朝からあちちのお葬式のために横浜へ。
昨日思い切り泣いたので今日はちょっと落ち着いていることができた。亡くなったことがつらいわけではないのだ。反対にずっと彼女が天国のジージのところに行きたいと思っていたことを知ってるから、心から良かったね、と思っているのに、なぜ涙は出てくるのだろう。いろんな、本当にあらゆる思い出が次から次でとあふれ出てきて、そういう思い出に対してありガ等という感謝の気持ちから涙が出てくるのかもしれない。
私にとってあちちは両親と同じくらい、下手したらそれ以上に無条件の愛で何時も私も受け止めてくれた人であり、本当に本当に大事な人だった。
家でみんなに怒られて居場所がなくなるとすぐに隣のあちちの家に行き、そこの畳にごろごろしながら二人で何もせずにテレビを眺めたり昼寝したりする、そんな時間が幸せだった。それは私だけでなく、弟も、いとこの子供たちもそうだったと思う。子供たちの避難所、逃げ場のようなものだったかも。
それにしても何度考えてもこのタイミングで亡くなったことは彼女がセットアップしてくれたとしか思えない、彼女のお葬式には何が何でも来る気ではあったけれど、いったんマウイまで戻ってからではお金がなくて大変だっただろう。東北から帰ってきてマウイに帰るまでの3日間にぴったりあわせてお通夜とお葬式があるなんて、彼女が私のためにそうしたとしか思えないのだ。
「とんちはお金がなくてかわいそうだからできるだけ楽にこれるようにしとかないと、来ないかも」といいながら天国から見下ろしてくれてる気がする。
東北の疲れ、そして泣き疲れ、すべて終わったと気が緩んだのか、午後どっと疲れが押し寄せた。
仕事をしようにもどうにも目が閉じてしまうので一瞬昼寝してそのあと由紀ちゃんとお蕎麦屋さんへ。
前から行きたいと思っていたお蕎麦屋さん「梵蔵」は材木座にある小さなお店。最近ではミシュランのひとつ星レストランとなったことで知られるようになった。友達から聞いていて行きたいとは思いながらも忙しくていけてなかったのが、今回石巻のお祭りでも彼がお蕎麦を出すことを聞いて、やった、やっと食べられると楽しみにしていたのだが、おそばがおいしいだけでなく、その雰囲気と場所の空気もプラスしてもう最高のお蕎麦を味わせてもらった。お店で食べるのもいいけどはじめて食べたのがあのシチュエーションだったことはかなりラッキーだと思う。それもフリーでみんなとシェアしながら。
というわけで今回はじめてちゃんとお金を払ってご馳走になったけれど、味だけでなく店の雰囲気もとってもこだわりがあり、大好きになった。由紀ちゃんともいろんな話がノンストップ。みんな大変なのかもしれないけど、でも自分のしたいこと、やりたいことだったら頑張れる、やりたいことだからこそ頑張れるのだと思う。だからやっぱりやりたいこと、やるべきだと強く感じることをしていきて生きたい。
この一ヶ月生きるとか死ぬとかそんなことを考える機会が多い。ちょっとヘビーだけど、でも大事なことだからまじめに考えようと思う。
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