2024-01-13

ラハイナレポート#18 9月19日 マウイ旅行でボランティアに参加して見ませんか?

ラハイナレポート#19 マウイ旅行でボランティアに参加してみませんか?




火災後の数日は本当に政府はどこにいるのって感じで全く物資が届かなかったりして、住民が住民のために動いている感じでしたが、一ヶ月以上たった今、被災者への支援はいろんなところでいろんな団体がやってくれています。

食事もあちこちで配給されていてその中には有名なシェフやホテルが開いてないためホテルのシェフとかが作ってるめちゃくちゃ美味しそうんメニューのものもあります。日本食レストランもお弁当サービスを週数日やっていて、日本人にとってはやはりご飯が食べれるのは嬉しいに違いないと思います。(私なら毎日豪華な肉料理よりもご飯にお味噌汁にふりかけ、とかのほうがいいかも)

物資も新品のものが色々手に入ります。そうはいってももしも自分が被災者だったらやはり毎食毎食ご飯をもらいに行くのは苦痛だと思うし、精神的にも辛いと思います。

私がサーフショップでいろんなブランドのウエアやボードをなくした人のためにボードを探したりしていても、そこにくることさえ気兼ねしている人や、何かをくださいとか無料でもらえるところに撮りにくるなんて今まで一度もやったことがなかったのに、とちょっと辛そうな表情を見せる人もいます。私の方から無理にもらってくださいとプッシュしないと何ももらわず帰ってしまいそうな人もいます。(そうかも思えば絶対自分では着ないでしょーっていうような新品のラッシュガードを何枚もとってバッグにぎゅーぎゅー詰めれるだけ詰めて持って帰るおばあちゃんとかもいたりしますが、まあそういう人はこんな状況の中そんなことして得してると思うなら可哀想な人だなと思うことにします)

もらえるとはいえ本当に必要なものがなかなかなかったり、でもなくても買うお金もなかったり、保険がおりるとはいえいつそのお金が入ってくるのかさえわからないと不安な気持ちと常に向き合ってるに違いありません。


今回多くの人がこれのおかげで助かったと言っていたのはそれぞれのvenmo(アメリカで一般的なお金を送るシステムでPayPalのようなもの)に直接寄付できるよう被災者のことを紹介しているインスタグラムでした。

とにかく大きな団体に寄付するといつ、または本当にそのお金が被災者に届くのかわからないということでできる限り直接困っている人の元に直接お金を送るのがいいというのは多くの意見で、実際私たちも自分のお金は本当に直接目の前にいる困っている人、そして親しい仲間に直接使っているのが現状です。そしてこの寄付を集めることを決めたのもそれに限りなく近い形でお金が使えるように、直接知り合いがいない日本人の人でも(直接知ってる人で助けたい人がいる人にはこの寄付に送らなくても直接その人におくったりしえんしたりしてほしいとつたえています)できる限りダイレクトにお金が困っている人のところに届くようにと始めたのだし、実際も周りを見て困っている人、そしていい仕事をしているけど資金が不足しているところになんの縛りもなく送ることができてとても助かっています。


インスタグラム@lahaina_ohana_venmo

被災した家族それぞれの紹介とストーリーがアップされその人たちに直接寄付ができます。読んでいると全ての家族にそれぞれお金を送りたくなる気持ちに襲われますがお金がないのでもどかしい、でも実際にみなさん10ドルでも5ドルでも全く知らない人からお金が届き、そのベンモでのお金がライフラインになっているという方もいます。

GoFundMeは私たちの利用しましたが、今回のラハイナ火災で今までの何倍も利用率が上がったのではと思うほど、ほとんどの家族がやっています。ゴーファンドミーで働いていた人がマウイの被災者全員のゴーファンドミーを集め、寄付するとその全ての被災者のゴーファンドミーに公平にお金が入るようなプログラムも作ってやっています。

個人的にはゴーファンドミーでお金が集まっていない家族下から順番にお金を送りたい気持ちです。お金の金額だけでなく誰かが寄付してくれるという行為、思ってくれているということだけでも励みになるのではと思うからです。

もう一つ心配なのはゴーファンドミーどころかコンピューターもSNSも一切関係ない生活をしてきた年配の方々です。寄付サイトをアップすることはもちろん、そんなものが世の中に存在してることすら知らずにお金がなくて困っているかもしれない。そういう方がいないことを祈っています。

Lahaina_ohana_Venmoはそういう方のためにスタッフが写真とテキストの内容をまとめてアップしてくれているのですごくありがたいと思います。



さてハワイ州知事は火災一ヶ月経った9月8日に、その一ヶ月後の10月8日にはウエストサイドも観光客にオープンにすると宣言しました。その後ソフトオープニングと言い直し、これが本当にたくさんの人の意見を聞いた上で9割型早く開いてほしいといく意見だったのでそうしたということでした。でも州知事が参加したミーティングで大勢の人が来たものと言ったら、一般の住民が入れなかったミーティングのことでしょうか?いろんなビジネスのお偉いさんとかがいたそうですが一般の人はシャットアウトだったと聞いています。


本当に被災者の方々、家は燃えてないけれど仕事がなくなったという人たちがのぞんでいるのであれば私も心から応援したいと思うのですが本当にそうなのでしょうか?

いろんな条件やルールの違いはあるとは思いますが私が聞いた限り被災者、被災していないウエストサイドの住民で10月8日に観光客がウエストサイドに入ってくるのを喜んでいる人は一人もいません。どちらかといえば呆れているというのが本音のような気がします。


もしも私が被災者の立場だったらまだ家のあった場所にも入れない状況ですぐ横で観光客がワイワイやってるのを見るのは傷口に塩を塗られるような気持ちになると思います。確かにラハイナ以外の被災していないウエストサイドのホテルやレストランは経済のためにも仕事をしたい人たちのためにもオープンしたい気持ちはわかりますが、その分を被災者がもう少し長く滞在できる場所を提供したり政府が援助してレストランの収入をカバーして被災者の食事提供にお金を出すことでなんとかならないのでしょうか?


とはいえこれはあくまで私の意見であり、他の意見もあるに違いありません。


そしてすでに数人の観光客はいるとのこと(ウエストサイドはクローズと言われていても特に道路でチェックポイントがあるわけでもないし入ろうと思えば誰でも入れます)

赤十字の住宅支援でホテルに泊まっている人がいうには赤十字の支援で止まっている人はホテルにいてもプールは使えず、フィトネスジムもダメ、そしてビーチアクセルもホテルのゲストが使えるところは使えないそうです。住んでいられる場所があるだけでもいい方ではあるとは思うけれど、閉じ込められている気持ちになるし、自分は全てを失って仕事もなくなり、部屋に閉じこもっているのに観光客がプールでワイワイ楽しそうにドリンクを飲んでいたら、あまりいい気持ちにはならないと言ってました。当然だと思います。

酷いはなしの中には被災者のための物資を配給する場所にどう見ても観光客然としたグループがワイワイと騒ぎながらやってきていろんなものを持っていこうとし、それだけでは済まず、「カラードグリーン(レストランとかで使われるようなちょっとおしゃれな野菜)はないの?と聞いてきたそうです」

それを聞いた時はハワイにもともとそんな野菜はないんだと思わず怒鳴りたくなったそうですが、そのほかにもダークツーリズムというネガティブで異常な観光を好む人もいるそうでそんな人がやってくるのではという恐れも話されています。ダークツーリズムというのは大きな被害にあった場所や戦争の跡地など死者や破壊された建物の跡地を訪れて写真を撮ったりするという観光です。そこまで悪趣味ではなくても例えばウエストサイドをオープンにしたら必ずラハイナの被災した中心地を見たいと思う人が入ってくるだろうし、禁止地域に入るまで行かなくても記念写真を撮ろうとするに違いありません。そんな時、その横で自分の家があったはずのところの瓦礫を片付けている住民の人はどんな気持ちになるでしょう?


マウイが観光で成り立っているのは誰もが知ってるところなのでビジターが戻ってきてほしいのは山々です。きてほしい、Maui is Open!という人と、Maui is Closed という人がいて混乱するという人もいますが私から見たら、ラハイナウエストサイドはまだ傷が癒てなく、復興は始まってすらいないのでクローズ、そっとしておいてほしい、あるいは支援してあげてほしい。そしてそれ以外のキヘイ、カフルイ、ワイルク、アップカントリー、ハイク、ハレアカラやハナはオープン、ぜひ遊びにきてたくさんお金を落としていってほしいと願います。


例えばマウイに来るプランがあるけど行きにくいなあと思ってる方がいたら、是非ともいらしてください。そしてもしもラハイナへの思いや支援したい気持ちがあれば、是非ボランティアに参加してみては、と思います。例えばマウイでファーム体験、マウイで暮らすように過ごしたいと思ってるから。ボランティアをして住民の方と一緒に汗を流したり、実際に被災した方々を癒すために話を聞いたりすれば本当の意味でマウイの良さを感じる経験ができることをお約束します。私も毎日本当に優しい人たちの心に触れ合い、マウイのコミュニティーの素晴らしさを実感させていただいてますから!ボランティアがきっかけで知り合い仲良くなった友人もたくさんできました。


ハワイ諸島から、メインランドからもボランティアの方々はいらしてくださってます、ハワイ大学ではスポーツ選手のプログラムの一環としてボランティア体験をしてやってきてくれました、体力あふれる若者たちが人生観の変わる経験ができたと言って帰っていきました。もちろん日本からのビジターでも何人もボランティアに来てくださってます、1日1時間屋に時間の作業のお手伝いでも心から皆さん喜んでくれるし、仲良くなれると思います。朝2時間だけボランティアやってあとは思い切り海や観光を楽しんでもらえたら、それは心に残るハワイ旅行になるのではと思います。もしもハワイに来るけどボランティアってどこに行けばいいの?とかちょっとだけやってみようかなと思う方があればいつでもこのレポートがんっているサイトやFBからお問い合わせいただければその時にできるボランティア活動諸々をご紹介できると思います。

観光全てが悪いわけでもなく、オープンにするのが悪いわけでもない、ただオープンにすると心無い人も何人かは入ってきてしまう可能性があるということなのです。どうぞみなさん被災者の気持ちに寄り添いながら、マウイの素晴らしい自然やホスピタリティーを満喫して素晴らしい旅をしてもらいたいと思っています。


と、ここまで朝書いてから街に出かけたのですが、友人とこのことについて話していたら、彼女の働いているFour Season resortでも全く同じような取り組みを始めているとのこと。マウイの最高級ホテルとして知られる4シーズンはコンセルジュというスタッフがゲストに素晴らしい旅のするためにおすすめの場所やツアーなどのインフォメーションをお伝えするのですが、今滞在しているお客様にボランティアガイドなどを配っているそうです。また週に一度有名なラハイナのレストランのシェフが作るディナーを提供し、そのディナーの収益は全てそのレストランで働いていた被災者に寄付するのだそうです。

みんなそれぞれクリエイティブにできることを考えてるのがわかります。今回いろんな人の素晴らしいアイデアや取り組みを見て本当にそう思うし、私たちチームもまだまだ色々できそうな気がします。


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