キャンプで二日ほどカイトしていなかったためアンドリューは再びカイト熱が上昇、朝早くからスコットを連れて出かけていった。
お昼ごろつくとすでにアンドリューはワンラウンド終えたところで、海でカイトをしたことがないスコットがちょうどボデイードラッグに出ようとしているところだった。かなり心細そうな顔をして、『なんだかまた風上がってきたんじゃない?』とか言ってる。アラスカの厳しい山々に登ったり吹雪の中何日も縦走したり、ヨセミテの岩壁を登ったりしてるくせにこんな平水面の何が怖いのか、と思うのだが、普段はタフな彼らがビビってるのを見るのはなかなか面白いものだ。スコットはボデイードラッグは完璧だったので、早速板を渡してトライさせた。スノーカイトはスキーでしかやったことがないのでボードに横に乗る感じがうまくつかめないらしく、ちょっと上がったかと思うとまたぽちゃん、そのうちものすごい吹っ飛ばされ方をしていたとはなれたけれどもそれでもまたボデイードラッグでいたを回収したりとがんばっていた、最後にスーパーマンのような飛ばされ方をしてボードとものすごく離れてしまい、私たちも笑いながら歩いて一緒にくだりカイトをキャッチ、そこからはアンドリューにバトンタッチで今度はアンドリューのアップウインドトレーニングとして彼がもといたところまでカイトすることになった。
結局最終的にアンドリューは4回出てスコットはものすごい吹っ飛ばされ方を10回以上は経験し、とんでもない距離をボデイードラッグし、いたを何度もなくしてはビーチを歩いたりして夜6時半ごろまで海にいたようだ。最後の最後に板が見つかって喜んで帰ってきたけどきっと明日は二人とも筋肉痛で大変なことだろう。それにしてもスコットは生まれも育ちもワイオミングの山で、海はほとんど経験がないというのに、しょっぱなからシュノーケル、サーフィン、スタンドアップパドル、そしてカイトとかなりハードにやり続けている、まるでウオータースポーツ・ブートキャンプだ。タフで、仲間の前で弱みをつかまれたくないからか、弱音は吐いてないが、かなり真剣なのは表情でわかる。
今日は珍しくカイトをする日本人カップルも登場、バハで一緒になるはずだったけど私が行けなかったのでお会いできなかったのだが、藤原さんと奥さんのマキさん。バハも常連でもう8回目だという。帰りにマウイに寄ったので、と連絡をくれ。カイトもウインドもサーフィンも楽しむアクテイブでとてもグローバルな雰囲気のあるお二人。普段は私とかおるちゃんと靖君しか日本人カイトボーダーがいないので、なんだか仲間が増えて嬉しい。一緒にカイトビーチでおしゃべりしたり、カイトしたりして過ごした。
私の腰はいまだに完全ではなく、なんだか中途半端なままでいて思い切りカイトもサーフィンもヨガも出来ずなんとなく欲求不満気味、立ち続けたり座ったりすると痛くなってくる。いつまでもうだうだして弱気でいるのはいやなのだが、またぎくっとやったら、思うとかなり慎重になってしまう。はやく治らないかな。
2009-08-23
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