5時間ほどでホノルルからマジュロ到着、かなり気軽に行ける距離なのだが、あまり行く人がいないのはコンチネンタルが独占路線のためにチケットの値段を高くしているからだろう。本当に残念なことだ、LAより近いのにチケットは3倍くらいする。到着するとそこはもう13日。小さな国にやってきたなあと感じさせてくれる飛行場のゲートをくぐり、(マウイも最初に行ったときはこんな感じで、金網が回りにあるだけの飛行場だった)荷物を持ってホテルのシャトルに乗せてもらってダウンタウンまで。ホテルに泊まらないのに載せてくれるだろうか心配だったが、後半泊まるのならと快く大荷物を乗せてくれた。
ホテルから波止場までは目と鼻の先、大荷物をずるずる引きずって行き、無線でソフィーとコンタクトを取るとすぐにゴムボートで迎えに来てくれた。船の上でおいしいランチをごちそうしてくれああと、早速マジュロ環礁の端っこにあるアネモネ島へ移動。町から離れ一気にプライベート感が増す。とはいえこの島はマジュロのローカルやマジュロを訪れるツーリストが小さな船で遊びに来る公園のような存在の島(マーシャルではすべての島が個人所有で、勝手にあちこち入ることは出来ない)なので島には何人かのグループがシュノーケリングや泳いでいるのが見える。又マーシャルに停泊しているヨット人たちもマジュロの喧騒から離れてこちらで生活している人が何人かいるようだ。ソフィーたちも普段チャーターの仕事がないときはここで生活しながら船の整備に大忙しらしい。ここなら人も少ないし、部品や足りないものがあったらすぐマジュロにいけるので便利なのだ。
早速スタンドアップを出してきて回りを探検。ソフィーはスタンドアップに夢中で毎日時間さえあれば何時間も漕いでいるようだ。ヨットでの生活にスタンドアップは本当に便利、このおかげで毎回ゴムボートを出すことなく出かけることが出来るし、最高のエクササイズ。鍛え上げられた彼女の体はヨットの操作(ものすごい力と俊敏な動きが要求されることが見ているうちによくわかった)とスタンドアップの賜物に違いない。
ちょと漕いでいくと第2次世界大戦の名残、ゼロ戦が岸近くに沈んでいるのを見つけた。まだ形がしっかり残っていてコックピットもウイングもよくわかる。当時日本の統治にあったマーシャルではものすごい激戦が繰り広げられ、多くの悲しい歴史が残っている。日本からこんなに離れた、熱帯の小さな島々で若い命を落としたたくさんの兵士の人たちのことを考え、そして彼らの家族の気持ちを思わずにはいられなかった。今でも年に数回はここで命を落とした人の家族が訪れるツアーもあるらしい。
ゆるゆるとゆれる船の動きに体を合わせながら幸せな眠りに着く、このくらいのゆれなら船酔いも大丈夫そうだ。
2010-04-07
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