そして普段はとても入れないくらいの場所だけ度胸はたまたま人がいなくて本のちょっと載らせてもらえたことに心から感謝。
Life is SOOOOOO GOOD!
2011-08-07
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